2008年11月27日

南禅寺「お屋敷通り」〜野村美術館〜細見美術館

黒谷さんをあとに、岡崎を通り抜け南下、ここもお気に入りの南禅寺下河原町の別名「お屋敷通り」を。

ここは南禅寺には近いのですが、一般の観光コースではなく、知る人ぞ知る(、、いや、けっこう有名かも、、、)散歩コースになっています。

このあたり、昔の大名の屋敷跡や、財閥がたてた別荘など、それはそれはそのまま時代劇のロケ地になりそうな、超がつく立派なお屋敷がならんでいます。

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良い感じに苔むした数寄屋門のお屋敷。



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門脇の紅葉がみごとな、お屋敷。

門の感じがなんとなく、やんごとないですね。


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侘びた風情の門。

格子戸の向こうの庭の景色にも心惹かれます。

どんな方がお住まいなのでしょうか。


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生け垣のさざんか(?)も高貴な白です。(なんでも上品に高貴にみえてくる、ど庶民のわたくし、、、[E:lovely])


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野村別邸・碧雲荘の前の通り。

今は紅葉、落葉していますが、右手に見えるのは有名な?(知る人ぞ知る[E:coldsweats01])紅しだれ桜です。

春はそれはそれはお見事!

この道も学生の頃、心茶会がらみで通った南禅寺・慈氏院への道で、懐かしい大好きな通りです。


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さてここから、疎水の分流に沿う細い道を東山のほうへ。


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町中にこんなひなびた風景があるのか、と思われるような、絵になる景色です。

ここは将来の家の近所でもあるので、絶対日々の散歩道にしよう!かたく誓っている(なんじゃ、そりゃ?)場所でもあります。



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この道の片側は全部野村別邸です。

すごいですね〜。その大きさがしのばれます。

そして、通り抜けてたどり着いたのが野村美術館


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ここは茶の湯に深く傾倒した、野村得庵(野村財閥を築きあげた)のコレクションなので、茶道をたしなむ者にはもう垂涎物というか、涙が出るくらいありがたいというか、、、の道具を所蔵しているのです。

茶道関係の本や雑誌にはかならず、「野村美術館所蔵」の文字を発見できます。

目録見るだけでも、よく行台子のお稽古で名前を(名前だけです)使わせてもらっている、大名物、上杉瓢箪(茶入れ)やら北野茄子やら、、、、[E:lovely]名前見るだけでも涙がでますわ。

この日展示拝見できたのは、千利休の書「妙」

この前茶道雑誌で見たばかりの織部の耳付き茶入れ、銘が「餓鬼腹」。

「これがあの、あの、、、有名な織部さんのお茶入れ〜〜〜」と、ガラスにへばりつき、はたでみるとずいぶん怪しい人になってたかもしれません。[E:catface]

立礼席でお抹茶を一服よばれ、外に出ると、おお〜っ!団体さんの行列が目の前を通り過ぎる、、、、そうか、ここは南禅寺の脇門の前だったんだ、、、、

南禅寺に心惹かれつつも、(先日nnya様 がいかれた天授庵もいきたかったけれど)あまりの人の多さに(雨なのに、雨なのに、、)たじろいで、あきらめてしまいました。

元来た小道を戻って、西へ。

お次の目標は岡崎の細見美術館




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実はこちら、初めてだったんです。

平成10年にできたそうですね。私には、この場所は「ル・レ・オカザキ」というレストランがあった場所なんです。

学生の頃、京都会館のそばにあったレストランで、学生には少し敷居がたかかったので、入ったことはありませんでした。

当時まだめずらしかったオープンエアのテラス席があり、夕暮れともなると各テーブルの上に色とりどりのガラスに入ったキャンドルが置かれ、ゆらゆらと、ここはルノワールの描くパリのカフェ?という気持ちになったものです。

