2008年03月21日

李朝家具・集

今回の旅の目的
  娘→喰う!ひたすらうまいものを喰う!
  私→喰う!、、、いやちがうっ!
    美しい李朝家具を本場で見る!、、、、、、、だ。



で、今回のソウルのあちこちで見かけた李朝家具(朝鮮王朝時代、官僚階級である両班たちが使っていた家具)を集めてみました。


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私も求めた →こちら ポピュラーなバンダジ。上に乗っているのはアンティークの薬研。


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トンケ(銭函)
上に乗っているのは鍋?古民具でしょうか。



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名称は知りませんが、かなり頑丈で木の材質もいい物だと思いますが、これと同じ物が
あーとさろん宮崎にあった、あった!→http://blog.kansai.com/cheruprifre/229


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朱の小盤(ソバン)

ソバンは上の台が12角形で、木地が見えている物が多いけれど、こういう朱塗りで花びら型のもあるんですね。きれい!


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これは仁寺洞の伝統茶院においてあったものだけれど、町家の水屋箪笥にどことなく似てますね。



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これもトンケ

ローキャビネットとして重宝しそうです。

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二層の箪笥

中に比べて間口が狭いので、使い勝手悪そうだけれど、どういう風に使っていたんだろうかしら?


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これは仁寺洞の骨董家具屋さん。

仁寺洞は観光地なので、多分値段もやや高めと思われるので、外から見るだけにしましたが、どっちみち鍵がかかって中には入れませんでした。


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ただこのお店の入っているビルの中庭がいい感じに造られていたので、ちょっと写真を。
この右はしに見える井戸は本物か、偽物かわかりませんでしたが、いい景色です。



さて、ソウルの東、やや郊外にアンティーク家具をあつかう店があると聞いたので、足を伸ばしてみました。

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地下鉄の踏十里(ダッシムリ)駅で下車、徒歩5分くらい。
ここまでくると、観光客はほとんど見かけません。

(地下鉄駅の表示も漢字はひっそり小さく書かれていて、ハングルが読めないと地下鉄乗るのもちとツライ。)


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このあたりは、骨董屋さんが軒を連ねているらしく、日本で言うなら石灯籠や臼、つくばいみたいな物がたくさん道に面して並べられています。



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目指したのは李朝家具アンティーク専門の長安堂



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店の中はこんな感じで、所狭しと、バンダジあり、トンケ、モリジャンあり。


店主さんが一人、英語も日本語もちょっとしかしゃべらないので、筆談と身振り手振り、、、でもようこんなんで話通じたな、、(^_^; とあとでしみじみ感心してしまった。

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値段をきくと、だいたい日本で買う半分から3分の1!
確かに安いです。


でもいくつもあっても置き場所がないし、そんなにあってもしょうがないので、日本までの送料や税関での手続きを考えても、どうしてもほしい、と思う物があれば買おう。と、思っていたのです。

あーとさろん宮崎で見た、すてきなモリジャンの写真も持っていきました。
似たようなちょっといいな、と思う物があり、値段も3分の1以下だったのですが、、、、。
オリジナルな物でありながら、金具がぴかぴかだったのがもう一つひっかかりました。
日本ではあまりぴかぴかなのは好まれないし、「手ずれ」といってむしろ使い込まれた黒ずみが珍重されるのです。
韓国ではむしろ黒ずんだ金具を磨いて輝かせる方が好まれるのかも、、、

モリジャンの写真をみせたら、これは金具を取って改造した物ではないか?(多分、そう言ってたんだと思う^_^; 不確かだけど。 )と。

でもせっかくここまで来た記念に、日本で買った3分の1の値段のソバンを買うことに。これは小さいし、場所をとらないから2〜3個あってもいいしね。

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身振り手振りで飛行機に積めるようパックしてくれ、と頼んで、がっちり梱包してもらいました。

今回の収穫、大物ねらいで結局竜頭蛇尾的なお買い物になっちゃいましたわ(^◇^;)

この箱をぶら下げてふたたび町中へ帰って仁寺洞を歩いていると、

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古銭やアンティークの食器、怪しげな石像なんか売っている骨董屋さんの店先に、バンダジが、、、。

