2009年11月06日

京都紅葉情報

京都紅葉情報、としましたが、京都にお住まいの方はスルーしちゃって下さい。

なにしろ日々刻々とかわる紅葉をもう十分楽しんでおられることでしょうから。

今年の京都の紅葉状況はどうなのかしら、、、とやきもきされているよそさんへ、少しですが参考になれば、、、と。


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例の野村美術館へぬける「けもの道」です。

楓の枝の先がほんのり紅葉しています。


ほんの2週間ほど前、両親と来たとき(→☆)と比べてなんだか変わってる、、、、。

おおっ!ススキなど疏水べりに繁っていた草がきれいに刈り取られているんだわ。

<参考画像>
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*    *    *






このけもの道を通って、南禅寺の西側の門をくぐる。

休日なので観光客がいっぱいかな〜とびくびくしていたのですが、さすがに紅葉にはまだ早いと見えて、(それに寒波到来で寒かったし)あまりいません。

紅葉の真っ盛りのすごい人混みをしっているだけに、少し季節を外していった方が楽しめるかもしれません。

まだ浅い紅葉も美しいものですし。






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行きましたのはこちら、天授庵。

南禅寺はかつてのホームグランドだったのに、去年までここ、知りませんでした。

前から公開してたかなあ、、、意外と(紅葉の季節以外は)地味だし、見落としてたかしら、、、。

昨年、nnya様がブログに書かれているのを見て、これは行かなくちゃ、、、と思っておりました。



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本堂の前庭です。

少し早いですが、それでも十分美しい紅葉が楽しめます。


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遠景はやや紅葉が浅い。

本堂前にすわってじっと紅葉と心静かに対峙、、、、、、、、だめ〜、もうさぶいっ!!

(この未熟者めが!)

この本堂には長谷川等伯の襖絵があるそうですが、残念ながら非公開。

本堂をぐるりとめぐって書院南庭へ。


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いたるところに秋明菊が群れており、こちらは珍しい八重のもの。

書院南庭はがらりとかわって池泉回遊式庭園です。


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八つ橋。こちらの楓はまだまだ青いままです。

天授庵を出まして、まあ南禅寺に来たらこれに挨拶しとかなきゃ。


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水路閣。

こちらの楓もほんのつま先だけ赤いです。

南禅寺をでまして、かの有名な、、、


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瓢亭さんの前を通って、、、、、

高台寺・和久傳さんでの食事の後は高台寺夜間ライトアップ!

しんしんと夜は冷えましたが、この景色をみたらね、寒さなんて忘れます。



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夜の写真がうまく撮れないのが残念です。

特に臥龍池にうつる絶景、逆さ紅葉は再生してみるとさっぱりきれいに写っていません。


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まあ、さやけき十五夜の映像はなんとか撮れましたので、見てやって下さい。

もっと紅葉がすすむとさらに美しい景色が見られるでしょうねえ。(でもきっと人もいっぱいよ〜)


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方丈前の美術的照明作品は毎年かわって楽しみですね。


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夜の傘亭、時雨亭、の脇を通って竹林へ。


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紅葉もさることながら、ライトアップって竹林が一番似合うような気がしませんか?


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上を見上げると、、、、さやさや竹の葉ずれが聞こえました。

あれ?紅葉情報でしたよねえ、、、[E:coldsweats01]

まあ、そういうわけで、京都の紅葉を楽しみになさっている皆様、3日の紅葉はこんな感じでしたので、あとは日を計算しておいで下さいね。


posted by しぇる at 21:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 京都にて | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

高台寺・和久傳

とても冷え込んだ京都の宵です。

こんな所にいました。

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祇園は石塀小路の夜景です。

場所柄どことなく艶っぽい雰囲気です。


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ねねの道、楽茶碗の和楽さん(川嵜和楽)のお店。

ちょっと心惹かれるお茶碗が手頃な値段であり、ガラスにへばりついて中をのぞいておりました。


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八坂神社へもお参りを。

提灯のお店の名前をみるのも楽しみの一つです。誰もが知ってる有名な店もあれば、通だけが知ってるお店もあって、、、


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この提灯の中にこれから行くお店の名前もあります。


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打ち水された玄関先。




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玄関を入ると目も覚めるような真っ赤に紅葉した楓の枝、ほのかにかおる焚香。

高台寺・和久傳です。

こちらにくるのは5〜6年ぶりです。

以前来たときに、数寄屋造りの建物にも、お料理にも心遣いにも感動して、また行きたいなあ、、、と思いつつ時間がたってしまいました。

今回、京都移住にあたっていろいろ準備してきたことの最後の問題がクリアでき、あとは竣工をまつばかりになりましたので、ささやかな祝宴を、、、ということでこちらへ。


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以前は踊りのお師匠さんのお宅だったといいます。和久傳さんがここへうつられて27年だそうです。

