2012年11月18日

錦繍・京洛の夜を徘徊す

錦繍の頃、京洛はあちこちの庭園でライトアップ。

昼間忙しいこの身にはなんとありがたい。

仕事を終えたあと、家に帰って猫の世話もそこそこに夜の京洛へくりだそう。







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家からチャリで5分の南禅寺・天授庵。
紅葉の名所。

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応仁の乱(京都人がいうところの先の大戦[E:coldsweats01])で失われた天授庵を再建寄進したのは細川幽斎。
よって、この細川の九曜星紋も納得。

(近くには細川別邸もあるし)



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書院より。



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人の姿はあっても、ここではみんな言葉を失うのか、静かです。
秋の夜の空気の底。または海の底のような。
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書院にかざられた花。
このツクバネのような、小柿のような実は何の実だろ?
(nageire様より、つくばね柿 または 老鴉(ろうあ)柿とお知らせいただきました)



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本堂の前の庭へまわる。


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おお!
お見事!


南禅寺の西門から暗い道にチャリを走らせれば、、、


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ごぞんじ永観堂・禅林寺。



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市中のかなり離れた場所からでも眺められる多宝塔を真下からみあげる。

ここはさすがに人が多く、(ウルサイ)修学旅行生もいて、ちょっと落ち着かない。
時間選択を間違えたか。(閉門間際がよろしい)





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それでも紅葉は美しいのだ。

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爪紅(つまぐれ)。

たおやかな白い指の先の紅いろを連想させる。
なまめかしい。


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紅葉のトンネルをとおりぬけ、阿弥陀堂へ。

「永観、遅し」




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(多分)シダレモミジ。



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モミジだけでなく、苔庭にふりしく銀杏も美しいのだ。

  

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*  *  *  intermission *  *  *


さて、きょうもきょうとて雨をおして夜くり出せば、雨もあがって空には三日の月。



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町家の格子からもれるあたたかい灯り。

これがたまらなく好き。

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西陣・浄福寺通り大黒町、石畳の町。(昼間の景色はこちらからどうぞ)



おりしも雨に濡れた石畳は夜に美しさを増す。


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あちらも、、、

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こちらも。


実はこれは大黒町と上七軒を舞台に静かにおこなわれるイベント都ライト
同志社、造形芸術大の学生が地域の協力を得ておこなってる「町家から漏れる暮らしの灯り」。



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なにか催しがあるわけではなく、ただ静かに町家から漏れる灯りを楽しむ。
その家の中の普段の暮らしに思いをはせる。

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道の境界に受付があって、こんな提灯を貸してくれる。
またこれが螢の光より淡い光で、なんてそぞろ歩きに似つかわしい。



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格子の向こうに晴れ着。

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暗い道を歩くとき、よそのおうちの窓の明かりがどんなに心をあたためるかということを、思い出した。







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それでも西陣界隈の町家は住人がいないので、真っ暗で明かり一つ見えない家が多く見受けられる。
残念なことだが、数年以内には更地になるところも多いだろう。

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浄福寺通りの北の端から、GPSだけを頼りに入り組んだ路地をぬけて上七軒へ。

こんなことでもなければ、通ることなどないだろう細い暗い道を行くのは少しスリリングだが、わくわくもする。


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北野天満宮。


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上七軒を南下してバス停へ。

夜の徘徊、きょうはこれにて終了。


posted by しぇる at 00:06| Comment(12) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする

2012年11月15日

霜見月雑記・2012

つれづれなる日々の雑記。

<その1> 岡崎神社

岡崎神社へ、お火焚の護摩木をおさめに。

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ぎょっ?!
ウサギの団体?

