2012年04月05日

ひび割れ白磁


昨年咲いているのをみつけてうれしかったご近所の月光椿(別名:卜半:ぼくはん)
まだかまだかと楽しみにしていたのですが、やっと今年も咲きました。

P1150770
普通、茶花としては椿はつぼみをいれます。
でもこの唐子咲きの卜半だけは、開花したのをいれるわけ、わかりますね。

(あ、よそのお花をとったりはしてませんよ)


さて、もう先月の末になるんですが、毎回楽しみにしているパルスプラザの京都大アンティークフェア、物欲、物欲[E:coldsweats01]にひかれて行ってきました。

P1150694

広い場所に多種の骨董をあつかうブースがご覧のようにた〜くさん。


P1150697
はしからはしまで、ありとあらゆるジャンルのものを見たいのはやまやまなれど、それをすると時間がいくらあっても足りないし、足も疲れる、、、

なので、めざすモノをお茶に使えるモノ、と限定してまわります。

今回はいまいち心惹かれるモノが、、、、と思っていたら、最後の方で隅っこのお店でみつけたんですよねえ、李朝白磁の壺。

あったかい白い肌に、もう消えかけているほど薄い素朴な竹と菊の青花絵が描かれた八角壺。
よ〜く見ないと八角とはわからないくらいエッジがたっていないところが李朝っぽくていい。
手で触った感触もなんだかあたたかい。

花器として使いたいな、と思ったのですが気になったのはこれ。






P1150753

底のひびわれ。

花器として使うのなら水が漏れてはだめですものね。
それなりのお値段だったからそこは慎重に、中にお茶をいれてもらって確認。

まあ大丈夫かな、と連れて帰りました。

ところが水をたっぷり入れたらどこかから漏る漏る![E:coldsweats02]

で、よ〜くみたら底じゃなくて胴体のほんの小さな亀裂からぽたぽたと、、、



P1150752

あちゃ〜!

でもまあ、こんなところから漏るんだから100年以上はたっている李朝白磁の本物だよね、、、と自分をなぐさめるも、あきらめられる値段ぢゃないのよ![E:angry]

そこでない智恵をしぼる。

そうだ!
おとしを作ればいいんだ。

ただし、口径が15ミリもないので、そんなおとしってできるかしら、、、、

むふふふ、、、、見つけました。
ちょうど良いのを[E:smile]

P1150754

こんなプラのチューブ。
(出所と本来の使用目的はナイショです。[E:coldsweats01])


いれてみると、、、、

P1150755

ちと細いが、長さもぴったり!

結局一輪しかさせないんですけれどね。
でも、こうして生かして使えるのならば合格としよう。


P1020596

同じく李朝の枕側(枕のよこの布で、十長生の刺繍がしてある)とともに。

なんだか床の間の空間がしんと落ち着きました。


posted by しぇる at 20:00| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いい感じの壷ですから まあ 花を生けなくてもいいし 椿でも一輪というのもよいかもしれませんよ。
私は今回行けなかったです。
Posted by ひいらぎ at 2012年04月05日 22:05
ひいらぎ様

もともと棚なんかに飾っておくような壺なんでしょうね。
でもせっかくだから茶室で使いたい。
そうなると、椿一輪くらいのほうがふさわしいので、これでよかったかな、と。
今回は初日にいったので、結構な人でした。
次回、6月には行かれます?
Posted by しぇる at 2012年04月05日 23:18
面白い椿ですね。しかも、変わっているというだけでなく、美しい。絵心があったなら筆をとりたくなるような..

私は目も利かないので「李朝」は、家具も陶磁器も手を出したことありませんが、漏水問題、無事収まりがついて何よりです(^ ^)
Posted by とんぼ at 2012年04月06日 00:33
おはようございます、しぇる様

あぁ、素敵。
海を越え、出会った人びとを渡り、しぇる様のお手元に。
和の佇まいに調和するのは、李朝白磁のしなやかさのなせることなのでしょうか。
こういう風に全てがピタリと収まる具合、しぇる様のしつらいが光りますね。
実際に拝見してみたいですわ~。
床の間の前で、ぼおっと眺めてみたいです。
Posted by いけこ at 2012年04月06日 09:35
しぇる様の李朝陶磁器への深い思いがあってこそ、この壺と巡り合うことができたのですね。良いおとしが見つかって何より。
私は朝鮮唐津の水漏れに東急ハンズで水漏れ防止の液体シリコンを買って使いました。でも相手が李朝陶器ですもの、余計なものは使わない方がいいですよね。
床の間、しっとりと落ち着いて本当にいいですね!
Posted by そらいろつばめ at 2012年04月06日 20:07
とんぼ様

真ん中の唐子が赤いのもあって、それは「日光」というんです。赤に赤だから、これはちとくどい。でもだれがつけたかネーミングセンス抜群ですね。
李朝のモノは家具も陶器もぴしっとしてなくて、おおらかにゆるい感じが好きなんです。
Posted by しぇる at 2012年04月06日 20:19
いけこ様

過分なお言葉、ありがとうございます〜。[E:happy02]
まあ、私の手柄ではなく壺の手柄ですけれどね。
いけこ様もしばらくしたらお時間がたくさんできるでしょうから、是非お茶しに(抹茶ですよ〜)おいでくださいね〜。
Posted by しぇる at 2012年04月06日 20:21
そらいろつばめ様

「白磁の人」の話をアップしてすぐに朝鮮白磁とは、私も影響されやすい人ですわ[E:coldsweats01]
ほかにも鉄釉の虎絵茶碗なんかもあったのでほしかったのですが、やはりこの壺の方が訴えるモノがあって、、、、[E:confident]
液体シリコンは私も考えたのですが、まあこれもこの壺の個性、というか性格なんだと思えるので、このままに。
Posted by しぇる at 2012年04月06日 20:26
私は土曜か日曜にしか行ったことないのですが、お店の人は、通の方、ベテランの方は初日に掘り出し物やお気に入りをを見つけていくと言ってはりました。
Posted by 夢風庵 at 2012年04月06日 21:02
夢風庵様

初日、開場前から長蛇の列だそうですよ。
そこまでの根性はないなあ。
それに一番に行っていいものゲットするほどの鑑識眼ないし。
Posted by しぇる at 2012年04月06日 23:25
美しいしつらいですね[E:lovely]この壺も来るべきところに来たという感じがします。「おとし」のアイディアも素晴らしいです[E:good]年代物は大事にしたいですものね。
(可愛らしい[E:cat]シェル姫、ブリ姫も、この空間だけは立ち入り禁止なのがわかりました[E:coldsweats01])
Posted by しまこ at 2012年04月07日 17:21
しまこ様

ありがとうございます。
まあ、画像はきれいなところだけを切り取ってますし[E:coldsweats01]
はい、猫sをここに入れるとどんなことになるか、想像しただけでもおそろしいです〜[E:bearing]
Posted by しぇる at 2012年04月07日 22:30
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。