2011年06月03日

青時雨〜黒谷・真如堂・何有荘周辺

青時雨、もしくは青葉時雨は夏の季語ですが、二つの意味があるそうです。

ひとつは青葉の頃にぱらつく雨、もう一つは青葉にたまった水滴がぱらぱらと落ちてくるさま。
いずれにしても美しい言葉です。

この日は雨の中、青葉麗しい道を散策して、「青時雨」という言葉がうかんできたのでタイトルにしてみました。

P1010332

スタートは黒谷さん(金戒光明寺)の門前のお家のバラから。
日本家屋にも意外とバラって合いますね。
雑誌で読んだところによると、日本原産のバラ(薔薇:しょうび)もあるそうですから、ヨーロッパだけのものぢゃなかったんだ。



P1010333

黒谷さんの猫。

P1010335

紫陽花の花はまだ青いです。
こちらも境内広いので、あちこちにいろいろな花が見られます。


P1010336

こういう崩れた壁フェチ[E:lovely]

P1010339

本堂の前の階段の大きな桜、花の時はきれいなんですが、こんなサクランボができていました。

かわいい。

P1010340

墓地へ向かう道の石畳。
このリズム感が美しい。

P1010341

蓮の花はまだ早い墓地への橋をわたり、、、

P1010342

真如堂へぬけるこの裏道は大好きなのですが、小雨模様ゆえ、ほかに人っ子一人いません。
薄暗いし、さすがの私も若干、、、、恐かった〜[E:shock]

P1010344

真如堂にもだ〜れもいなくて、コワイながらも独り占め。


P1010345
紅葉が美しいここは、青楓だって美しいんです。


P1010347

いつも観光シーズンには人をあてこんで店をひらく(?)真如堂猫もいないなあ。
P1010350
と、思ったら、茶所にたたずむ黒猫ちゃん。

じっと丸まって、雨をしのぐのでしょう。

P1010364_2



ふと気になって、野村碧雲荘の花菖蒲を見に行くことに。
すると、、、ありゃ〜、、、

P1010379

「柵の内側に入らないで下さい」

けち〜!けちけち![E:pout]

P1010380

しかたがないので、思いっきり拡大で。
ただし、花はまだ少し早かったようです。

ここから南禅寺境内に入り、金地院の前をまっすぐ行くと、大寧軒とか智水庵などの非公開のお屋敷の門が続きます。



P1010372

こちら智水庵の入り口。
もと北陸の鉱山王といわれた横山男爵家の京都の別邸だとか。

一時短期間公開されたこともあるらしいですが、一度は入ってみたいですねえ。
やはり東山を借景とし、琵琶湖の水を引き込んだ池泉回遊式庭園のはず。

それにしても今はどなたが維持しておられるのかな。(莫大な資産が要るでしょうねえ)



P1010366

そしてアメリカの某大資産家が入手したことで有名な何有荘(かいうそう)。
こちらも一時は公開したり、イベントが行われていたらしいですが、個人の所有となった今、公開はあまりのぞめそうもない。


P1010368

残念なので、生け垣越しに東山の借景だけ拝んで、想像をふくらませましょう。


P1010370

うわあ〜、、、りっぱな巨石!

P1010371

うわあ〜うわあ〜(←興奮している)

これでもか、の石垣!

数年前、この石垣のところにスズメバチが巣を作って大騒動というニュースがあったなあ。

その先には蹴上名物、「ねじりまんぽ」。


P1010373

インクラインの下をくぐるトンネルで、インクラインと同じ時にできたそうですからこれも明治の建築物。

P1010374

中はこのように見事にねじれております。
強度を高くするための力学的意義があるんだそうな。

くぐった先はツツジで有名な蹴上浄水場。
ここからまた南禅寺にに引き返す途中、こんなそそられる道しるべが。

P1010376

「豆の子いなり」。
そもそも豆の子ってなに?

P1010377

なにがあるのかしら。どきどきわくわく。

あれ?