いまだに懐かしい心の中の情景ですが、いつごろまでここにあったのでしょうか、、、、

細見美術館はこれまたはやりの(?)地下からはじまる構造で、建物的にもおもしろい作りになっています。

展示の仕方もユニーク。

この日は「琳派展ⅩⅠ 花の協奏曲」という特別展示

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一言で言えば琳派の花の絵は、古典的な着物の柄、、なんじゃないかと思います。

とはいえ、琳派とはなんぞや、狩野派とどうちがうのか、とか、知識が乏しいので、美術館内のショップの本を立ち読みして(!)少し学習いたしました。[E:coldsweats01]

そしてこちらでゲットしたもの。


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一目惚れした神坂雪佳の「金魚玉図」のファイルと絵はがき。

この金魚を正面からみるという発想、みたとたん、ぷ〜っ[E:happy02]とふいてしまいます。

金魚を擬人化した、歌川国芳の浮世絵「金魚づくし」を思い出させます。




それに鍬形薏斎(くわがたけいさい)の猫の一筆箋。





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一筆箋の真ん中にかわいい(微妙、、)猫がど〜んと鎮座してるところが、すてきなんです。

メモするのに邪魔そう、、、だけど。


posted by しぇる at 00:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 京都にて | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
琳派、最近雑誌でもよくとりあげられていますね。大胆なレイアウトやインパクトのある絵というのは何となく分かりますが、興味を持ちつつも全然知識ありません。。
細見美術館のポスターのデザインもすてきです(⌒-⌒)

コメント履歴からお邪魔させていただいているのですが、リンク貼らせていただいてもよいでしょうか?
Posted by kasparek at 2008年11月27日 01:36
kasparek様

お仕事関連で、ポスターにご興味あり、ですか?いや、私も琳派を語るほどの知識はありませんが、とりあえずきれいな絵を楽しめればそれでいいかと。
リンク、ありがとうございます。こちらも貼らせていただきますね。今後ともよろしく〜。
みかん・にまめコンビちゃんの活躍も期待してます。[E:happy01]
Posted by しぇる at 2008年11月27日 22:59
あ、雪佳のクリアファイルおそろいです☆
琳派のおしゃれさは、いまでも十分通用しますよね。いいものは時代を超えるのでしょう。
I邸からつづくお屋敷街の枝垂れは、きれいですよね。かつてはH邸が特別公開されたこともございました。それはみごとで。
静かだったこの界隈も、最近はすっかり有名になって、桜のころはかなりのにぎわいになってしまいましたね。
Posted by もちや at 2008年11月28日 07:37
琳派と狩野派の違い、確かに、絵を観ているだけでは、よくわかりませんよね。
血脈でつながった狩野派は、ともかくとして、琳派の画家たちは自分を琳派だと思っていなかったハズです(光悦や宗達は自分が琳派だと言われているのを知ったら怒るのは間違いありません)。ただ、少なくとも尾形光琳は、修業時代に狩野派の画家の模写なども行っており、また、生活に困窮して、狩野派全盛の江戸に下ってからは、生活のために、当時流行の狩野派風の絵を描いた経緯もあるようです。
Posted by S&Y at 2008年11月28日 21:44
もちや様

やはりこの金魚にはお目がとまったのですね。よくみると写実的なのに、カリカチュアのようにも見えて、デザインとしても最高です。[E:lovely]
こちらのしだれ桜、よそのブログでここもすごい人だかりになっているのを知りました。[E:gawk]ちょっと残念。昔は今ほど通りに面したあたりも整備されていなくて、「H家別邸」の木の立て札が倒れかかってたのに、、、、
Posted by しぇる at 2008年11月28日 23:28
S&Y様の

お好きな、お得意の分野ですね。ご教示ありがとうございます。確かに琳派とひとくくりにできるような傾向がなく、それぞれが個性あふれる作風のように見えました。
立ち読みせず、一冊琳派についての本を買うべきでしたわね[E:coldsweats01]
今回は花がテーマでしたが、金魚や猫、犬などの描写がより現代的な感じがして、好きです。
Posted by しぇる at 2008年11月28日 23:40
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