2012年11月08日

2 ways of the 茶の湯

先日吉田神社でおこなわれた坐忘斎家元の献茶式。


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台子、皆具を用い、場所は神聖な神社神殿前。



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書院茶の原点である神仏への捧げ物としての茶。

私の理解の限りでは、お点前は「真之行台子」とほぼ同じ。

実は坐忘斎のお点前を拝見するのは初めて。
大宗匠のは何度も拝見する機会があったけれど。

点前所作が美しいといわれるだけあるなあと、みとれておりました。

吉田神社は他の献茶式の場所にくらべるとこぢんまりとしていて、お勧めです。


参式された方の中に遠目でもすごく素敵なオーラに包まれた紫の着物をお召しの方がおられました。
よく見ると、あらまあ!
今年の2月、弘道館でお点前してくれた上七軒の尚鈴姐さん!

さすが、なにげに立っておられるだけでたたずまいが違いますね。[E:lovely]



さて一方、こちらは先日京都府立植物園で開催された「お茶といけばなの祭典」。

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利休の待庵もびっくり!!の二畳。

鴨川べりで道行く人にお茶をさしあげる謎の[E:coldsweats01]茶の湯者集団、鴨ん会さんの茶室。

そういえば、昨年の植物園大茶会でもこんな組み立て式茶室をだしておられたっけ。(昨年の記事から)
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(そのときの私のコメントも「待庵もびっくり!」だった[E:coldsweats01]語彙貧困、、、、)

今年はさらに茶室はシンプルに木製棒をプラのコネクターでとめただけの二畳向板。
壁もなくなっちゃいました。

これってすごい!
待庵よりさらにそぎ落としてるぞ!
これぞ究極の「草」の茶。

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この釜敷を見よ。
どこかで拾ってきたブリキ缶の蓋だろうか?

でも、お点前はほんものでしたよ。
植物園のフィトンチッドをいっぱいに浴びて、涼やかな秋の気配を感じていただく一服。
侘び茶もここまできたか。





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もう一つの草庵(?)も謎の集団「竹咲 竹居庵」。

泥棒さん御用達の唐草風呂敷に、つぎはぎも侘びっぽい敷物。
ぐるりを竹の簾で囲った空間。
台所用品とおぼしき風炉先(アルミ製でございます)、あやしい羽織をはおった亭主。

こちらはちらっと遠くからみただけで、詳細を見ておかなかったのが残念。

こちらは丿貫(へちかん)さんもビックリ。





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私は大名物を美術館で見て喜ぶし、方や日常生活道具の見立てもとても面白いと思う。

真台子点前を習うきびしさも好きだし、小習の奥の深さも好き。

茶会ですごい茶道具(とても高価)を拝見して眼福と思うけれど、有名作家のものでない道具をバカにするエセ茶人には腹が立つ。
茶の湯という共通言語が通じない世界にいっちゃった崩しすぎでひとりよがりの茶会は時に見苦しいと思う。



真の茶も、草の茶も、書院茶も草庵茶もどちらも捨てがたい。

侘び茶の完成をめざし、あらゆるよけいな物を削ぎまくった一方で、ちゃっかり黄金の茶室も作っている、、、利休さんは「真」と「草」の間を自由自在に行き来された方でした。

でも凡人には、そこらへんのさじ加減がむつかしいのよ。
自分のめざす茶事、茶会はどこらへんに軸足をおこうかな。
どこに置くのが、「茶禅一味」の世界に一番近いのだろう。

と、そんなことを考えて混乱しているようではまだまだ青いわね。(年齢は青くないけど)


とりあえず次の茶事のテーマを考えねば。
うむむ、、、、


posted by しぇる at 23:35| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しぇるさん、こんにちは

吉田神社で、御茶とは

これまた、風雅な・・・^^

しぇるさんも、愛読された

「利休にたずねよ」

映画化されますね

利休役は、海老蔵さんだそうで

あの本の中の利休の描写と

海老蔵さんが演じる利休・・・

わたしの中では、イメージが違うなぁ^^;
Posted by 高兄 at 2012年11月09日 05:12
植物園の茶会には一度行ってみたいです。私の亡き母も桜の時期には近くの公園でお弟子さんと一緒に道行く人にお茶とお菓子がなくなるまでふるまっていたそうです。先日アルバムの整理していて 感慨深いものがありました。植物園の茶会と共通する物がありますねえ。
Posted by ひいらぎ at 2012年11月09日 08:43
こんにちは!