P1010378

工事中!

なので、豆の子が何なのか、解決されないまま家路についたのでありました。

** 後日さる筋から情報をいただきまして、豆の子=メノコ=女の子、だそうです。
   祀ってあるのはヒンドゥーの伎芸天、荼枳尼天(だきにてん)なんだそうです!


posted by しぇる at 23:38| Comment(16) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何有荘の門!
新調されたのですねぇ~
そんなに酷く傷んでもなかった気がして居るのですが…
でもきちんと新調されている様に見受けられますが…
びっくり。

2008年、ある会の方々の為にいちにちプライベートなお茶会をさせていただいた事があるのです。
なつかしいけど
もう入れないのですね…
豆の子稲荷さんも、あんな事に…

私もまた散歩してみよう~
と思います。
どんな風に変ったのでしょうね。
高低差があって地下通路まであって
水が引いてあって
いくつもお茶室があって
なんとも贅沢なお庭でした。
Posted by 好日居 at 2011年06月04日 00:27
何有荘はアメリカの方のものになったのですか!
いっとき「津多や」という表札になっていて 勝手にレンタルの「〇たや」かな?などと思っていました。
表札が何有荘に変わってほっとしました。
私はあそこに2回行ったことがあって お茶もいただきました。お茶を点てるお仕事を募集していたときは本気でしてみようかと思いました。
しばらくすると建物がぐるっと覆われて 裁判所の差し押さえになっていました。誰が買うのだろう?と思っていました。

あの前は横山氏の持ち物ですか。
山中温泉にある有名な茶室のある横山氏所有だったものと同じ方かしら?

私もあの神社は行ってみましたがどうしてあのように覆われているのかしら?
散歩は楽しいですね。気分が変わります。

今年は気候の都合で植物の開花がちょっと遅いように思います。
昨日の平安神宮の花しょうぶは2分咲くらいでした。
Posted by ひいらぎ at 2011年06月04日 08:17
お伝えするのを忘れていました。野村碧雲荘の花菖蒲は門に向かって左側の端、道路と小川が交差する場所から見るのが一番近くから見られます。

何有荘は一時期某宗教団体が所有していた時に公開されていて、その時幸運にも入れました。それまで荒れ果てていたのを、修復するとか言って、大規模にブルドーザーが入ったりして池やお庭を改修していました。お庭の高い所にあるお茶室は明治天皇(だったか?)が出入りするための地下通路もありました。
いつかのテレビ番組では、岡崎一帯の別荘・庭園は外国の人の手に渡っても保存されるのなら仕方がないと言っていましたが、私達はテレビで見るだけしかできなくなってしまいましたね。
Posted by vivasan at 2011年06月04日 22:53
好日居様

コメントありがとうございます。
(例のお菓子はお茶の教室で大好評でした!)

何有荘でお茶をされたんですか?!
まあ、それは行ってみたかった[E:sad]もう入れないかと思うととても残念でうらやましいお話です。
豆の子いなりもご存じなんですね。
で、豆の子っていったいなんなんでしょう???
Posted by しぇる at 2011年06月04日 23:25
ひいらぎ様も

中へお入りになったことがあるのですか〜?
拙ブログにおいでの方はみなさま、何有荘をご存じでびっくりです。
今更ながら入る機会がなかったのが残念でしょうがないです。

>山中温泉にある有名な茶室のある横山氏所有、、

北陸の方らしいですからあり得る話ですね。

豆の子いなりの方は「工事中」(何を工事しているか、が謎ですが)と書いてありましたので、また復活するかと思います。そのときは「豆の子」の謎がとけるかも、、、
Posted by しぇる at 2011年06月04日 23:30
vivasan様も

何有荘経験者ですか!
いいなあ、、、、
私もそのTV見ました。でもあれを欲しがるくらいの人なら、アメリカ人でも価値がおわかりなので、きっと大事に管理してくれることでしょう。(見ることはかないませんが、、、[E:weep])
彼に所有される以前の何有荘のHPは、とってもきれいで眺めるのが楽しみだったんですが、、、

