2009年11月02日

月釜のお手伝い〜時雨・紅葉〜

朝はまだ晴れていました。

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すがすがしい朝の空気に見事な紅葉の北摂です。

私といえば、、、、


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朝から月釜の水屋のお手伝い。

茶室近くの先生のおうちから、熾した炭を運びます。

いきなりの開炉、炉に入れる下火ですが、火のついた方を下にして炉にいれて、おこられました[E:coldsweats01]あは。
(火のついた方を上にしないと消えてしまいます。まあ、当然といえば当然。理科系なんですけど、、、、あれ?)

炭を日常生活に使わなくなって久しく、いつも炭点前などしていてもこれです。

茶人への道はまだまだ険しく遠い、とがっくりしたひとこま。


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点て出しのお茶碗も順番が決まっているので、前日撮ったデジカメ画像をプリントして、水屋係だれでも順番が確認できるようにしたので、ここでは先生にほめられる。(挽回、挽回[E:happy01])

どの席も20名以内でしたので、数茶碗も十分足りて、点て始めるタイミングさえ気をつけていれば楽勝でした。


点て出しがあたったお客さんにとっては、一期一会の大切な一碗、という心構えでがんばって点てましたよ。


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主菓子は芋のきんとんです。

干菓子は紅葉と流水。「ながれもあえぬ もみぢなりけり」竜田川の風情で。

これを一つずつ懐紙の上にとると、色がなんとも、、、そこには秋ワールドが無限に広がるような気がしました。


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軸はお家元の「山屋見幽勝」。(山の住まいで美しい景色を見る、、、、という意味でしょうか)

ちなみに待合いは扇面で「時雨洗紅葉」。

竹の花入れは黒田正玄。眼福、眼福。


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棚は紅葉透かしの秋泉棚、淡々斎好。

真ん中の棚の替茶器はタイのおみやげだそう。

「タイの焼き物はなんてったっけ?」と聞かれて「タイヤキ!」と答えてまたおこられる。

(このタイプはベンジャロン焼だそうです)

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煙草盆は六瓢、棗も六瓢の蒔絵でした。

六瓢=無病(むびょう)で喜ばれますし、炉開きには「織部、ふくべ(瓢箪)、伊部」の三べのいずれかがよい、とされていますし。

この日は昼頃から時雨れてきて客足はやや悪かったのですが、かえってゆっくり秋の風情を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

水屋の総指揮は無理ですが、点て出し部門だけは指揮をとってあれこれ指示をだしてコントロールするのが実はお点前をするより楽しかったりします。

将来、茶事をするときのための修行、修行。

後片付けもすべて終わってほっとして外に出るとけっこうな雨でしたが、この紅葉のバリエーションがかえって美しく見えました。


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まさしく「時雨洗紅葉(しぐれ紅葉を洗う)」ですねえ、、、、


posted by しぇる at 22:43| Comment(10) | TrackBack(0) | お茶と着物 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おつかれさまぁ。

きんとんは、菓子盛がたいへんですね。
そういえば以前、千本玉寿軒さん(ここのはまた一段と
繊細なきんとん)からものすごほそぉいきんとん箸を
お借りして助かったことがありました。

オスミ…夏下冬上-かかとうじょう-と覚えなさい…と
言われた記憶があります。
Posted by うみうま at 2009年11月03日 10:31
足は大丈夫でしたか?お疲れ様でした~!
私も三日連続大学祭のお手伝いで寒くて疲れました~!
Posted by ひいらぎ at 2009年11月03日 21:34
うみうま様

ありがとうございます〜。
菓子盛りはまださせてもらえませ〜ん。特にきんとんはすぐつぶしてしまいそうです。千本玉寿軒さんの繊細なきんとんなど、どうやって扱って良いかわかりませんわ[E:coldsweats02]それ用のお箸があるんですね。どれほど細いのか一度拝見したいものです。
夏下冬上、よい言葉を聞きました!今度から間違えないようできそうです。
Posted by しぇる at 2009年11月03日 23:31
ひいらぎ様

大学祭、ご苦労様でした。
特に昨日今日は寒くてたいへんでしたね。
でも楽しまれましたか?
足はちょっと正座がつらかったですが、おかげさまでもうだいぶん回復しました。走るのはまだちょっと、、、ですが。
Posted by しぇる at 2009年11月03日 23:35
夏下冬上というようですが 私はまた違うことを伺いました。上ばかり と です。どうなんでしょうか?
いつか先生にお尋ねいただくとありがたいです。
家元の代が替わったり 先生によって違ったりもするのかもしれませんねえ。
一番大切なのは 茶席でちゃんと釜の湯が使えるということでしょうねえ。
Posted by ひいらぎ at 2009年11月04日 08:51
お疲れ様です。
お茶会での水屋仕事はすごく勉強なりますね。
色々と教えられる事が多いです。
実は自分も水屋で裏方をしている方が好きだったりします。
炉開き、口切と良き季節になります。
そして茶花は椿・・・心改まりますね。
Posted by nageire at 2009年11月04日 20:53
ひいらぎ様

理系のはしくれとして考えてみたのですが、本来火は上へ上へと燃え上がるので、夏場は火を下にすればよし。冬は火床、炉なら灰が冷えていて熱を奪うので上にする。、、、、って思ったのですが。
炭の入れ方も、空気の流れができるように、適度な隙間がいります。基本であり、一番むつかしくもあるのが炭点前なんですねえ。まだまだ修行がたりませんわ。
Posted by しぇる at 2009年11月04日 23:04
nageire様

ありがとうございます。なんとかこなせてほっとしています。
水屋仕事というのはお茶の一番基本で一番大切な部分だと思います。きちんとこなせるようになるのが目標です。(遠なるかな、、、ですが)
ほんとに11月はお茶の行事がたくさん。楽しい季節です。
また少しずつアップしていきますね。
Posted by しぇる at 2009年11月04日 23:20
お手伝いのしぇるさんを・・思い浮かべました。笑顔
時雨洗紅葉・・・この雨にも・・清清しさを・・・
しぇるさんの、一日の心地よい充実感を・・・
こちらまでいただけたような感じです。
全ての細やかな気配りに加え、しぇるさんのユーモア心がとても温かい・・・
いいお茶席は、支える裏方の方のお心一つ・・
ありがとうございます。
日常に生かさなければ・・生かせられれば、なおのこと良しですね。
Posted by nnya at 2009年11月05日 07:59
nnya様

時雨、、、この季節日本に生まれてヨカッタ、と思います。降ったかと思えば日が差して、紅葉をますます美しくする時雨。これから寒くなる、という気持ちがかえってこの微妙な季節をじっくり味わいたいという思いになるのでしょうか。
茶席でのこころ使いはまだまだ十分ではありません。これでいい、というきりがない世界だともおもっています。まあ、未熟であることを自覚していればそれでいいか、、、と。
ここは北摂でnnya様のおられる南の方に比べると、少し紅葉が早いかもしれませんね。すてきな時雨の季節をどうぞお楽しみ下さいね。
Posted by しぇる at 2009年11月05日 22:44
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