2012年11月13日

真如堂・秋 2012

なかなか紅葉だけを見にでかける時間的余裕がありません。

でも日々の忙しい暮らしの中でも、ちらっとでも紅葉を愛でたい。

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これは市立美術館の裏のモミジバフウの紅葉。

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ツィターの音が聞こえてきませんか?
(第三の男、、、なんちゃって)


急ぎ足で通り過ぎないといけないのが残念。


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黒谷さん(金戒光明寺)から真如堂へぬけましょう。


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文殊塔をめざしてこの階段をのぼります。


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途中で左折していつもの「墓場コース」。

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ここに眠る人たちはこんな紅葉を毎年楽しんでおられるでしょうか。

ほんに京都の紅葉は特別だといつも思います。
京都を離れていた間、その思いはさらに強くなりました。
湿度と寒暖差の大きさで説明はつくのですが、それだけではないような、なにかspiritualなものもあるような気がして。
(自分は科学者のはしくれだとは思っていますが)





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会津藩墓地で手をあわせて、(来年の大河ドラマの主人公、八重さんは会津出身なので、ここもまた賑わうかな?)



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真如堂へ。

正門からはいるより、このコースが一番感動する、、と私は思うのですが。


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雨の降る肌寒い日なので、観光客の姿もまばら。
こういうときを狙って来ることができるのがジモティの強み。[E:smile]





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まだ青い葉もあれば、真っ赤に色づいている葉も。
お堂からは間断なく鉦の音が聞こえてきます。

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うわ〜!
きれい!

まるで極楽浄土の散華のよう。


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猫広場(よく野良ちゃんが接客している)も今日は猫の姿がありません。
どこかあたたかいねぐらですごしていることを、こんな雨の寒い日には願わずにはいられません。


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おりしも真如堂はお十夜法要期間。
「この世で10日10夜善いことをすれば、仏国土で千年善いことをしたことに勝る」という『無量寿経』 からきた法要のようです。


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この期間、こんな白い紐が本堂につながっています。
これは「縁の綱」といって、本堂の阿弥陀如来様の右手とつながっており、これを握ることにより阿弥陀様に直接触れているのと同じ功徳があるとか。



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はい、早速握っておきました。



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本堂からの紅葉もみごと。


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茶所では、お蕎麦の河道屋さんが期間限定で店開き。
この寒さではあたたかいお蕎麦はさぞあったまるだろうなと後ろ髪引かれつつ、、、





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お見事なコントラスト。



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表門手前、向井去来が檀家であった覚円院へ続く道。


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逆行して表門から帰ります。

足早に通り抜けただけですが、来た価値はありました。

美しい季節です。
take my breath away です。


<おまけ>

御苑にも散華。


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posted by しぇる at 21:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする

2012年11月01日

清水茶碗坂〜五条通り界隈

真正面に清水寺の塔。
ここは京都観光の王道、清水坂。

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修学旅行生やら団体さんやら、たくさんの人でにぎわってます。

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でも清水さんではなくて、訪ねたのはこちら。

クラフトショップ朝日陶庵さん。

清水さんのちょっと手前の主に焼き物のお店。

(ちなみにこの近く、清水三年坂美術館はお二人の方にそれぞれ別にお勧めいただだいたのですが、残念ながら休館日にて、、、、[E:bearing])





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作家物から普段使い〜お土産物まで、焼き物を扱っているお店なので、あれこれ手に取りながら楽しめます。


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この日は付設のギャラリー、アートサロンくらにて開かれている、若い作家さんの個展へ。

以前、文博のアートマーケットでゲットしたこの作家さん(黒川正樹さん)の金属釉の背高片口が、とてもよかったので覗きに来ました。
さまざまなタイプの釉薬を使いこなしておられますが、一見金属のようにみえる黒金釉シリーズがいいですね。

ちょっとやつれた唐金のように見えて、手に取るとおもいがけず軽いというギャップがおもしろいし。
というわけで、茶室の花入に使える金属釉の花入(とっくりか?)を購入しました。










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清水さんはスルーして(もうウン十年も中に入っていない)、茶碗坂から東大路まで下ってゆきます。


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ここらは小高く洛中が望めます。

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茶碗坂から振り返ってみる清水さんの三重の塔。


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茶碗坂はお休みのお店も多かったですが、ぶらぶらと魅力的な器をガラス越しにながめるのも楽しい。


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清閑寺窯の祥平さん。
色絵がきれいな京焼茶碗で有名。
ひとつほしいなと思えど、ちとお高いのと、色絵は場面を選ぶから使うのはむつかしいし、うちの茶室にはちょっとマッチしないかもなあ。



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坂を下りきって東大路に面したところにある古伊万里のお店、青華堂さん。

ところせましと積み重なる器のあいだを、こわさぬよう気を使いながら拝見。

ぱっと見にいいな!と思ったのは赤玉瓔珞のおおぶりな蕎麦猪口。

これ煙草盆の火入れにしよう。
と言ったら「火入れなんかにつかったらもったいない!」と言いながらも、煙草盆をおまけにつけてくれた青華堂さん、ありがとう。[E:happy01]



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東大路から五条通へ。


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ここらは夏の陶器祭の時にいつもきているはずなんですが、露店がないとなかなか良い風情の町家が続くことに気づく。




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ここは人間国宝、故・清水卯一さんのお宅なのね。


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こんなろうじもあったのか。

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実はこの奥、浅見与し三さんの工房。
彼の茶碗は私も持っているし、心茶会の道具の中にもあったので、懐かしいお名前。


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真清水蔵六邸跡。これは初代かな。
蔵六さんも高麗系の茶碗が得意。




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川端通り手前には半兵衛麩さん。

ここの茶房では予約すると、麩料理の得意な京都ならではの麩をふんだんに使ったむしやしないがいただけるそうです。
いつかいただかなくては。



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隣接する建物の2Fではお辨當箱博物館(大名達が使っていたような蒔絵の弁当箱ですよ。アルマイトぢゃありませんよ)もあるんです。(無料)


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めったに歩いて渡ることのない五条大橋からは京都タワーが見えるんですねえ。
気づかなかった。


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鴨川を渡り、西岸にあるカフェefishさん。

なかなかスタイリッシュなカフェ(+雑貨)なんですが、残念ながらお目当ての鴨川ビューの席はとれませんでした。
鴨川を漠然と眺めるのではなく、大きな開放的なガラス窓に切り取られて見る鴨川がとてもすてきなんです。



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遠景ですが、その雰囲気が少しは伝わるかしら?