なるほどっ!
あそこから見れば、花菖蒲ももっと接近して見ることができますね。
貴重なアドバイス、ありがとうございます。
Posted by しぇる at 2011年06月04日 23:36
京都の早朝散歩は、人気も少なく爽快ですよね。
それにしても、黒谷の霊園の、妙齢の女性の一人歩きは、いくらなんでも、少し危険では?
Posted by 老後は京都で at 2011年06月05日 01:42
いい散歩道ですね~。緑も美しい。
うっとうしいこの季節も、こうやって楽しめるといいですね~。
私も雨の古壁フェチになりそうです~(笑)。
Posted by ちゃみ at 2011年06月05日 14:48
美しいですね~~~~~
しっとりと京都ですね。
今月こんな風景を見に参ります。
今から楽しみなのです。

瓢亭さんのたたずまい素晴らしい
ですね!
Posted by nageire at 2011年06月05日 15:30
ひいらぎ様が何有荘に応募して下さっていれば、もっといい印象だったでしょうが、私の時は海千山千のような人がお茶を運んできたので、うわあここは(運営が)荒れとるなあと思いました。
高台には閉所恐怖症の私の夢に出てきそうなトンネルがあり、高台から下るには高所恐怖症の私が難儀する地形になっていて。
上の出口はインクラインにつながっていましたから簡単に侵入できそうでしたよ。
丁度向かいの智水庵(?)も公開していましたが、呼び込みが凄くて入らずじまい。
しぇる様も念じていればきっと野村碧雲荘のように見られる日が来ると思いますよ。
Posted by Mariko Ishii at 2011年06月05日 20:16
S&Y様

ご心配いただき恐縮です。
後期妙齢ですから、おそわれるとしたら財布ねらいか?まあ、なるたけお金持ってなさそうな格好で歩くようにしますわ。
Posted by しぇる at 2011年06月05日 21:17
ちゃみ様

観光客でごったがえす行楽日和ではない、真冬とか雨の日の京都って好きです。
なのでいつも桜や紅葉の名所にハイシーズンに行けていません。一生紅葉の嵐山は行けないだろうなあ。
Posted by しぇる at 2011年06月05日 21:20
nageire様

いよいよご上洛ですか?
どんな花や花器にめぐりあわれるのでしょう。
京土産の投げ入れ、アップされるのが今から楽しみです。
よい時をおすごしになられますよう。
Posted by しぇる at 2011年06月05日 21:22
Mariko Ishii様も

何有荘、おいでになっていたのですね、さすが!(私が行くような所はほとんど制覇されていますね)
そんなおとろしいお茶だったんですか?どこが運営していたのでしょうねえ。かえってアメリカ人に商売っけなく管理してもらう方がよいのかもしれません。
高低差、地下通路、、、も人によってはNGなんですねえ、あははは。
侵入はさすがにまずいですが、お言葉に勇気をいただいて、いつか行けますように、と念じてみます。
Posted by しぇる at 2011年06月05日 21:30
豆の子いなり社・・・謎解き・・宜しくお願いします!笑

レンガに異常に反応してしまいますが、この「ねじれ」!先人の確実な技術こそ!今、様々に見直す機会かもしれないと強く思えました!意義ありますね!
Posted by nnya at 2011年06月10日 10:50
nnya様

実はさる筋から豆の子稲荷のご解説をいただきまして、簡単ですが文末に追加アップいたしました!よもや解決するとはおもわなんだ、、、
ひとつ賢くなりました。
今日は北白川の疏水を歩きましたが、普通京都では北から南へ流れる川が、疏水では逆方向に流れているのに遅まきながら気づきました。
疏水を作った明治の京都人はすごい。
ねじりまんぽも然り、です。
Posted by しぇる at 2011年06月10日 23:39
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。