2011年09月12日

十四日の月〜京都府立植物園・観月の夕べ

今日が仲秋の名月、今年は文字どおり満月なんだそう。
(例年、十五夜がかならずしも満月ではないらしい)

いまごろあちこちで優雅な観月の宴がくりひろげられているだろうなあ、、、、とうらやましく思いつつ、お仕事に励む。

その代わりといってはなんですが、昨日十四夜のうちに名月を愛でてきました。
この日無料開放される京都府立植物園にて、名月鑑賞の夕べ。


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植物園も京都に再移住してからは初めて。
昔は未就学の幼児だった子どもたちを、日曜毎に連れて行った懐かしい場所。
(お金かからないし、自動車はこないので安全だし)



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そして、、、P1130091

異次空間へ連れ去られそうなくらい真っ暗。


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行列が、、、、と思ったら、望遠鏡で「名月を見よう」というイベント。


さてさて、暗闇に目が少し慣れると、月明かりの影がくっきりと見えるので、見上げてみました。
まあ、ごらんください。

さやけし、月のあかりを。(BGM:虫の音。植物園だけあって耳がいたくなるほど盛大です)




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(月の画像のみ、デジイチです)


この日、昼間の京都は真夏なみの猛暑でしたが、だからこそ、隈なき月は実に涼しげ。
暑さの中にも秋の到来を告げているようです。


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中央の大芝生ではにぎやかなイベントが。

ハンドベルの演奏もあり、みなさん、あちこちのベンチに思い思いにこしかけ、聞き入っておられます。
暗いので、どのくらいの方がおられるのかわからなかったのですが、、、ふとみると、、、


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う、、うわあ〜、、
大芝生をうめつくす大勢の人!

こんなにみなさんおいでになってたんですねえ、びっくり!
ああ、そうそう、こんな方も。




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ご存じない方はこちらを見てね。



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月明かりでかすかに咲いているのがわかった白萩をフラッシュで撮ってみました。


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帰りの北大路のバス停にも名月。

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家の近く、二条通りの日蓮さんの上にも名月。


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すすきもお団子もお供えできなかったので、亀廣保さんのお干菓子のすすきで一服。

京の明月は一段とうつくしおすなあ、、、(ああ、無理がある京ことば)


posted by しぇる at 22:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

柳馬場通り〜京うちわ・阿以波〜菜根譚でランチ

「寺御幸麩屋富柳堺(てらごこふやとみやなぎさかい)、、、」で、やっと京都の南北の通りの名を(半分)覚えました。
(寺町、御幸町、麩屋町、富小路、柳馬場、堺町、、、)

この日は柳馬場(やなぎのばんば)通六角下ル、京うちわの老舗阿以波さんへ。


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今でこそ、きれいな透かし団扇で有名ですが、創業は元禄2年(!)、もともとは絵師による手描きや、木版による絵団扇を作っておられた老舗なんです。

先日お茶のお稽古に行きまして、床飾りが阿以波さんの木版の団扇だったので、「こんなのも作ってるんだ。」と思ったら、こっちの方が歴史が長い、、、と知ってびっくり。

団扇が実用としては使われなくなっていった時代に、透かし団扇を主力商品にしていったのは、先代〜当代なので、歴史は浅いにもかかわらず、いまでは立派な阿以波の代名詞になっているんですから、これは「ルソンの壺」もの、ですよ。
それもこれも、長い歴史と伝統の技を守ってこられた確かな技術あってこそですね。

お客さんが他におられなかったのをいいことに、あれこれ色々手にとってみせていただきました。
例の木版の団扇もありました。
大和絵のきれいな物で、それ1枚で70もの版木を使っているとか。
お値段も、、、10万円前後[E:coldsweats01]

透かしの団扇も、作家さんが作った胡粉の置き上げの菊だとか、螺鈿を使った秋の虫とか、紙に漆を塗って仕上げた物とか、兎を日本刺繍で刺したものとか、、、、、買う買わないに関わらず、女将さんの対応もとても感じが良くて、ついついあれこれと、、、、もうめいっぱい目の保養をさせていただきました。

ただの透かしだけではなかったんですねえ。
もう伝統工芸の粋を凝縮した美術工芸品、というべきでしょう。
手の込んだ物は10万以上しますし安くはないですが、美術品と思えば納得です。

本来のあおぐ目的の3000円くらいのかわいい団扇もありますよ。
(え〜、、、私は実用の団扇としてはビールの宣伝用のタダのものを使っとりますが、、、[E:coldsweats01])










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包装紙がまた良い感じ。
うちわ双六になっていて、上がりが「名代京うちわ江月堂」。

江月堂は七代目(現在は十代目)さんが大徳寺のお坊さんから賜った店名だったそうです。

さて、阿以波さんを出て、2〜3件北に行くとこんなお店が。


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菜根譚
この堂々たる町家にひかれてランチをここですることに決定。

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店を入ったところに立派な、しかも現役のおくどさんが!

