2008年11月03日

京都・和菓子の会〜北白川 駒井邸にて

京都・和菓子の会参加ももう4回目です。

1回目・上七軒2回目・吉田家3回目・秦家

今回は北白川伊織町駒井邸にて。

京町屋・風の会さんとの共同開催です。



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今出川から京大農学部グランドの東を北上すると、白川疎水にそって小道があります。

このあたり、学生時代に夕方〜夜徘徊(ただの散歩です[E:coldsweats01])したなつかしいロケーション。

北白川は、友人の多くが下宿していたところでもあり、歴史的に京大の教官たちの家が多くあったエリア。

色づき始めた桜の並木、疎水の清流、哲学の径にも匹敵する散歩道になっています。


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洋風和風のりっぱなお屋敷が並ぶ生け垣沿いを行くと駒井家住宅があります。


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入り口にて。ごいっしょしたアンプチさん(おしゃれなフランス雑貨屋さん)とあんのちゃんです。あんのちゃん、お手製のワンピースをお召しです。(若いのに偉いわぁ!)

昭和初期に建てられたかの有名なヴォーリズの設計。

京大教授であった遺伝学者・駒井 卓博士のお宅で現在はナショナルトラストの保護資産になっています。

(くわしくは駒井家住宅のHPをみてね!)


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こちらでナショナルトラスト関係以外の団体で使用させていただくのは和菓子の会が初めて、ということでした。

貴重な住宅に入らせていただいて、調度にも触れて、拝見させていただけるのはありがたいことです。


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こちらお庭もすてきなんです。藤のパーゴラがあったり温室があったり、もちろん花壇も。なにしろ300坪あるそうですから。

これはパンパスグラスでしょうか?

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さて、和菓子の会は一階のリビング〜ダイニング〜サンルームを使っておこなわれました。

とびらをあけはなすと一部屋になって、ガラスを多用したサンルームは開放感があります。

このガラス、今ではほとんど見られなくなった木の枠にはめられています。

天井の照明もすてきです。


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今回も和菓子の会の中川様、あざやかなお話ぶり。

駒井家住宅のこと、今回お菓子を担当された紫野嘯月さんのこと、その今日のお菓子の誕生秘話(?)など、とても楽しく拝聴いたしました。

さて、本日の主役のそのお菓子です!


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その1:きんとん  銘「錦秋」

なんて美しい秋の色[E:lovely] 嘯月さん、ここのお宅のお庭を見て歩いて創作したとか。

この紅葉の色の配分は季節がすすむにつれて少しずつ変えていくそうです。

この細かいきんとんは特注の馬のしっぽの毛で作った漉し網で作った物。


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その2:ういろう  銘「○○絞り」 (え〜と、、忘れました[E:coldsweats01])←(「絞り菊」うみうま様ありがと[E:heart01])

これこそ秘密兵器。

このお宅のパブリックスペースのドアにつけられた紫色の(アメジストらしい)透明なドアノブ、これをお菓子にうつしたそうです。


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こちらです。きれい〜。

(ちなみにプライベートスペースのドアノブは無色のクリスタル)


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アンプチさんと半分こしました。

ドアノブの方は淡いはんなりとした紅色です。

どちらもほんまにおいしかった!和菓子が食べられる日本人でしあわせ[E:heart01]な瞬間ですねぇ〜。

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お菓子の後は立礼でお茶がたてられます。


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あまね様のところのボンちゃんもお運びさんで大活躍。

りりしいわぁ。男の子はこういう風に育てるべきね。(うちは失敗したけど[E:coldsweats01])

おいしいお茶も楽しんだ後、駒井家住宅を拝見させていただく。

普通こういう文化財では立ち入り禁止部分が多いものだけれど、こちらでは、なるたけふれて、そばで見て、当時の駒井博士ご夫婦の生活やヴォーリズ建築を直に感じて欲しいというコンセプトだそうで、ほんとうによそのお宅に招かれた感覚で拝見できました。


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まんなかのちびの私が着ているのがせんだって市価の十分の一の値段でゲットして仕立てた黄八丈でございます。

   (→こちら

右のはんなり着物美人が熊五郎様

(いつもHNとのギャップに悩みます[E:coldsweats01]。)本日は風の会の裏方さんをされていました。

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窓の外に東山を眺めることのできる駒井博士の書斎。

こんなところで勉強したらさぞはかどることでしょうね。


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2階のサンルームからは大文字も見えます。

ヴォーリズは当初この住宅を90度回転した位置で考えていたそうですが、日本の大工が景観を楽しむには絶対この方がよい、と譲らなかったので、このような眺望が得られたわけで、そういう点では日本の大工の方が偉かったんですなあ。


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一階にもどり、駒井家のリビングのシンボルは腰掛け付き出窓。

ここでご夫婦がくつろいだり、学生や学者達と学問の話をされたのでしょう。

このスペースの向かいにはピアノがおいてあります。


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きょうもぽん様好みとでもいうべき、すてきなお召し物のぽん様とご一緒に、ちょっと当時の雰囲気をだしてみました。[E:wink]いかがでしょう?

おいしくて美しい和菓子とナショナルトラストのヴォーリズ建築と、一粒で二度おいしい会でございました。

今後も和菓子の会、皆勤を目指すつもりでございます。[E:happy01]






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嘯月さんの特別販売のお菓子を買いまして、家であけてまた感激!

