を手に入れたわたくし、いよいよ2巡目に突入いたしました。
今回は効率よくまわろうと、お店が固まっている洛北エリアねらい。
堀川の北山通りよりさらに北、上賀茂神社にほどちかいエリアになりますので、この際こちらにも行っておこう。

高麗美術館。
朝鮮白磁を世に紹介した浅川兄弟のことを教えてもらったのがこちらでした。
とてもこぢんまりと、アットホームな美術館です。

現在の展示は「朝鮮陶磁の美」。
朝鮮青磁、白磁、粉青沙器(粉引、刷毛目、三島などが)、鉄絵などなど。
私、白磁はなんとなく本物の李朝白磁か現代のレプリカかはわかるんですが、青磁の方はさっぱりわかりません。
中国の青磁に比べて好きか?といわれるとなんとも、、、、
さてさて、美術館をあとにして玄以通を西へ。

ここにはらりぃ参加の町家ショップが2件並んでいます。

まずは以前もおじゃましたことのあるバウムクーヘンのお店、ズーセス・ヴェゲトゥスさん。
こちらのお店のバウムクーヘンそっくりのフェルトのオブジェがかわいい。
カフェコーナーもできて、一服できるようになりました。

こちらではプレーンのバウムクーヘンと左のケーゼゲベック(チーズの焼き菓子)を。
バウムクーヘンのおいしさもさることながら、このケーゼゲベックのスパイシーでおいしいこと!
ワインのお供に、と書いてありましたがワインより、ビールもってこ〜い!というおいしさ、といえばわかるかしら。
すっかり気に入ってしまいました。
こちら、ご主人は女性なんですが、ドイツで菓子職人のマイスターの称号をもらってはるんですよ。
厨房で、火の前なので少し上気したお顔でにこやかに、バウムクーヘンを焼いているお姿が印象的でした。

お隣はパン屋さんのbread house BAMBOO。
こちらはご夫婦でやっていらして、ご主人が奥の厨房でパン生地を練っておられるのを、店舗からすぐ近くで拝見できます。

こぢんまりしたお店なのに、パンの種類がすごくたくさんあるので、選ぶのに苦労しました。
お腹のサイズには限りもあるし。
で、チョイスしたのはこちらのパン。
、、、、で、1日でお腹の中に全部おさまってしまいましたが。

さて、ここから玄以通りを一筋南に下がって東へいくと、みごとな連棟の町家があらわれます。

まずは町家ギャラリーricoさんへ。
こちらはいつもは作家物の器とかおいてはるのですが、この日はプリザーブドフラワー展開催中。
プリザーブドフラワーは枯れなくて、しかもドライフラワーのようにかさかさでなく、みずみずしいのが特徴。
、、、、でもやっぱり花は枯れるからよい、、と思うので、私はちょっと苦手。
なので、木の実がメインのこちらを購入しました。

その次は1軒おいたおとなりの手しごとの店・工藝百職さん。

このお店。
しぇるのお気に入りの店! に認定いたしました!
(って、なんの権威もありませんが[E:coldsweats01])
まず、織屋建の町家の建物がすばらしい!!

これは奥の間から庭をのぞんだところ。
左手は大きな水屋がみえているとおり走り庭です。
実は数年前来たときには、ここは別のお店がはいっていました。
表のミセの間しか入れなかったので、奥がこんなにすばらしいとは知らなかった。

採光のための高い天井。

火袋フェチにはたまらん走り庭!現役ですよ。

ええなあ〜このタイルの流し。
さて、次においてある物が私のツボのはまりすぎてこわい!

京都伝統工芸の技を受け継ぐ若手職人集団・京都匠塾の作品をメインに、庶民が昔から作り、使いしてきた伝統的な手仕事作品を展示販売。
たとえば、竹で編んだ籠やザル、木彫のコーヒーカップやカトラリー、粉引の器、軟質ガラス器、箒など。
どれもナチュラルだけれど「用の美」も。
私の大好きな奈良の中川政七商店のものもあるんですよ。

お店のディスプレーもまたセンス抜群。
こういう空間ってだ〜い好き。
いつまでもここに座っていたいなあ、、、
ところで、ここを知ったのは、コレクションしている工房いろ絵やさんの作品があると聞いたから。
実際思った以上の収穫があり、笑みがとまりません。
いろ絵やさんのは今までは小皿中心に集めてきましたが、今回こんなかわいい花器をゲット。

いろ絵やさんはご夫婦で作陶されていて、イカや海老、カエルといったモチーフはご主人が、小さな花はマイセンで絵付けの修行をされた奥様が担当されているとか。
とするとこれは奥様の作品ですね。

反対の面はアザミです。
そして、こちらでらりぃ4軒目、いただいた景品です。[E:happy02]

らりぃ、12月10日までですよ〜。