吉田神社の献茶式,私も,かぶりつきで,拝見しておりました。

御家元の御手前,素敵でしたね~。
Posted by やなぎはみどり at 2012年11月09日 10:02
吉田神社のお茶会もいいけど、その下の「お茶といけばなの祭典」は楽しそうですね♪ こまちのように全くお茶の心得のない者は、こういった処で作法を教えて頂くと緊張しないでいいかもしれないです。

唐草模様の敷物も風流で、祇園祭でビルを覆っていた大きな風呂敷を思い出しました(^'^)

炉開きというのはできませんが、今年は亥の子餅だけは食べておきました(笑)
Posted by こまち at 2012年11月09日 19:38
高兄様

茶友の中で海老蔵さん?合わない、、と言わなかった人はおりません。
でも山本兼一さんは、ぎらぎらした情念の人、利休が描きたかったそうなので、海老蔵のぎらぎら感は意外と合うかも。
まずは映画をみてから判定しようと思っています。
Posted by しぇる at 2012年11月09日 22:23
ひいらぎ様

すてきなお母様ですね[E:lovely]
むしろ賣茶翁の精神でしょうか。
いつか鴨ん会さんの鴨川茶会、行ってみたいですね。
Posted by しぇる at 2012年11月09日 22:25
やなぎはみどり様

大宗匠のお点前とはまた別の味がありました。
まねっこしたいきれいな所作もたくさんありました。
後日聞いた話では、ふきっさらしの寒い場所で手がかじかんでおられたそうです。それであれだけ、、、さすがです。
Posted by しぇる at 2012年11月09日 22:27
こまち様

植物園の大茶会は昨年やって好評だったため、今年も少し形を変えて開催されたようです。来年もやってくれるとよいのですが。
ランディさんの茶席もありました。
こまちさんにも早めに情報を上げましょうね。

亥の子餅、私は今年は食べそびれました[E:bearing]
Posted by しぇる at 2012年11月09日 22:30
さずが京都はお茶会が多いのですね[E:coldsweats02]
お家元のお点前は、とお~くでしか拝見したことしかないですが、余裕がある美しいお点前だなあと思いました。ひとつひとつの所作を大切にされているような気がします。ああなりたいですけど・・[E:coldsweats01]
さてさて、週末は天気が悪そうですね。初めて着物で京都なので、ちょっと心配です[E:sad]
Posted by しまこ at 2012年11月09日 22:57
しまこ様

前回某所での献茶式は人垣で小指の先ほどしかお点前見られませんでした。
その点、吉田神社は会場が開放的だし、人数も少なめだしいいですよ〜。
京都ではおべべを着られてどちらへおでかけでしょう。楽しい思い出をたくさん作ってお帰り下さい。[E:happy01]
Posted by しぇる at 2012年11月10日 00:43
少しだけ拝見させていただくのを遠のいる間にすごく動いていらっしゃるので、一気読みが大変でした[E:coldsweats01]
急いで紅葉も美術館も行ってこなあかん、と元気をもらいました! ありがとうございます。

 茶道ってあまりに深いから、どんなお茶をめざすかというか、どんなお茶ならめざせるか私もよく考えちゃいます。
明日は錬成茶会ですね。
Posted by ぴお at 2012年11月24日 11:39
ぴお様

相変わらず寝ている間以外の在宅時が極端に少ない生活です。ちょっとしんどくなってきました。自業自得なんですがね。
このところ、お茶のすぐれた先達の皆様に恵まれ、よい刺激を受ける日々です。
今年の錬茶は美しい紅葉に恵まれそうですね。
Posted by しぇる at 2012年11月24日 22:17
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