もともとこれは通り庭にあったものを、実用にするために玄関の間へ移動したんだとか。
いまでも湯気を上げているところがうれしい。

何でもこの町家は築100年以上、なるべくよけいな手をいれないように改修したとのこと。

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階段の奥にはバンダジ(李朝家具が!)

古い町家の作りと、なんと李朝家具まで楽しめる(どちらもわたくしプチ・フリークなんですの)空間になっているではありませんか!
心の中でブラヴォーをさけびました。



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火袋もそのまんま[E:lovely](前からいっていますが、火袋フェチです)



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ちらりと見えた坪庭!


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おお〜!
ええ感じや〜!

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さすが鰻の寝床で、通された部屋は奥の奥の奥。
これはお隣との間の通り道かな。

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位置的には蔵だった部屋でしょうか。

この窓の格子がね、これ多分李朝時代の扉。

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こういうふうに、周りに板をつけたして、ドアにしてしまっているのもありですね。



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バンダジに鎮座する白磁。


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李朝の棚。

確信して李朝趣味を貫いているわね。
こういう手法はもしかして、、、と、思ったら、やはりこちら際(きわ)コーポレーションのプロデュースだったんだわ。

室町の膳處漢ぽっちりになんとなく雰囲気にているもの。

、、、、で、いつも肝心のお料理が最後になります[E:coldsweats01]






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菜根譚の日替わりランチ1200円。
右上の東坡肉がやわらかくておいしかった!まんなかのは茄子の田楽。
さすが菜根というだけあって、お野菜がふんだんにいただけるのがうれしい。

目もお腹も満足して家路につきました。
ほ〜[E:smile]
posted by しぇる at 22:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年09月03日

祗園で用事をすませたあとは

所用あって、祗園界隈へ。
用事をすませたあとはぶらぶら。

京都に住んでても意外と四条通のアーケードを歩く機会は少ないもの。
ものめずらしげにあちこちの店をのぞく私は、りっぱな”京都在住”観光客ですの。のほほほ、、、



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南側に仲源寺を発見。

目病み地蔵とも称されるこのお寺は、祇園祭の時、神輿洗い式のご神水を一時預かるお寺なんです。

まあ、それだけのことなんですけれど、、、
最近老眼もすすんでるし、お参りしとこ。

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有名なお茶屋さん、一力の犬矢来。

よく見ると、痛んだ物だけをとりかえているのね。
竹の色が新旧とりまぜ。
ここらも京都の始末、、ってやつかしら。


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そうそう、真夏に行って、すごい行列で諦めた鍵善さんのくづきり、食べておかねば。
この日は涼しくて、くづきり日和ではなかったのですが、それでもいいですねえ、この涼感は。

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東山縄手の、たる源さんの器ででてきます。
注文を聞いてから、葛粉から作るそうです。
黒蜜につけても旨し、そのままでも旨し。



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昔は虫籠窓のある厨子二階でいただいたのですが、いつのまにか1階が喫茶スペースになっているんですね。
お蔵の前の坪庭がいいかんじです。

こちら表の売店コーナーでは、黒田辰秋作(京大近くの進々堂のテーブル作った人ね)欅の拭漆のりっぱな棚があり、必見です。


さて、最後にこちら。



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芸妓さん、舞妓さん御用達の和装小物のお店、幾岡屋さん。

なんでも2代目さんが祗園の芸妓さんで、桂小五郎の奥さん、幾松姐さんと懇意だったため、「幾」の一字をもらったとか。
幕末創業だったんですね。

舞妓さんの髪飾りや、団扇、手ぬぐい、花名刺、紅などなどをあつかっておられます。

実は京都に住む前から、是非手に入れたいなあ、、と思っていた舞妓さんの大かんざしがあったのです。

ご存じのように月によって舞妓さんの髪飾りはかわるので、表のショーウインドウに飾ってあったのは、今月9月の「桔梗」かんざしでした。
その一つ前、8月のが欲しくて、、、、


これはなんだかわかります?



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正解は「すすき」。

旧暦で8月はもう秋ですからね。
12ヶ月のかんざしの中で唯一金属でできているので、頭に刺さる、と舞妓さんには評判悪いそうですが。


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横から見るとこんな感じ。
後ろについてる丸い部分はなんなのかしらね?

このシンプルな造形は他の花かんざしみたいにごちゃごちゃしていなくて、少し抽象的で、出色のデザインだと思うのですが。
他にもピンク色がかったのや、ラメがかったのもあって、参考までに、と見せて下さいました。

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で、こんなふうに頭の飾りに、、、、


おっとっと、、、
そうではなくて、、、(お目汚しスミマセン)



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本物のススキのかわりに玄関などに飾ろうと。
posted by しぇる at 20:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする
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