またこのこまかいきんとん!少し季節を先取りの色でしょうか。

早速、お茶をたてまして、いただきました。(Ah! Paradise!)
posted by しぇる at 21:59| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ~~と、画面に齧りつきました。
ゆきたかった・・・ううっ。
Posted by もちや at 2008年11月03日 22:29
しぇるさん♪お着物!反物の時よりもうんと素敵です!
あ・・髪・・・切られました?なんだか短いように見えるのですが・・・

ヴォーリズ建築・・・素敵ですね~~!
少し前に彼の作品を取り上げた番組があり、しっかりと録画して何度も何度も観ています。小さな建物でも大きな「窓」をつけることで開放的な空間を作り出したと。素人建築家だということにはびっくりでしたが、彼の建築理念にも強く惹かれました。今日、こちらで拝見できとても嬉しいです。
Posted by nnya at 2008年11月03日 23:30
有名な駒井博士の邸宅の内部は、このようになっていたのですね。貴重な写真の数々です(それにしても、私としては、最初の感じでもう少し長く、しぇるさんに北白川散歩を続けて欲しかった気がしていますが‥‥)。
Posted by S&Y at 2008年11月04日 00:19
UP、おは~や~い~~~~

いつもながら、丁寧な紹介は参考になります(と、行ってたくせにマネしようっと)
ほんと、いい建物と美味しいお菓子でしたね。あの繊細さは、やはり嘯月ならではです。

しぇるさん、八丈と紫の帯がとっても素敵でした。ゆっくりお話しできなくて残念!
私は伊達襟と襦袢の袂がよれててお恥ずかしい(汗)
Posted by ぽん at 2008年11月04日 01:07
黄八丈、いいですねえ[E:happy01]写真でもつやがいいのが分かる[E:heart04]
反物で拝見したとき、どんな帯が合うだろうと思いましたが紫がとっても素敵ですね。ぽん様と並んで駒井博士のお家の雰囲気に合っていい感じです。お菓子も美味しそうで最高の一日でしたね。
↓可愛いふかふかさんのいいお顔[E:cat]
猫用コタツをはじめて知りました。
Posted by yuchi at 2008年11月04日 16:56
ものすごーーっく速攻でUP(しかも詳細に!)
してくださいまして、御礼申し上げます。

うちの例会報告はこれからお任せいたしたく存知ます(笑)

いろいろお楽しみいただけたようで、主催者としても大満足です。

ちろっとナカガワが申しておりましたが、
次回は、妙心寺のとある塔頭の予定(あくまでも予定)です。
こちらも一般公開はしていないところです。どうぞ、お楽しみ意!!

追伸1:ういろうの方、菓銘は「絞り菊」でございます。

追伸2:お土産箱、しぇるさんはやまみち入りやったんですね! うらやまし~!!
実はやまみち[E:heart01] うちのは同じ2種と餡玉の中に栗の入ったやつでした。
Posted by うみうま at 2008年11月04日 17:45
もちや様は

もちや様で充実した一日をお過ごしでしたね。
ほんまに「もちや2号」ほしいです。せめてここで写真見てね〜。次回はごいっしょできますかしら?
Posted by しぇる at 2008年11月04日 20:38
nnya様

いや〜、そう見えましたか。実は自分でまげが結えるようにと伸ばし中です。この日はヘアワックスをつけてがんばってひっつめて、なんとかアップにしています。もうちょっと伸びたらもっとゆとりのあるまげが結えると思うのですが、、、。
ヴォーリズ建築は関西ではあちこちに残っていますが、個人邸宅として公開しているものは少ないと思います。今度京都に行かれる事がありましたら一度是非。周辺の疎水ベリも最高に気持ちいいですよ。観光客ほとんどいないし。
Posted by しぇる at 2008年11月04日 20:44
S&Y様

この日はお連れもあり、着物も着ていましたので、このイベントだけで終わりにしました。左京区周辺の散歩録はまた後日に、、、[E:coldsweats01]
百万遍の智恩寺では古本市をやっていました。そんな季節なんですねえ。
駒井邸、500円で中を拝見できます。写真もOKですし、一度お運びください。価値はあると思います。ご存知かもしれませんが、その北側にユニークなこれも有名な銀月アパートもありますよ。
Posted by しぇる at 2008年11月04日 20:51
ぽん様

速攻アップしました。最近記憶力がうぷぷ、、なので、覚えてるうちに。(ってお菓子の銘もう忘れてたけど。)
ぽん様のブログの切り口はとてもユニークなので、こちらもアップされるの楽しみにしていますよ〜。
今回も帯留めに目がいきました。いろんな技を毎回ご披露していただけるのでこれも楽しみ。「着物のおしゃれは楽しい!」という伝道師ですね、ぽん様。
Posted by しぇる at 2008年11月04日 20:55
yuchi様

黄八丈、おほめいただきうれしいです。この2日前に仕立て上がったばかりで、着物の仕付け糸を切るのは女にしかわからない楽しみですわね。
紬特有のしゃきしゃき感が着ていても心地よく、てざわりもひやっとしてうっとり[E:heart01]賢いお買い物でした。
猫のこたつ、わたしも今探し中です。ちょっと過保護かもしれません。nnya様のところのももちゃんから(こたつなし!らしい)文句がきそうです[E:coldsweats01]
Posted by しぇる at 2008年11月04日 21:00
うみうま様

先日はありがとうございました、とご苦労様でした[E:confident]
中川様の流暢な口上、今回もほれぼれです。嘯月さんの和菓子をいただくのは初めてです。いままでいろんなお菓子司さんのお菓子を和菓子の会でいただきましたが、なんとなく餡の味の個性ががわかるような気がするのは気のせい?中川様のようなテイスティングはできませんが、ちょっと味のわかる女になったかしら?と自己陶酔。
お菓子の銘、ありがとうございました。訂正しておきました。
山路、おいしかったです〜。この日これと薯蕷食べちゃったので、都合3個いただいたことに。極楽極楽[E:heart01]
Posted by しぇる at 2008年11月04日 21:12
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