2011年06月17日

一乗寺〜北白川疏水分線

サキョウカーというのは左京区に住んでいる人、もしくは左京区で仕事をしている人、のことだそうですが(どのていど普及している言葉かは不明)それをいうなら私もりっぱなサキョウカー。

なにせ過去,京都には通算12年住んでいましたが、ほとんど左京区の中ですべてが完結するという井の中の蛙生活でしたから。

左京区は多くは昔は洛外で、吉田村、岡崎村、松ヶ崎村、、、だったわけなので、洛中の人から見れば今でもちょっぴり「田舎もん」なのかもしれない。[E:coldsweats01]

先祖代々ず〜っと同じ場所に住んでます、という人は洛中に比べると少なくて、よそから(外国も含む)流入してきた人の率が高くて、ゆえに独特の雰囲気があると思います。

なかでも北白川、一乗寺って特に左京区っぽいなあ。

というわけで(?)、一乗寺あたりを散策いたしました。
このあたりは北白川とともに、大学の友人の多くが下宿していたエリアで、けっこうなじみがあります。

やっぱり食べるものから入るんだな。




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一乗寺・中谷さん。

もともとはでっち羊羹などを作っていた純粋な和菓子の老舗だったそうですが、三代目さんの奥様が洋菓子のパティシエだたそうで、以後お二人のコラボで和洋折衷のお菓子を作り始めてからは大人気となったお店です。





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絹ごし緑茶ティラミスというのが有名らしいのですが、見た目、このふわふわの白さにひかれてわらびもちパフェを。

この白いクリームの下は、ぷるぷるのわらび餅なんです。
生クリームにわらび餅がこんなに合うなんて思わなかった。(きっと今までだれも思わなかったに違いない)
いやあ、新鮮!
ただ、私にはちょっとクリームの分量が多すぎ。生クリーム好きにはたまらんと思いますが。
他にも和菓子のような洋菓子のような心惹かれるスイーツがたくさんありました。

中谷さんをでて、白川通りを渡って西へ。

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こちらは一乗寺商店街。(曼殊院通り)
商店街というには少しさびしい感じですが、かつてはすごく賑わっていたそうです。
結局大学の頃には行き損ねた、知る人ぞ知る映画館、京一会館も確かこのあたりだったかと、、、

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叡電一乗寺駅。
叡電の駅は昔とちっとも変わらないなあ。

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お、いかにも左京区っぽいカフェ!
インキョカフェ

どこのご隠居さんが道楽で始められたのか?
はたまた、隠居した人だけが通うのか?
それにしちゃカウンターバーのようなおされな作り、、、と思ったら、
マスターの名字が院去さん。(これもたいがい珍しい名字だよね)[E:coldsweats02]

次なるお目当てはかの有名な恵文社一乗寺店


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本と、生活に関する雑貨のセレクトショップとでもいいましょうか。
お店の前にはたくさんの自転車がとめられていました。

本と雑貨好きにはタマラン、、、と聞いていましたが、まさしくそのとおり!
1日でも楽しめるわ、こりゃ。

本はアート系が多い印象。
民藝関係の本をしばし立ち読み。


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奥はつながっていますが入り口は独立した生活館。
雑貨がこれまた欲しい物ばかりで、、、


人の心をくすぐるツボをおさえた品揃えですね。

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で、手に入れたのはヨーロッパのどこかのアンティークの銅皿。
ホーローの食器が合いそうな気がしたので、こんな感じに。

恵文社から南下。

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あら、かもめ食堂ならぬ、つばめ(食堂)。
イメージは似ているかも。
お昼時にはランチもいただけるようです。

さて、先月は琵琶湖疏水の分線、松ヶ崎疏水を歩きました。

これが哲学の道に続いていくのですが、その間をつなぐ部分がいわゆる北白川疏水なんです。
これも踏破しなければ!(いや、別に義務じゃないんですがね)と、一乗寺から銀閣寺にむけて疏水歩きスタート。




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花がかわっているけれど、やはりタチアオイでしょうか。→ゼニアオイでした。(Ishii様、ありがと)
このあたりにたくさん咲いています。


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この伊織橋あたりから緑がぐっと増えてきて良い雰囲気になってきました。