もう値段はチェックしませんでしたけれどね。


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私とともに無事帰国したソバン。

奥のが以前買った物、手前のが新しいソバンです。木の材質は違って、前もとめた物よりは明るい色です。こんどはなにを飾ろうかな〜[E:heart]


2008年03月19日

三清洞(サムチョンドン)part2

昨日に続いて、今日は閑静な伝統的お屋敷街、三清洞散策中、出会ったすてきな場所のご紹介。

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伝統茶店、チャマシヌントゥルの入り口。
普通の韓屋をすてきなお店にされています。


ここでは、韓国伝統茶の他に中国茶、紅茶などたくさんの種類のお茶が飲めるのです。


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入り口をはいると、いきなり李朝家具、バンダジがおでむかえ。
なんてすてきなアレンジなんだ〜![E:lovely]

これは参考になる!


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奥の方には小型の家具、銭函(トンケ)?
これもすてき[E:heart]



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ここは中庭を囲むようにいろんなテーブルがしつらえてあって、朝が早かったせいか、他にお客さんいなかったので、お好みの場所に座れました。



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伝統的な陶器(いわゆる高麗物?三島や青磁、刷毛目など)も展示してあります。
お茶人さんなら1つはほしいと思うもの。




高い天井が開放感ありますが、もともとの韓屋がこういう吹き抜けになっているのか、改修してこうなっているのかは、知識がないので知るよしもありませんが、、、


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こういう小部屋もあります。
窓の装飾が美しい。



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中庭。
京町家でいえば、坪庭にあたりますね。


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いただいたのは私は伝統茶の五味子茶(オミジャ茶)
娘は中国茶のジャスミンティー
器もかわいい。

カボチャの種のおつまみと、韓国の干菓子(おこし系)付き。
五味子茶は甘、酸、苦、塩、辛の5種の味がする、という意味らしいですが、甘くて酸っぱい、、くらいしかわからなかったです。でも後味さっぱり、でおいしかった。

ここをあとにして、さらに散策していると、小さい博物館が。

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中には入りませんでしたが、典型的な造りで、韓屋の中はだいたいこうなっているのか、とわかります。

半開きの戸から眺めると美しいたたずまいです。

ある石段の前に来ると、現地のおばちゃんが日本語で
「ここは”冬のソナタ”でヒロインのお家の撮影に使われたところですよ。」
と教えてくれました。(見てないから知らんけれど、、、)
「韓国スターで誰が好き?」
と聞かれましたが、ペ・ヨンジュンしか知らないので、そう答えておきました。(^_^;
おばちゃん、ごめん。もっと知ってればよかったんだけれど、、、

そのヒロインのお宅のすぐ近く、

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ここも韓屋を利用した韓尚洙(ハンサンス)刺繍博物館
人物は娘でございます。


日本で言えば韓国伝統刺繍の人間国宝のハンサンスさんの作品や、刺繍のアンティークのコレクションが展示されています。

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コレクションを見ていると、係の人がコーヒーと餅菓子を持ってきてくださったので、床に座って韓屋の中でちょっと休憩。

ほの暗い室内から春の日差しに輝く庭を、美しい意匠の扉越しに見るのは、至福のひとときでした。



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この展示コーナーに入ったとたん、うるわしい色の洪水に圧倒されました。
すべて緻密な手刺繍で装飾された家具の数々。



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この薬箪笥の小さな引き出しひとつひとつにも刺繍が施されています。
日本刺繍と技術的にはそう変わらないと思いますが、デザイン、色彩が大陸風です。



Pz5pb98p アップにしたところ。


韓国の風土によく似合い、そして大陸の文化を根底に持つ、日本人の心にもなぜか懐かしくなじむものだな、、、と思いました。

  →まだまだ続く韓国編。しばらくおつきあいください。(^^ゞ
posted by しぇる at 23:22| Comment(6) | TrackBack(1) | ソウル2008 | 更新情報をチェックする

三清洞(サムチョンドン)はソウルの小京都?