こちらのお部屋は囲炉裏があります。以前は2階のお部屋で高台寺周辺の景色がながめられました。それぞれに数寄をつくした部屋になっているようです。



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照明が暗いのでわかりにくいですが、床柱は桜(多分)の皮付き、書院の天井は網代になっています。

以前来たときは友人と、そのちいさいお嬢ちゃんといっしょでした。

大人の食事をわければいいね、と言っていたのですがやはり大人とは味覚が違ってあまり食べずにご機嫌斜め。

すると当時の女将さん(今の若いべっぴんの女将さんの母上)は「では卵焼きを板場に言ってつくってもらいましょう。」

でてきた卵焼きがまた絶品で、こんな小さい子でも味はわかるんだなあ〜とびっくりするほど食べる食べる、、、

(まあ、請求書をみて目玉が飛び出るお値段の卵焼きでしたが、おいしかったのは確か)

そんな思い出があります。


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西山のほうでとれた若竹に入ったお酒。

これもするする飲めるお酒です。京都北部、和久傳さんのルーツ、峰山のお酒だそうです。

峰山のお酒といえば「麗峰」という峰山酒造さんのお酒が有名で、一升瓶を買って帰ったこともあります。

かつて峰山で高級料理旅館だった和久傳さんにむか〜し縁があっていったことがあります。

それはそれはりっぱな作りのお宿で当時私なぞは泊まれませんでしたが、お風呂だけいただきました。

どこまであるのかなあ、、、というくらい長い長い階段を登って、(途中に大きな暖簾が何カ所かにかけられていて、先が見えず、かえってワクワクする感じでした)山の上にあるお風呂は大きなガラス張りの窓があって、湯船につかりながら山の雰囲気を満喫できるすてきなお風呂でした。

今となっては、和久傳ではたらく若い仲居さんも板さんも「話には聞くんですが、、、」とご存じありません。

若い京都人に「市電によくのっていた。(おまえらしらんだろう〜)」と自慢するようなのと同じ得意感だったりして。(年寄りの自慢話てえやつです)


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茶事の懐石に準じて、次から次からでてくるお料理はもう文句のつけようがありません。

堪能させていただきました。

そのうちのいくつかをご紹介。

これはウニですよ、ウニ[E:lovely]昔はきらいでしたが、新鮮なウニのおいしさに目覚めてからは大好物です。(ただし新鮮なものに限る)


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スッポン出汁に生麩と葱の刻み。


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メインはなんといっても板さんが目の前の囲炉裏で焼いてくれる焼き物。

赤く燃える備長炭の炭の色もまた美しく、この夜の寒さもまたご馳走だったのだなと。

焼き上がった松茸を鱧で巻いた物を切り分けていただいたのがこちら。


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鱧のなかから薄切りの松茸がこれでもか、とざくざくでてきて幸せな気分。

ちなみに鱧は祇園祭のころのものの印象が強いですが、実は今の季節が一番あぶらがのっておいしいのだとか。


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はい、これが本日最高の一品!

たまたま今日はいった、とのことで急遽メニューになった鰻の焼き物。

やっぱり炭で遠火で焼くと中までほっこり火が通るし、外側はぱりっとなるのですねえ。


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これに山椒をきかした醤油たれをつけます。

普段は、鰻って買ってまで食べようとは思わないのですが、もお、これはいわゆる鰻の蒲焼きとは完全に一線を画しています。

皮のぱりぱりがまたおいしくて!今日鰻がはいった偶然に感謝!です。

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最後のデザートは甘柿。

ちなみにお茶漬けは何種類かの中から選べて、私はオーソドックスに梅海苔にしましたが、旦那は鱧茶漬けにあともう1種類、なんか欲張っていました。

最初から最後まで気をぬかないお料理だと思いました。

最後にこれから高台寺のライトアップに行く、と申しましたら、べっぴんの女将さんに無料券までいただいてしまいましたわ。

ほろ酔い気分で、ねねの道の石畳を歩き、十五夜(たぶん)のさやけき月を眺めながら、これでささやかな祝宴はおひらきです。

京都はよいですねえ、、、、。こんな京都に住める幸せをおもわずかみしめるのでありました。
posted by しぇる at 22:56| Comment(12) | TrackBack(0) | 京都にて | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

両親とまわる懐かしい京都

私にとって京都が青春の思い出の場所であるように、両親にとっても京都は思い出の土地であります。

娘を一人暮らしに送り出した地であり、娘の結婚式に参席した地であり、また働く娘を助けて、孫の世話をみるため通った場所でもあるので。

母は車椅子なので、そんなにたくさんの場所は回れませんでしたが、両親にも懐かしい場所をいくつか一緒に回りました。


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まずはやっと着工した京都の家の現場へ。

基礎をうっています。ただし茶室部分だけですけれど。

実は私、新婚時代ここの目と鼻の先に住んでいたのです。両親もなんどか訪ねてきてくれた界隈です。
(まさかまた、この近くに住むことになろうとは想像できませんでしたが、、)