しかし、間抜けなことに、いままで疏水の流れる方向をまったく逆だと思っていたことに気づく。[E:coldsweats02]
だって京都の川はみんな北から南に流れるじゃない。高低差からいってもその方が自然じゃない。

でも!
疏水は南から北へ流れるのだ!
よく考えれば、琵琶湖からきているんだからそれが当たり前なのだけれど、いまさらながら、こんな逆行する大がかりな疏水事業を完遂した明治の京都人の偉大さに脱帽です。

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なつかしのK大グランド付近は、もう散歩道というより、うっそうとした森の雰囲気。
森の湿気、山の気がただよっています。



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以前に中へ入ったのは3年近く前のことになる、ヴォーリズ設計の駒井家住宅もこのあたりでしたね。





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そろそろ足がくたびれてきましたが、緑のある水辺ってほんとうにいいですね。

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やった〜!

やっと今出川通り、銀閣寺道に到着です。
疏水はこのあと銀閣寺参道のところで白川と立体交差して、哲学の道に続くのです。

後で地図で、疏水は高野川、賀茂川、白川とクロスしながら長い距離をはしっていることを確認。
長年京都、京都と言っていた割には、疏水のこと全然しらなかったなあ。

これからは常の散歩道、哲学の道を歩くときも、はるかな水の行方を実景とともに思いうかべることができそうです。


北白川ですので、せっかくだからおまけ。

恵文社、ときたらやはりこちらも載せておかねば。


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車がつっこんでいる、、、んじゃなくて、飛び出しているガケ書房さん。

こちらの本のセレクトは恵文社さんよりさらにマニアック度が高いような印象です。
ホーラー漫画家が描いた自分ちの猫の話(絵柄はホラーだけど、中味は笑える)の漫画を買ってしまった。

するとこんな袋に入れてくれました。


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「ガ」
[E:coldsweats01]


posted by しぇる at 22:28| Comment(18) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおーっ!いよいよ見慣れた場所がぞくぞく出てまいりました。以前一乗寺村に住んでいたので、このあたり縄張りでした。
京一会館には一度だけ行ったことがありますが、今はスポーツジムになっているところだったような気がします。
Posted by vivasan at 2011年06月17日 23:26
以前辛口批評をいたしました「マザーウォーター」に北白川疏水分流と近くの喫茶店が出てきました。明日はスクーリングで北白川に参ります。
昼はつばめ食堂に行くかなあ。
お花はゼニアオイだと思います。
Posted by Mariko Ishii at 2011年06月17日 23:37
左京区・してますね !
しぇるさんが今回紹介された以外にも、Ishii様の通われている造形大学周辺も随分風情がありますし、やはり、左京区はいいですね !
Posted by 老後は京都で at 2011年06月18日 04:22
友人が北白川に住んでいる間に行こう行こうと思いながら、当時はなかなか大阪を離れられなくて行けませんでした。

恵文社さんの近くに洋のアンティーク家具のお店があったと聞いたのですが、もうなくなってるのかな。

あまりなじみのない地域だったのですが、散策にいい感じですね。
でも京都はどこもふらふらするのが楽しい街ですが・・・
Posted by 夢風庵 at 2011年06月18日 11:28
vivasan様

なじみの場所がかなりオーバーラップしているでしょ?私は主に学生時代のなじみですが、vivasan様はず〜っと一乗寺村、松ヶ崎村ですから、筋金入りのサキョウカーの敬称(?)をさしあげましょう。[E:happy01]
Posted by しぇる at 2011年06月18日 20:46
Mariko Ishii様

きっとお花の正しい名称を教えて下さると思っていました[E:happy01]ありがとうございます。
マザーウォーターはまだ見ていないのですが、銀月アパートなんかが、でていたのかな。
あと人文研をわすれてましたねえ、、、。
今回のスクーリング、瓜生山でたんとお勉強なさってください。
Posted by しぇる at 2011年06月18日 20:54
S&Y様

にも、なつかしい場所だと思います。
京一会館なんかに行かれませんでしたか?
学生時代からかわらない店や建物をみると、なんだかしみじみ、昔のことを思い出しますねえ、、、(30年以上前のこと)
Posted by しぇる at 2011年06月18日 21:00
夢風庵様

