2010年12月13日

清心庵〜金毛院〜シメは神宮道・波多野

先日はお茶会の連ちゃんという、さすが京都!、、、というすてきな体験をいたしました。

午前中は、もちや様のお社中での初めての大寄せ茶会、ということでお招きいただきました。
場所は関西セミナーハウスという、京都も北の方、修学院と曼殊院の間にある施設の「清心庵」というお茶室にて。


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まだまだ京都初心者ですので、左京区にこのような秘境(?!)があるとは知りませんでした。
車を運転していったのですが、とちゅうけもの道みたいに道が細くなったり、なんだか狸谷不動尊のほうへ迷っていったり、えらい遠回りをしてたどりつきました。(到着したときには正直、遭難せずにすんだ、、、、と思いました。)


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ごいっしょしていただいた、ぽん様
しっとりとした景色になじんでおられますでしょ。


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清心庵入り口。


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お草履は鼻緒留めで。(イニシャルはちがうんですけど、、、)


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山の中腹にありますので、眺めのよいお庭です。白い山茶花がきれい。

待合いのお軸は大根の絵。
本席は「看々臘月尽」(虚堂録)
臘月=12月、1年が尽きるが如く、命も必ず尽きる、ぼやぼや生きていてはいけない。
いよいよこの季節になったのだなあと、あらためて思います。

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先生も、お弟子さんも茶会デビューとは思えない、なごやかでよいお席でした。
もちや様のお点前が拝見できなかったのがちょっと残念。
お運びはしっかりみせていただきました。[E:happy01]
なかなかどうして、堂に入ったものでした。

お菓子は老松さんの雪餅。
ふわふわで上品で、こういうのが日常いただける、京都暮らしのありがたさが身にしみますわ[E:delicious]

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名残の紅葉の吹き寄せ。
風情がありますね。

お昼からは、そらいろつばめ様におさそいいただいて、お知り合いの、宗偏流の先生がお釜をかけられる金毛院へ。(法然院の入り口のところ。法然院の住職さんの隠居場所として建てられたとか)


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こちら法然院ちかくの哲学の道。
養生のため、一部閉鎖になっています。

学生の時、この近くに2年ちょっと住んでいました。



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金毛院。
こちらではいろんな流派の先生方が月釜をかけておられて、臨時参加もできるのです。

遠州流、石州流と拝見したことがありますが、宗偏流ははじめて。


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お席は四畳半、土壁は錆が出て良い感じ。
本日のテーマは「討ち入り」ですので、夜咄の感じで手燭、石菖の鉢がでています。

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年の暮れゆえ、風炉先:伊勢暦。
軸:大石内藏助良雄の歌切。「うらみとは、、、(以下失念!)」
花入:桂籠(吉良上野介の偽首とした、とされる)
薄器:老松(蓋裏に老松の蒔絵有り。ご存じ「松の廊下」から)
建水:槍の鞘   釜:矢筈  (いずれも討ち入りの時の武器)
主茶碗:高麗茶碗 塩笥 銘「不識(達磨の言葉)」(塩は赤穂の名産)



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いや、討ち入りをテーマにこれだけのお道具がすっとでるあたりがすごいです。
宗偏流のお点前は、帛紗さばきはもちろんのこと、茶巾のたたみ方、茶筅通しのしかたも少しずつちがうんですねえ。


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流祖・山田宗偏は宗旦の弟子で、討ち入りのため、吉良邸の茶会の日を赤穂浪士に教えたことでも有名なので、この日の討ち入りのテーマもむべなるかな、です。




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帰りは哲学の道にそって歩いて。
観光シーズンは一段落したので、人もまばら、そして名残の紅葉が美しい。

本日の私の着物のテーマは「雪」でございます。

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ぼた雪のなかに雪輪がかくれている小紋と、東本願寺北・染工房 遊さんに染めていただいた雪華紋名古屋帯で。


さて、シメは夜、近所の神宮道・波多野さんで懐石を。


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こちらはちりめん山椒のお店のお二階にあって、全然気がつかなかったのですが、ときどき遠つ国からコメントをくださるKiremimi様お勧めのお店。

お昼も夜も松花堂がいただけるのですが、この日は懐石を。

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その中の一品、蕪蒸し。

おいしくいただきました。
歩いて行って帰れる距離にこのようなお店があるなんて、しあわせ[E:lovely]

今日はいろんな方と、楽しくすごさせていただいた良き日でありました。

もちや様、ぽん様、そらいろつばめ様、宗偏流の先生、お隣に座られた漆師様、波多野さん、その他の方々、
ありがとうございました。
posted by しぇる at 13:12| Comment(10) | TrackBack(1) | 未分類 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
UPはやっ!さすがしぇる様。