竣工はまだだいぶん先ですが、早く親にも見せたいものです。


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徒歩圏内の南禅寺草川町のお屋敷通りへ。

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野村碧雲荘の赤松。見事です。

夕日に映えて名前に恥じないきれいな赤の幹肌。


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ここは野村美術館にぬける、私が「けもの道」とよんでいる疏水の分流沿いの道。

ここを歩くのはとても好きです。ただし石ころだらけなので、車椅子を通すのはかなり苦労しました。

紅葉には少し早いのですが、尾花が秋の風情で。



野村美術館から南禅寺の中をとおってインクラインの方へ。

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こちらは桜が少し色づき始めています。

そのほとりにあるうつわやあ花音さん。

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小さいスペースですが心惹かれる作家物の器が集まっています。

お値段もお手頃価格からややお高い物まで。(新門前の梶古美術の奥様のお店なんですってね!)



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心惹かれた粉引きのお皿をもとめました。

これも菊割でしょ?今この形がマイブームなんです。

あと象彦の漆の菊割銘々皿をねらっているんです。


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あと母のご飯茶碗にと。

サイズといい、素朴な形、手触りがとてもよい、と気に入ってくれました。

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炭屋さんに帰る前に、姉小路麩屋町東入るの遊形サロン・ド・テさんへ。

こちら俵屋さん経営の町家カフェです。

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すてきな銀のティーポット、シュガーポット、カップ、グラスにかこまれていただくお茶はアールグレイ、美味です。
(ただしお値段もハイクラス[E:coldsweats02])


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翌朝は早くから母のたっての希望で青蓮院へ。

青蓮院での御開帳は、描かれた平安時代以来初めて、という青不動さんを拝みに。

薄暗いお堂で灯明に照らされ荘厳された青不動はなにやらありがた〜い感じです。ただ、美術品としてみるにはちょっと暗くて距離がありすぎ。

不動さんがしょった火焔の中の火の鳥(迦楼羅・かるら)などはよく見えませんでした。TVの方がきれいだったかも、、、


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樹齢800年の青蓮院のシンボル、楠の大樹です。

青蓮院はなんといってもお庭がええですね。


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この日は庭園内の茶室、好文亭で月釜が開かれていたもよう。

障子が開いていましたので、中のお亭主の後ろ姿や、替え茶碗まで見え、参加させていただいているような気分に。


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朝早かったせいか観光客もそれほどではなく、静かな秋を楽しめました。

さて、ここからまあまあ近い哲学の道へとびます。


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ここもすこしだけ紅葉が。

このほとりのアパートに私は2年ばかり住んでいまして、そこから嫁にいきました。

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いまだに健在なそのアパートをながめながら、当時はなかった疏水の向かいのカフェで、あたたかいコーヒーをいただきながら、結婚式のあと、その部屋の後片付けをしたときの思い出を両親は語ってくれました。

お昼はここからまた先斗町にとびます。

先斗町四条上ル5軒目、イタリアンのクワトロ・セゾンさんへ。

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ここも町家を改修したお店なのですが、入ったとたん、おおっ!!

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なんと、南座と鴨川が見える絶好のロケーション!

夏には床もでるそうです。



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このお店、実は両親とゆかりのある方のお店なのです。

初めて連れて行ってもらいました。(先斗町なんて久しぶり!)


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京野菜をふんだんに使った美味なるイタリアンが、え?こんな値段でええの?というおりこうなお値段でいただけますので、四条河原町あたりに買い物にくりだされたとき、少し足を伸ばしてこちらでランチなどいかがでしょう。

なんといっても器のセンスがとってもよくておしゃれなのには感心しました。



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盛りつけもすてきです。

しかも最後にはご飯と味噌汁、香のものがいただけるのがうれしい。

この時出てきた焙じ茶の入った湯飲みの模様がとてもすてきだな〜と思っていたのです。

それぞれ違った模様で、私のは菊、母のは青海波、父のは梅+蘭。

あ、四君子(梅、蘭、竹、菊)だ。

裏を見ると「深川製磁」。

歴史のある有田焼の製品です。

ランチのあと、京都駅まで両親を送り、わかれた後、駅ビルの伊勢丹へついふらふらと。

そこで引き寄せられた器売り場でなんと出会ってしまったのです!同じ湯飲みに!


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ここで買わずに帰れましょうか〜[E:coldsweats02]

というわけで、今我が家にあります。

これでお茶をいただきながら、両親とまわった京都をしみじみ思い出しております。
posted by しぇる at 23:39| Comment(16) | TrackBack(0) | 京都にて | 更新情報をチェックする
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