2012年02月09日

如月の茶の湯あれこれ〜大炉・その他

今月は忙しいのですが、2月しかできない大炉のお稽古があるとなれば、少々無理してでも行かないわけには行きません。
なにせ1年に1〜2回しかありませんから。


普通の炉は一尺4寸四方と決まっているのですが、大炉は一尺8寸(一辺が12cmほど長い)、しかも六畳の間で逆勝手という約束。
炉縁は杉の丸太、炉壇はねずみ色。
炉の向こう側に湿灰や炭をおくため、しきりとして大きな雪輪瓦がおかれます。



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テキストからの写真。

発案は玄々斎ですから、比較的新しい創案。

炉の面積が広いだけに空気の通りがよく、その分火力が強いので、極寒の二月ごろに使われます。

以前のお稽古場には大炉は切ってありませんでしたし、そのお稽古ができるというのはなかなか貴重なことなんです。



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(うちのヤブコウジ)

先生方の間では、大炉を切ると大病をするとか、厄がふりかかるとかいわれて、還暦などのめでたいときに切るものだ、という説があります。
なぜそんな説が?
と、思いましたが、火力が強い分、一般家庭では火事をだすおそれがあるので切るべきではない、ということではないかとうちの先生のお説です。

それが納得できるくらい、あっというまに炭が白くなる火の強さ。
たしかに寒い二月にはありがたいあたたかさです。



お点前は普通の逆勝手とほとんどかわらないので、問題ありません。(←意外と逆勝手、得意)

初炭は雪輪瓦のむこうに盛った湿灰をまくところに風情があります。
でも!
なんといっても大炉は後炭!
それをお稽古でさせていただきました。


P1150149
これもテキストから。

炭斗のかわりに大きな焙烙(壬生狂言で割るやつの親玉みたいなの)を使います。
炭はあらかじめ雪輪瓦の向こうに盛っておきますが、この盛り方も実際やってみなければわからない。
本だけでの勉強では限界があります。

火箸を使うとき、灰匙を使うとき、それぞれがとりやすいように焙烙をくるくる回すのがなんともよい風情です。

止め炭が輪胴になるのも特徴。

最後に水次にて水を釜にさし、たっぷり濡れた茶巾で釜肌を清めると、ぶわ〜っと湯気があがりました。
我ながらほれぼれする湯気のあがりっぷり![E:lovely]
これよね、これよね、お茶をしていて楽しい瞬間は。

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(庭の梅)


さて、わたくし近々また茶事をします。
やっぱり懐石はまだ自分で作るキャパがないので、外注ですが。

なのであれこれ準備中。

最近骨董市で買った煙草盆に灰吹き(キセルの吸い殻をいれる竹の筒)がなかったので、どうしようかなあと思っていたところ、近所の竹材屋さんで1本100円で竹の筒をゲット!(安!)






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ちょっと長かったのでノコギリでカット。
切り口をサンドペーパーで磨いて、、、


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おお!なかなかよいではないか。

ところが試しに水をいれたところ(灰吹きには少量の水をいれておく)、、、

ぎゃ〜!
だだもれ〜![E:shock]





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なんと裏を見たら虫食い穴が!
道理で安いわけだわ、、、、

まあ、これは粘土か樹脂系の接着剤でふさぐとしよう。
茶事当日でなくて良ヨカッタ、、、、



P1020379

というわけで、お茶のことを考えながら(仕事中も、、、[E:coldsweats01])すごせる日々のなんとありがたく幸せなことか。
こんな時間がずっと続くといいのだけれど。


最後に、これ、お茶やってる人なら絶対うける動画のアドレスを残しておきます。

どこかのブログかなにかで見つけたのですが、関東に住む娘に聞くと、関東某ローカルでのみ放映されている隠れた人気番組「戦国鍋TV」の傑作歴史歌のひとつなんだそうです。

たぶん利休七哲


posted by しぇる at 01:31| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
見ましたユーチューブ!あははは 面白!
こんな若者達が面白い歌を歌っているのですね。
こうやって若者にお茶が広がればいいなあ。

ところで私の以前習っていた先生宅でも大炉はなかったです。
先日友達の先生宅で初めて拝見し 後炭は特に感動しました。
あの匙を炉に投げ入れるときなんて 『あ!」と声をあげましたよ。
それにしてもお茶は すごいですよね。この季節は筒茶碗でもてなすときも
ありますものね。
Posted by ひいらぎ at 2012年02月09日 08:57
二月、大炉。三月、釣釜。 四月、透木釜・・・
覚えても覚えても、次から次に抜けていく炭点前!

