2012年08月24日

茶道資料館から西陣の和菓子屋さんあたり

そろそろ会期も終了に近い裏千家茶道資料館の「京三条せともの屋町」へ。

P1000005

洛中洛外図屏風に、瀬戸物屋、茶碗屋が三条通あたりに軒を連ねている様子が描かれ、おそらくそのあたりほんとうに店が集まっていたのだろうと思われていました。
(「へうげもの」の瀬戸屋もこの屏風を参考にしたものと思われます)

Chirashih2403_2

平成元年に中京区中之町で大量に出土された桃山陶器(主に志野、織部)は、まさにそれを裏付ける証明となったよし。

中之町といえばイノダコーヒー三条店のあるあたり。
当時京都に住んでいたはずなんですが、全然興味がなかったのよね、あのころ。
全く記憶にございません。


展示はあちこち欠けたり、焼け焦げたりした出土品がたくさん(一カ所にまとめでごちゃっと置かれていた)と、ちゃんと由緒正しく伝世してきた茶道具(こちらも主に志野、織部。あと信楽、高取、伊賀なども)。

欠けてさえいなければ、全き姿であれば、もしかしたら名物になっていたかもしれない(それはないかな、、、そうだったら捨てられへんよな)茶碗や茶入を見るのは少し痛々しい。

とはいえ、欠けたなりに、お、これいいやん、と思うような茶碗もあって、桃山時代の陶器のレベルは焼き物の歴史上、やはり最高というべきか。



P1000006
(呈茶席:鼓月の上生)

今回は茶道具と言っても向付とか懐石道具も多く、ヨダレをたらしながら見ていました。
(懐石道具はなにひとつ十分な物をもっていない!)

単行本「へうげもの」の新しい巻では織部のあの緑釉をだすのに苦労しているくだりがあって、それを思い出しながら織部の向付をみるのもまた一興。


P1000007
(呈茶席の木槿)

織部や志野ではありませんが、今回一番気に入ったのは、16〜17世紀の備前徳利、銘:会釈。

ほんとうに会釈したように、小振りの瓢形徳利の上半分がぴょこっとかしいでいるんです。
所持していたのがかの益田鈍翁、ユーモアを解する彼が、にまにましながらこれで手酌していた姿が目に見えるよう。


資料館の1階のエレベーターの扉を見て、あら〜[E:heart01]
今まで気づかなかったわ。




P1000008

こんなところにまで裏千家のツボツボが。


さて、ここまできたからには、例のおいしいものゴールデンロード=鞍馬口でお昼にしよう。





P1000018

お気に入りのスガマチ食堂はお休みなので、少し手前のお蕎麦のかね井さんへ。


ここでは席に着くまで待って、席についても待つ覚悟をしてくださいね。
ご家族だけでやっておられるので、少々お時間かかります。
お冷やが出てこん、注文とりにこん、と怒ってはだめです。
おいしいお蕎麦を食いっぱぐれます。
待つ価値のあるお蕎麦です。


P1000019
この日は待っている間に夕立・雷雨が[E:coldsweats02]

晴れていますがこのあといきなり来た!

P1000020

残念ながらおいしい蕎麦がきは売り切れ。
でも、うふふ[E:heart01]鴨南蛮のお蕎麦。

あつあつの鴨肉とつくねがはいったタレにもちもちのお蕎麦。
おいしいかった!


お腹が満足した後は堀川通りを南下、少し西にはいったところ、一度こちらのお干菓子をいただきたい、と思っていたUCHU wagashiさんへ。



P1000010

連棟の町家がならぶ風情のある一画。



P1000009

こちらの和三盆を使った和菓子は味もさることながら、造型が遊び心に満ちていて、おもわずにっこりしてしまうんです。

購入したのは、、、


P1000025
ココア味がびっくりするほど和三盆にあうanimal干菓子。
京都の名所の「京都ものがたり」(平安神宮あり)
そして4分の1円をいろいろならべてパズルのように遊べるdrawing。


お茶会にでてきたらちょっとうれしくなりますね。


P1000011

ここの近くには、「西陣」の名前のゆかりの山名宗全邸宅跡が。

ほんとに京都ってどこを歩いても史跡だらけだな。




P1000013

小学校もレトロでしぶい〜!
、、、と思ったら、西陣小学校。
いかにも「西陣」のその名にふさわしい。(昭和初期の建物)

残念ながら1995年に統合されて、今はなく、校舎は地域の活動に使われているのだとか。




P1000015

大宮通にはいって、花屋さんで目に付いた矢筈ススキを買う。
茶花をいれるとき、とくに籠花入にはこれ、欠かせない。
いつでも使えるように、とうとう自分で育てることにしました。


さらに北上すると、、、
あ、聚洸さん、あいてる!!