まずは、帰国のあいさつがわりに、

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衆目を驚かせた焼失した国宝南大門。
今はご覧の通り、囲いに覆われて見ることは出来ません。
修復に時間がかかると思われます。残念なことです。



パスポートを見てみると、前回ソウルに行ったのが4年前。その前がこれまたその4年前。閏年になるとソウルに行ってる勘定に(まあ、偶然だけど)
4年前と較べると、狭くて舗装がなってなかった道がきれいに広くなり、所狭しと町の目抜き通りにも林立していた屋台の数が減って、地下鉄の駅もクリーン。猥雑さがなくなり、きれいな町になったなあ、、という印象。

かつての町と変わっていないところもいっぱいあって、懐かしかったけれど、お気にいりだった骨董街、仁寺洞(インサドン)。
昔は露地にはいると古いお家がたくさんあって、閑静な雰囲気でしたが、今はもう露地の裏々までびっしりレストランや雑貨店やらいっぱい。
観光客(主に日本人)もびっしり。(×_×)

ところが、以前はまったくスポットのあたっていなかったエリアが今人気だそうです。場所は仁寺洞の北、景福宮(昔の王宮)の東に広がる三清洞(サムチョンドン)エリア。
ここは表通りにはすごい勢いでいろんなショップが出来ていてにぎわっているが、面白いのはここから一歩路地にはいったエリア。


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ここは朝鮮王朝時代からのお屋敷街だったところで、伝統的な家(=韓屋:ハンオク)並みが残っている場所。


北村(プッチョン)エリアともいうらしい。


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<門の意匠1>
(お屋敷の門がとても古くていい感じなので集めてみました。)


表通りの喧噪がうそみたいで、観光客もほとんどみなかったし、しかもこの日は日曜だったせいか、住人の方にもあまり会わなかった。
(もちろん、この韓屋はほとんど現役の住居なんですが。)
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迷路みたいないりくんだ人通りのない小路を歩くと、し〜んとして、時折甲高くなく鳥の声だけが聞こえて、まさに朝鮮王朝時代の世界にタイムスリップ!


韓国時代劇の世界です。(”チャングムの誓い”くらい見とけば良かったな。)

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<門の意匠2>
電気のメーターかなんかが生活感あります。
(^_^;


けれど、この町並みはかつて破壊される寸前だったそうな。
それを韓国政府の町並み保存プロジェクトが救って、整備され、今のような伝統家屋エリアが残ったそう。
う〜ん、どっかで聞いたような話だな〜。
そうそう、ちょっとゆるい規制の”景観保護条例”、、、、
壊されたら二度と戻らない町並みの価値に気づく人は気づくのね。
韓国のは自治体ではなくて、国を挙げてのプロジェクトだからかなり積極的に町並み保存に介入してるよね。ごく一部のエリアだけれど。


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目に付く感じのいい韓屋や、通りを選んで気の赴くままに歩いてとてもいい気分でした。
迷子にならないかって?


それは大丈夫!
なぜならここらは坂に沿って家が建っているので、迷ったらとにかく坂を下る方向に行くとまちがいなく地下鉄安国駅にたどりつきます。

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<門の意匠3>


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ただこのエリア、やはり駐車場には苦労しているよう。



京都もろうじの中など、駐車はまず無理。
でもコンパクトな町、京都と違ってソウルは広いし、車は必需品、ってお家も多いでしょうね。当然、狭い道に路上駐車ですわ。
これがちょっと景観をそこねてましたが、、、。
でも大きいお屋敷の前にはやっぱりでかいベンツなんか停まってました(^_^;


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<門の意匠4>
差し押さえの札ではありません。
おめでたい文句(大吉とか)が書いてあるのです。



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ところどころで多分住人はもういないだろうと思われる廃屋もありましたが、なかにはひっそりと隠れ家的な伝統茶店などに再利用されている所もあるようです。


これも京都の町家事情に似ていますね。
ただここはお屋敷街なので、あまりはでな商売はできないよう、規制されているのかもしれません。
できれば閑静なままのエリアであってほしい。
(仁寺洞はもう、観光化されすぎ!)


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<門の意匠5>
金具の使い方が李朝家具のそれに似ています。



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<門の意匠6>



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そぞろ歩きを楽しんだ後、見晴らしのいいところに出ると、遠くに景福宮の屋根が見えました。
あ〜、気持ちよかった!
posted by しぇる at 00:44| Comment(4) | TrackBack(0) | ソウル2008 | 更新情報をチェックする