2011年09月09日

炭を洗う〜本日の灰型・丸灰

日中は暑かったですが、空の色は透明になってきました。

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岡崎の疏水〜東山。

本日は重陽の節句。
この時期にいつも思い出すお気に入りの漢詩。


九月九日憶山東兄弟  王維

 独在異郷為異客(ひとり いきょうにありて いかくとなり)
 毎逢佳節倍思親(かせつに あうごとに ますます しんをおもう)
 遥知兄弟登高處(はるかにしる けいてい たかきにのぼる ところ)
 徧插茱茰少一人(あまねく しゅゆをさして いちにんを かくことを)


中国では、重陽の節句には髪に茱萸(しゅゆ:かわはじかみ)の実を刺して、親族つれだって近隣の小高い丘に登る習慣があったそうです。
故郷の兄弟達は丘に登って「一人(=私)を欠く、あいつ(=私)だけがいない」などと話しているだろうなあ、、、という詩なのです。


さて、思いついてちょっとミニ茶事をめざすことにしました。
仕事の合間をぬってちょこちょこ準備をはじめました。

あれもせにゃならん、これもせにゃならん、、、、ことが多すぎて、茶事ってこんなに大変やったんか、、、と若干後悔しつつも、もう案内状おくっちゃったしなあ。







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風炉用の炭は種火炭をいれてこんなもんかな。

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予備の炭も勘定に入れて、水洗いし、乾かしているところ。

なんで炭、洗うのかな、と思っていましたが、なるほど洗うといっぱい細かい炭の粉がついているのがわかります。
ほっておくとパチパチ火の粉が飛んで危ないからなのね。

ふと、、、、

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おお、久しぶりに見た、こんなでかいカタツムリ。

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ここんとこの大雨でうかれてでてきたのね。
普段はどこにひそんでいるのでしょう。

炭洗いのあとはこんなところでもひそかに段取り。


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さて、問題はこれですな。

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切り掛け風炉の丸灰、初挑戦!

実際は初心者なので、道安風炉・二文字押し切りにしますが、丸灰もなれておかねば。


上から見て、裾野の傾斜がどこも同じになっているか、同じ高さ、幅になっているか、夢中になって平面を作っているとなかなかわからないものです。




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側面、とりあえず完成。
前瓦の手前のスペースが狭く、難儀します。

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なぜか完成した写真がないのよ!
稽古炭をいれたところ。

はっきりいって、これでは通風がわるく火はおこらないとおもわれます[E:sad]
ぎちぎちだもんね。

曲線は、、、、むつかしいです。
次回も丸灰、がんばる予定。

お稽古の後はお楽しみの手作りお菓子にて、平花月で一服。

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うんまぁ〜!![E:heart01]
着せ綿!

これがお家でできるなんて、、、、



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私があれだけ苦労してほとんど失敗している干琥珀もお手製です。

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こちらは、おわら風の盆にいかれたひいらぎ様よりおみやげにいただいた富山五郎丸屋の薄氷、「風の盆・編み笠バージョン」です。

(本来は不等辺四角形なのですが、季節によりいろんなバージョンがあるのです。例:

ありがとうございました。

最後に、室町二条・亀廣保さんの小芋(もうすぐ芋名月)と芋の葉。

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美しい和菓子にかこまれて、季節を感じながらいただく幸せ[E:lovely]


posted by しぇる at 21:38| Comment(10) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
お茶事をなさるのですね。
準備は大変ですが、またこれも楽しくもあります。
そんな心尽くしこそが、
お客さんにとっては、この上もないご馳走です。
楽しみですよね~~。
Posted by nageire at 2011年09月10日 10:40
茶事は準備が大変ですが 楽しみでもありますね。
お茶をなさっていらっしゃらないかたは まさか炭まで洗っているとはご存知ないと思います。
することが山ほどありますので 今日もきっと準備をされるのでしょうね。

今年の「風の盆」は少し雨が降り 町流しはツアーで行きましたの見られませんでした。実は9時より後の時間
多分 朝まで踊りはあると思います。
去年は個人でまいりましたので 夜遅くにしっとりとした町流しを楽しめました。
五郎丸屋さんは八尾の祭りの時には 小さな店を出していて この時期だけのものだを買い求めました。
食いしん坊の私は食べ物にはすぐに反応するのです。
Posted by ひいらぎ at 2011年09月10日 11:38
9月になって、まだ暑いながらも、天気予報のお姉ちゃんが「今日は秋晴れ~」なんて言っているのを聞いて、そうか、やっとこの暑い暑い夏が終わるのかと。
和菓子とかも、季節を感じるものですよね~。お茶会楽しみですね~♪
Posted by ちゃみ at 2011年09月10日 11:50
nageire様

最初は練習茶事のつもりだったんですが、お招きした方々があまりにも経験ゆたかな方々なので、ちょっとへまできないなあ、、と緊張しています。でもなにごとも前へ進まないといけません。たとえ失敗しても〜[E:coldsweats01]
Posted by しぇる at 2011年09月10日 22:12
ひいらぎ様

薄氷はお茶人さんにファンの多いお菓子ですね。
上品に一枚とお茶一服、、、、にしておけばよいのに、ついお茶一服に3~4枚ばりばりと、、、、ああ、下品な食べ方をしてしまったわ[E:catface]
でもおいしいのでつい。
茶事は、まずは何を準備しないといけないかがよくわかっていないので、準備する以前にエライコッチャ状態になっています。[E:shock]
Posted by しぇる at 2011年09月10日 22:17
ちゃみ様

湘南の秋の高い空と、京都の高い空はつながっているとはいえ、またおもむきが違いますね。
昼間はもううんざりの暑さがまだ続いていますが、夜は虫の音なんかが聞こえて風流どす[E:lovely]
豊富な季節の和菓子をみるにつけ、京都暮らしはいいなあ〜とまた思っちゃいます、うふ[E:heart01]
Posted by しぇる at 2011年09月10日 22:20
菊炭を作る今西勝さんという林業家がおられます。
毎年炭が無くなりかけると今西さんのところに出かけます。

里山に囲まれたところにあります。
作る人がわかっていると、使うときには何かうれしい気がしますね。
炭を洗う時に、今西さん御家族のことを思い出します。
Posted by 野中の清水 at 2011年09月12日 22:55
野中の清水様

今西さんというのは池田炭を作っておられる能勢のほうの方なんですね。
こちらまでおでかけになられるんですか。
炭まで一流ですね。(うちのは残念ながら稽古炭ですが[E:coldsweats01])
生産者がわかっていると、大切に使おうと思えます。お茶をやっていると、そんなことも大事ですね。
最近の空焚き防止装置の付いたガスレンジでは種炭がおこせず、今難儀しています。[E:shock]
Posted by しぇる at 2011年09月12日 23:07
写真をずーーと見ていたら、お菓子やさんの中からのお写真・・。

小学校の先輩のお宅で、長男の同級生のお宅でもあります。こちらのお干菓子は風情がありますね。

それにしても、ご自宅でお茶事が出来るとは素敵ですね。
Posted by 山名騒然 at 2011年09月14日 14:25
山名騒然様

やっぱり、、、[E:coldsweats01]
京都ってほんまに狭いです。
なにげに言うと、あ、その人うちの親戚、とか同級生、とかぼろぼろでてきます。
うかつに悪口なんかいえませんね。

まあ、茶事と言えるものになるかどうかが問題ですわ。
Posted by しぇる at 2011年09月14日 21:12
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