
いきなり「現代(ヒュンダイ)」。
いわずとしれた韓国車のトップメーカー。
いやあ、これも経済の勢いを象徴しているようでりっぱやなあ、、、、

15世紀初頭に朝鮮王朝の離宮として(後には王宮として機能)建てられた昌徳宮の門の屋根。
西遊記の登場人物の形の人形がのっています。
鍾馗さんのようなもの?

この隙間のないペイント。
日光東照宮はこの影響をうけているのかしら。
当初、王宮として建てられたのは、昌徳宮より古い景福宮。(時間の都合でこちらには行けず)
これは豊臣秀吉の朝鮮出兵によって全焼したのだそうな。(のちに何度も再建)
景福宮正門はソウルのシンボル、光化門。
植民地期には朝鮮総督府がこの門の取り壊しを検討したが、なんと柳宗悦らの働きかけで、それを免れたとか。
ここでも柳の足跡にいきあたるとは。

光と影の美しさ。
日本ならさしずめ書院障子、、、、というところか。

窓を開け放てば、自然と一体化するここち。

窓という額縁に切り取られた白い躑躅。

王宮をあとにして向かった別名骨董街、仁寺洞(インサドン)の、ここもかならず立ち寄る韓国茶カフェ、傳統茶院。

こちらももとは大きなお屋敷。

こちらの李朝家具もすてきなんです。

いただいたのは柚子茶とならぶ、韓国茶の巨頭(私がいってるだけです)、「水正果(スジョンカ)」。
シナモンの香りの甘いお茶で干し柿がはいるのがお約束。
これは自宅でも作れると聞いて、シナモンスティックを買ったまではよかったが、、、、
そのあとなんとなく作れてないのよね、、、
このあたり、陶磁器を扱うお店も多いのですが、そこそこの工芸店で、ぱっと見た目にいいな、と思うような写し茶碗(粉引や刷毛目、三島、なんと井戸まで)があったのですが、、、
よく見ると、どうみても日本で大名物、国宝クラスの高麗茶碗に明らかに似せてあるのです。
釉薬のかけ残りの形が有名な国宝粉引茶碗を意識しているのですが、ちょっと稚拙だったり。
井戸の高台の梅花皮(かいらぎ:釉薬のちぢれで鮫肌のように見える部分で井戸茶碗の見所になっている)を無理矢理似せてるけど、まったくの別物になっていたり。
似せようとしていなければいいお茶碗なのにねえ、、、お値段も手頃だし。

仁寺洞の乾物屋さん。

臼の踏み石。なにもこんなにぎょうさん集めんでも。

韓国菓子をうる屋台。手前の茶色いのは飴のかたまりです。
これとパフ状にした穀類を、混ぜ合わせてお菓子にして売り物に。

「チャングムの誓い」で料理指導をした方がプロデュースされたレストラン、「宮宴(クンヨン)」。
こちらでは宮廷料理をいただきました。

宮廷料理は、庶民の韓定食より洗練され、唐辛子をあまり使わない薄味が特徴とか。
このように、チマチマでてきます。
見た目にはとても美しく、味もマイルドでおいしいのですが、いかんせん、パンチに欠けますわ。
なにより、量に不満あり!

ホテルの結婚式会場で目撃したお祝いの花輪。

こちらは6年ぶりの東大門市場。
大阪で言えばセンイシティ、その規模の大きい版。
衣料に関するものなら厖大な物量を誇ります。しかも超安い!
明洞など、おしゃれな町中ではついぞ見ない、ごくごく普段着の地元のおっちゃん、おばちゃんがいて、活気にあふれたアジア〜な雰囲気があって、ここはまだ昔と変わっていない、と安心。

ベルト屋さんはこのようにベルトだけ。しかも半端な数じゃない。
傘屋さんは傘ばっかり、帽子屋さんは帽子だけ、ネクタイ屋さんはネクタイだけ、、、というお商売の仕方。

こちらはチマチョゴリのお店。生地も売っています。
きれい[E:lovely]

こちら焼き魚横町といわれる、生け簀の魚を目の前で焼いて食べさせてくれる庶民の食堂街。
良い匂いです。
さて、なんで韓国に4回も行くか?
実は韓流ドラマ、、、ではなくて、食べ物!
コリアンフードは私の味覚のツボに真正面ストライクなんですわ。
それに韓国料理は、お野菜が案外たくさんいただける料理でもあるのです。
下降していた食欲も、不思議と韓国料理を食べると一気に爆発。
食べ過ぎると普段は○痢ピ〜になるのに、全然、そんなことなくて、めちゃ胃腸は快調。
そして今回の旅でいっちばん感動的においしかったのはこれ!

まるごとの鶏肉を豪快にハサミで切って、鳥のスープといっしょに煮込むタッカンマリというご馳走。

これをコチュジャン(赤い辛いやつ)などの調味料、薬味でいただくのですが、んまいのなんのって!

うまさの秘密はこのタレにもあると見たのだが。
というわけで、ますます韓国料理の深みに、ずぶずぶはまっていく、、、、のでした。
こりゃ帰ってからも鶴橋(韓国料理、特に焼き肉屋さんが林立している大阪のコリアンタウンのようなところ)あたりへいかなくちゃ〜。