葡萄家具ハウスなんとかというアンティークの家具のお店ならありましたよ。そのお店かな?
このあたりはいわゆる観光地があるわけではないので(詩仙堂、曼殊院くらい?)友人でもいないと、うろうろしないところかもしれませんね。北白川疏水の散歩道では、わんこ連れの方によく会いました。ももちゃんもいかが?ちと遠いか、、、
Posted by しぇる at 2011年06月18日 21:07
京一会館、もちろん行きましたよ。一晩で、4本くらい観るのですから、まさに体力勝負でした。懐かしいですね !
Posted by 老後は京都で at 2011年06月18日 23:09
ひゃあ~どれも癒されます。
何だか洗練された京都というより、つい最近まで近所にあった光景みたいです。
ゼニアオイという植物…近所にもあります、尋常ではない丈夫さですよね。
ここで紹介されると何だか雰囲気が違います。[E:notes]
Posted by ちょきた at 2011年06月18日 23:52
S&Y様

やっぱり〜。
たいていの男子はいってますよね、大学時代にあそこ。女子には若干行きづらかったけれど。
Posted by しぇる at 2011年06月19日 20:24
ちょきた様

このあたりは比較的新しい住宅地なので、いわゆる観光地的「京都らしさ」はあまりありません。けれどもこの雰囲気も、学生の街、京都ならではの一面だと思うの。
Posted by しぇる at 2011年06月19日 20:32
しぇる様が大学生していらっしゃた頃、白川通りを通学してたと思います。あの通りは街路樹の感じが好きです。
バスから見える白い建物がいつも気になっていて、ある日途中下車して見に行ったら人文研で、「ふ~ん」と頷いた思い出が…。
何を期待していたのか今となっては全く思い出せませんが懐かしいです。
Posted by ぴお at 2011年06月19日 23:45
子供のころの記憶にある実家の近くの商店街や駅、未だに夢の中に出てきます。叡電一乗寺駅が当時の西武新宿線都立家政駅を思い出させてくれました。昭和の香りですね。
今日、グループホームに入られているお茶の先生に会ってきましたが、ちょっとシェルちゃんに毛並みの似た高齢のジュニアちゃんが死んでしまったとのこと。一緒にワンちゃんはいたものの、先生が家にいなくなってからは昼間は2匹の生活だったから、淋しかったのかもしれないなあと悲しくなりました。
Posted by yuchi at 2011年06月20日 18:13
ぴお様も

あのあたりお馴染みがあるんですね。

学生の頃は吉田界隈に住んでいましたが、いやなことがあったときなどは夜、北白川あたりをあてなくよく徘徊しました。(まあ、治安もよかった時代ですので)歩いているうちに不快な気持ちも洗い流されるような気がして。暗い中でぽうっと突然視界にうかびあがる人文研の建物、好きでしたねえ。
Posted by しぇる at 2011年06月20日 21:59
yuchi様

いままでずっといっしょにすごしてきた先生が急におられなくなって、動物も注がれてきた愛情がなくなると生きづらくなるのでしょうか。お母さんはどうしたのかしら、、と毎日窓の外をみている、、、なんて想像して、泣けてきます。(うちの2匹はずっと昼間は2匹だけなので慣れてる?)

そう、このあたり昭和のにほひ、、、です。どっぷりその時代にいた者にはわかります。
Posted by しぇる at 2011年06月20日 22:03
ホラー漫画家が描いた猫漫画を詳しくお願いします…!!(笑)
まさか、楳図かずお??

私の人生初の猫漫画って『ホワッツマイケル』なんですが、しぇるさんは何ですか?

猫ネタと言えるかどうか微妙なネタなんですが。

東京でやっている国芳展(この前のとはまた違うやつ)、9月に佐川美術館に来るんですね!!
大阪市立美術館の国芳展は、猫目当てで行ったらかなりガックシだったので、これはどうかなあと。
去年の「にゃんとも猫だらけ展」は、よかったですよね。
Posted by おかだあんの at 2011年06月23日 17:05
あんのちゃん

私の猫漫画初体験は意外にも少女漫画系かもしれない。綿の国星とか、みかん日記とか、、あ、ちょっと違うか[E:coldsweats01]

その漫画は伊藤潤二の猫日記「よん&むー」。
「呪い顔の猫」、、、、ってふつうにかわいい猫の話でしたわ。

佐川に国芳が!
これはまた行かなくちゃ。ちょっと交通の便わるいけど。
Posted by しぇる at 2011年06月23日 23:52
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