 「お茶事のこと、ずーっと考えられる日々がありがたく・・・」やなんて!!すごいです!
花咲やったら・・・・[E:coldsweats02]

 今回、本当にお世話になります。
かわいく膨らんだお庭の梅も、じかに拝見できるんですね。楽しみです。

 (ユーチューブ見ました(笑)
このグループはどう言う趣旨でこの歌を歌ったはるんやろ?
 でも、覚えやすい曲で、思わず一緒に歌ってしまいましたわ(笑))
Posted by 花咲おばさん at 2012年02月09日 16:40
見ました、聴きました、ユーチューブ。楽しいですね。歌詞が真面目なんですね。すごい!
Posted by そろいろつばめ at 2012年02月09日 18:31
なんでチェッカーズ風なんだかわからんけど、お茶やってなくても笑えます。
他の動画もうける[E:good]
これ見たいわ~。サンテレビ、大阪なら見られるのに、京都では映らないのね。
Posted by 夢風庵 at 2012年02月09日 20:40
ひいらぎ様

この「利休七哲」はほんとうのグループではなくて、戦国鍋TVという番組の中のパロディグループなんです。
他にもおもしろい戦国時代の誰でも知っている人物をパロった歌がたくさんあるんですよ〜。
極寒の大炉はいいですねえ。でも今月のお稽古は次回が相伝なので、今年はこれで最後になりました。ちょっと惜しい、、、、
Posted by しぇる at 2012年02月09日 23:49
花咲おばさん様

お茶のことだけ考えられる、、、、時期は現実にはそんなに長くないのかもしれません。でもこの先いつなにがあるかわからないし、楽しめるときにはそれにのめりこむくらいの勢いでいかなくちゃ、、、と思うこの頃。そんなお年頃ですわ[E:coldsweats01]
この戦国シリーズ、他にもたくさん歌があるので是非チェックして下さい。
辛いときも笑えます、きっと。
(例えば、、、信長&蘭丸の敦盛2011とか浅井三姉妹のASAIZMとか、天正少年遣欧使節団とか、堺の会合衆とか、あまり名前のしられていない武将の集うキャバクラとか、、、[E:happy02])
Posted by しぇる at 2012年02月09日 23:54
そらいろつばめ様

花咲さんへのコメントでも書きましたが「戦国鍋TV」でYouTube検索してください。他にも歴史パロディソングがたくさん。ほんと、笑えます。
勉強にもなるし。[E:happy02]
Posted by しぇる at 2012年02月09日 23:56
夢風庵様

もともと千葉TVの番組らしいです。大阪サンTVでは見ることができるんですか?関東だけかと思った!
職場のTVで録画しようかな〜。
しかしだれがこんな歌考えるんだろ?
チェッカーズのパロディも意味がわからん、、、がおもしろい!
Posted by しぇる at 2012年02月09日 23:59
折角の竹、残念でしたね。竹やさんて、三条の辻留のちかくのですか?

ネットオークションで結構煤竹もでてるので、そういうのの太めのでも
いいかもしれませんね。
Posted by とんぼ@岡崎 at 2012年02月10日 01:52
とんぼ@岡崎様

そうです。
あそこには竹材屋さん2軒が並びにありますね。
まあ、ザルのなかの竹筒どれでも100円でしたので、もうちょっと吟味してから買うべきでした。
煤竹、、、とまではよくばりませんが、できたら青竹が簡単に入手できればなあ、、と思います。
Posted by しぇる at 2012年02月10日 17:17
利休七哲、おもしろ~い[E:sign02]

それから、お正月に、寺町二条を下がったところの竹のお店でそんなに高くなく青竹の灰吹きを買いました。
「言うてもーたら、何時でも藪に入って切ってきます。ただし、正月とちごて、高いでっせ!」[E:wobbly]
Posted by ぴお at 2012年02月13日 16:05
ぴお様

寺町二条の竹材店、、ああ〜、あそこか!
そういう手もあるのね。
「正月は安いんかい?」[E:coldsweats01]
私はその薮がほしい、、、、
Posted by しぇる at 2012年02月13日 23:04
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