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お一人様でもゆっくりくつろげる雰囲気です。

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日替わりの実だくさんスープをいただく。


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このあたりの鴨川はまた雰囲気がちがいます。

南下しておもしろそうな建物がある、、、、と思ったら、そこはかの有名な五条楽園![E:coldsweats02]

はからずも足を踏み入れてしまったようです。
その筋っぽいお兄さんも歩いていたので、写真も撮らすそそくさと退散いたしました。[E:dash]


(五条楽園お散歩ルポをぽん様がお書きなのでリンクしとくわね。→
posted by しぇる at 22:33| Comment(6) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする

2012年10月27日

秋一日 佳日哉

東山がことのほか美しいこの一日。

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まずはお庭の手入れ。

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紅葉の影も、こんなところに届くようになりました。
日ざしが淡い。

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昨年は一つしか実をつけなかった薮柑子が今年はたくさん赤い実をつけて豊作。
うれしい。

さて、おでかけでおとずれたのはこちら。



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北村美術館の四君子苑、特別公開。

春と秋の数日のみこっそり(?)公開されています。
前回は枝垂れ桜の美しい春でしたが、今回は秋たけなわの四君子苑です。

P1010118(中は撮影できませんので、美術館のエントランスから)

北村謹次郎の邸宅で、竹中大工道具館の数寄屋大工展にも名前の出ていた名匠・北村捨次郎の手になる数寄屋棟と、吉田五十八の新座敷棟。

お目当てはもちろん数寄屋棟の二畳台目の茶室・珍散蓮。

いつもは中へはいれないのに、着物のおばさまの団体が中へ入って木下館長の説明をきいてはったので、自分もなにげにまぎれこむ[E:coldsweats01]

初めて洞庫の奥の水屋が格子越しに見えたし、お客さんが多いとき、襖を移動して少し広くできる、ということも初めて知った!(おばさまの団体様、ありがとう)


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美術館では、展示が「追憶の茶事」というテーマなので、だれかをしのんで?と思っていましたが、鎌倉の古刹、円覚寺の開山となった無学祖元禅師の墨蹟を中心に蒙古襲来のころをしのぼう、ということらしい。

ここの展示は茶事のながれにそった道具組がみられるので好きなのです。
懐石の道具がすごかったなあ。
向付ものんこうだったり、煮物椀は宗哲、焼き物鉢なんか重文だもん。[E:coldsweats02]







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美術館のあとはセットでおとずれる李青
さんでランチ。

つい先週、高麗美術館主催の李朝青磁・白磁の旅をしていたものだから、よけいにここへは来たかったんです。
(オーナーは高麗美術館創始者・鄭詔文さんの娘さん)


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李朝家具、白磁の壺、、にかこまれカヤグム(朝鮮の琴)のBGM、、、、ええなあ、この時間と空間。

朝鮮芸術、工芸の文庫も充実。

あ!
あれは!

木製の小さな人形は、韓国・利川でコレクションを見た、木俑ではないか!
ここでまた会えるとは。

木俑は、かつて韓国ではほとんどが土葬のため、棺をかついで運ぶのですが、その時棺の上にさしこんで飾る人形なんです。
最近はほとんど土葬をみないため、だんだん数少なくなってきているとか。


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お花は野の花を摘んで鄭さんがいけたもの。
さりげなく美しい。

たまたま同席した鄭さんの神戸の古いおともだちと、なぜか祇園祭の話題でもりあがる。
この55年間、いちどたりとも欠けずに毎年山鉾巡行を見ておられるとか。

なにより55年の間、事故もなく健やかで続けられたことを言祝ぎたい。
あやかりたいものです。



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ここで盛り上がりすぎて灰型教室に遅刻。
ごめんなさい。


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なので灰型の写真、忘れてとれず。(庭の写真をかわりにおいておきます)
今回も向山に挑戦。

この日は調子があがらず、いまいち、いまに(?)くらいのでき。

野暮用のあとは、この日スタートした岡崎ときあかりへ。
P1040497これは近代美術館。市立美術館とともに期間中(明日まで)は8時まで開いています。


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昨年も楽しみました。




新しく復刻完成した東京駅のオープニングですっかり有名になったプロジェクション・マッピング、実は昨年初めて見たんです。ちょっと感動しました。

幻想的なBGMとともに、少し寒い中、恋人同士が手をつないだり、家族が肩寄せ合ったりして、あ、もちろんおひとりさまでも、シュールな映像を楽しめます。

昨年も背景になった市立美術館だけでなく、今年は図書館も参戦。
クラシックな建物にとてもあうのですね、この手法。

それでは静止画像ですけれど[E:coldsweats01]、幻想的な景色をお楽しみ下さい。










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図書館側に移動して、、、、
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図書館もお花だらけ。

見上げると、十三夜に一日足りない月が平安神宮の大鳥居の上に。

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佳き一日哉。
posted by しぇる at 23:06| Comment(6) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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