P1000017

こちらの細いスパゲッティのようなきんとんは美しくて大ファンなのですが、いかんせん、いつ前を通っても「本日は予約のみ」の張り紙が。

今日はお店で買えそうです。


P1000023

念願の聚洸さんのお菓子。

泡雪で餡をつつんだ撫子は、とくにおいしゅうございました[E:happy02]


posted by しぇる at 01:29| Comment(7) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しぇるさん、こんにちは

毎日、暑おますなぁ^^;


リスボンでは、良い風に吹かれておられた様ですね^^

わたしの、ブロ友さんも

その頃、ちょうど、イタリアのボローニャから

リスボンにヴァカンスに行かれていたみたい

お二方

知らずに街中ですれ違っていたかもしれませんよ^^


千本界隈、また、素敵な散歩されていたんですね

すっかり、京都人のお散歩コースですよ♪

御blogで、かね井の蕎麦が、久しぶりに食べたくなりましたー><
Posted by 高兄 at 2012年08月24日 07:28
蕎麦好きですが まだ一度もかね井さんに行ったことがありません。美味しい物を頂くときには待つのは平気です。
珠光さんにも行ってみたいです。この時期は葛焼きが好きです。
京都の歴史資料館?確か玉寿軒のお向かいだったと思いますが そちら実は発掘されたものがたくさんあって もちろん茶入れも ため息がでます。
しかも無料で見られますよ。
Posted by ひいらぎ at 2012年08月24日 08:43
高兄様

リスボンはヨーロッパの他の観光地に比べて日本人、というかアジア系観光客はすくなかったので、目に付いた日本人と思われる方の中におられたかもしれませんねえ。
意外とパウロさんのカステラ店でいっしょだったりして[E:coldsweats01]
なかなか兄様のような、鑑賞に堪える写真はとれませんが、そこは町の景観の手柄でそこそこの写真が撮れました。(たぶん)
私も時々むしょうにあのお蕎麦がたべたくなるんです。
日々京都人に無限大に近づくべく修行中どす。
Posted by しぇる at 2012年08月24日 23:07
ひいらぎ様

歴史資料館と茶道資料館がスタンプラリーになっていて、その展示、知ってはいたのですが諸般の事情でスルーしました。会期が長そうなので、そのうち、、、(そのうちというのは、行けた試しがない[E:coldsweats01])
また機会があればかね井さん、ごいっしょしましょう。
Posted by しぇる at 2012年08月24日 23:13
聚洸さんは予約しないとゲットするのは厳しそうですね・・あの小田巻で押し出したきんとんは一度食べてみたいのですが[E:lovely]
矢筈薄、今日の朝茶事の勉強会で木槿と使いました。朝とはいえ、あまりの暑さに後座まで木槿が持つかヒヤヒヤしました[E:coldsweats01](後座の亭主役だったので)茶花はタイミングも含めて難しいですね~[E:bearing]
Posted by しまこ at 2012年08月26日 21:51
しまこ様

聚洸さんのきんとんは、夏場は作っておられないそうなんで、秋をまって注文してみますね。
しまこ様ももし来洛のご予定があれば、前もって是非ご予約を!

木槿はむつかしいですね〜。
前日から用意、、というのができにくいですし、茶席でいれておられる方のご苦労がしのばれます。
Posted by しぇる at 2012年08月27日 00:49
ご無沙汰しております。
かね井のご主人は私の学生時代の同級生です。
実は今年になって彼が蕎麦屋さんをしていて、しかもかなり有名だということを知りました。
開店前に私たちも並びました。繁盛していてびっくりです。

涼しくなったらしぇる様のお散歩コースを参考に京都へいけたらいいなあと思っています。
Posted by みなみ at 2012年08月28日 10:50
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。