昨日はどうもありがとうございました。白川まで送っていただき、助かりました。あれをまた戻るかと思うと(x_x)
しかし、えげつない道でしたねぇ。

わずかに残る紅葉と、掃き集められた紅葉が侘びた雰囲気で、素敵なお茶室でしたね。アットホーム感のある和やかなお席も良かったです。
しぇる様が上座にいてくださったおかげで、恥をかかずに済みました。二重に助かりましたぁ。
また、ご一緒できるのを楽しみにしています。
Posted by ぽん at 2010年12月13日 13:51
ぽん様に続いて、本当にはやっ!
それに、席中の写真がなくても十分に伝わってくるお茶会の様子、さすがしぇる様です。

朝のお茶会は、もちや様と一緒にいらしたのかと思っていましたら、もちや様がお手前なさったのですね。セミナーハウスとお聞きしたので、全然ちがう雰囲気を想像してました。閑静なところなんですね。

そうそう、吉良邸でお茶会をしていたのが、宗偏だったんだ。討入りがテーマで、武具に見立てたお道具でも、しっとりとしたお席でしたね。
「ふしぎ発見」では、桂籠は取り返されるのを恐れた上野介の首の代わりに包んで下げたという説明でしたが。どちらにしても、ちと物騒な。。。

本当にいろいろと有難うございました。
Posted by そらいろつばめ at 2010年12月13日 18:11
早速京都を楽しんでおられますね。
京都は月釜があちこちにあり そこを回るだけでも忙しいです。
私も一時はあちこち行きました。今はちょっと介護でいけませんが。
Posted by ひいらぎ at 2010年12月13日 20:06
ぽん様

こちらこそ、ご一緒いただきありがとうございました〜。
あの道を歩いてこられたのかと思うと、もう、、、[E:coldsweats02]。
いや、水屋の方々のほうがもっと大変だったでしょうね。
ほんまに水屋の和やかさが伝わってくるようなお茶会でした。
またお茶会、行きましょう。
あ、うちでのお茶会もせねば、、、、
Posted by しぇる at 2010年12月13日 22:06
そらいろつばめ様

こちらこそありがとうございました。
やっぱりすごい方々とお知り合いでびっくりです。
おつきあいさせていただいて、ほんとうに感謝です。
金毛院、これからも月釜、ちょっとのぞいてみようかな〜。

桂籠の件、そうでした。マチガイは訂正いたしました。
あれに首はやっぱり入りませんよね[E:coldsweats01]

また、野村でお会いできるといいのですけれど、募集にまにあうかどうか!
Posted by しぇる at 2010年12月13日 22:10
ひいらぎ様

おそらく介護でお忙しいのだろうと思っておりました。
長期戦ですから、がんばりすぎないようになさってください。
息抜きに、月釜巡りもたまにはいいのではないでしょうか。
場所によって月釜もさまざまですが、知っている方のお席というのはやっぱり格別ですね。
Posted by しぇる at 2010年12月13日 22:13
しぇる様
先月は3回名古屋へ 今月もすでに3回名古屋へそしてまた今週一度いきますが一週間くらいいます。一度帰ってきてまた年末年始は名古屋です。
日帰りは疲れます。翌日はぐったりしています。
私にとってはお茶は息抜きです。
何かあればお声だけでもかけていただけるとうれしいです。今回で多分父は落ち着くのではないかと思うのですが。
私はちょっと書けるくらい老人ホームやグループホームを回りました。ここまで回るともっと行ってみたいところもありますが 一応決まりました。
お茶は出来るときにしたほうがよいと思います。
Posted by ひいらぎ at 2010年12月14日 20:53
ひいらぎ様

読んでいるだけでもしんどそうです。
ご苦労様です。(まあ、明日は我が身かもしれませんが)
無理をするとどこかにガタがきますから、体調のメインテナンスもなさってくださいね。
いまのところ京都でのお茶のお稽古はまだ保留です。
現在の仕事がもう少し楽にならないとお茶に専心するゆとりがないのはたしかなんですが、まずは身内で茶事のまねごとの練習をしようかと、、、
Posted by しぇる at 2010年12月14日 23:29
波多野においでになったのですね。
私達どもの家も、東側になりますが、歩いていける距離です。京都に居る時は、落ち着いた空間で話がしやすいこともあって、よく訪ねてきた友人といったりします。美しいお茶事や波多野の写真をみると、早くかえりたくなります。
Posted by kiremimi at 2010年12月15日 17:57
kiremimi様

情報をありがとうございました。
おかげさまでちょっと隠れ家的なおいしいお店をキープできました。
私たちが夕食の懐石をいただいている時にも、ふらりとこられたおなじみさんらしき方が松花堂を注文されていました。
今度はランチに利用してみようと思っています。
(私の好きな)冬の京都が待っておりますので、またいつでもお帰り下さいね〜。
Posted by しぇる at 2010年12月15日 21:55
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修学院でお茶を。んまぁ京都やわ
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Tracked: 2010-12-18 16:42