実はこれ岡崎神社のシンボル=ウサギのおみくじ。
ウサギがおみくじの紙片を持っているわけで、そのあとのウサギをどうしようかな、、、と思った人が神社のここに置いたのが初めでしょうか。
以後どんどん自然増殖した模様。
さずが安産の神様。

<その2> kitさん

河原町丸太町をちょっと上がったところ。
ここはちょっと前まで町の洋品店さんだった。

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そこが素敵な雑貨屋さんに変身。
(まだ○○洋品店の看板が残ってます[E:coldsweats01])
kit さん

ここのラインナップがまた私には、ストライク。

アンティークのようなブロカンテのような雑貨、ちっちゃな手作りクッキー、f/styleの衣料品も。
韓国のオーガニック干し菜、すてきな小盤(ソバン)まであった![E:lovely]

実はkitさん、夏に好日居さんでプレオープンイベントしてはったのよね。



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うれしいのは李青さんセレクトの李朝芸術関係のミニ文庫があること。

楽しいよりみちショップがまたできた。

<その3> 点心

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吉田神社献茶式の点心。
三友居さん。
これに3服茶席がついて3000円。
吉田神社、おすすめ!


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社中の炉開き茶事の点心。
一品ずつ持ち寄って。
ちなみに私の担当は柿なます。
快心の出来であった(むふ)。


<その4> 喫茶いのん



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鴨川。
丸太町橋から。
この橋の西詰めに気になっているカフェが。


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喫茶いのんさん。

ここは私が学生だった頃、「エルゴ・ビバームス」というおされなイタリアンレストランだった。
(現在は少し西に移転されている)

空き家になってどうなるのかな〜、、と思っていたら、オープンカフェもある植物に囲まれたすてきなカフェに。

なんでももとは四条烏丸のオフィス街にあった喫茶店だそう。



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この鴨川ビューはなかなかのお値打ち。

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グリーンがわさわさなのは、すぐお隣が花孝かもがわというお花屋さんがあるから?

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コーヒーとシフォンケーキ(3種類から選べる)をいただきました。
ランチメニューも充実。
オープン席もいいけれど、お店の中もすてきだったので、寒くなったし次回は中で。


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カラスウリの実もここで売っていたもの。
こんなものまでゲットできる素敵なカフェ、またひとつゲット。

<その5> まゆまろ




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先日の植物園での「お茶といけばなの祭典」、スタンプラリーがあって、その景品がこれだった。

まゆまろの懐紙。

国民文化祭のキャラなんだが、今年も健在のようだ。

<その6> しかまファインアーツ


姉小路と富小路の交差するあたり、しかまファインアーツさん。




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民藝の精神に貫かれた工芸品を主に扱っている。
これもツボ。

いつ前を通ってもしまっているのだが、この日は事前連絡してOK。

今度の茶事に使うあるものをもとめに。

むふふ、、、I've got it !


<その7> 惚れた、、、、

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茶道系雑誌「なごみ」で連載中の「日本建築集中講座」。
建築家の藤森照信氏とこの山口画伯の漫画解説がおもしろいのだが、こんなすごい絵を描く人だったとは知らなかった、、、[E:coldsweats02]

、、、、、惚れた。(しかもええ男やし[E:lovely])



<その8> 猫

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  [E:cat]「、、、、、、、、、」

ちょっとアンニュイなプリさん。

数ヶ月前のシェルさんに続いて抜歯の憂き目に。

シェルさんは2本だったけれど、プリさんは下の牙2本をふくむ4〜5本抜かれた。

にゃ〜となくと、下の牙がないのでなんだか間が抜けてる。


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でも、ま、ごはんのカリカリ(猫はかまずにのみこむ)食べられるようになって、よかったね。
posted by しぇる at 09:00| Comment(4) | TrackBack(0) | cats | 更新情報をチェックする

2012年11月13日

真如堂・秋 2012

なかなか紅葉だけを見にでかける時間的余裕がありません。

でも日々の忙しい暮らしの中でも、ちらっとでも紅葉を愛でたい。

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これは市立美術館の裏のモミジバフウの紅葉。

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ツィターの音が聞こえてきませんか?
(第三の男、、、なんちゃって)


急ぎ足で通り過ぎないといけないのが残念。


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黒谷さん(金戒光明寺)から真如堂へぬけましょう。


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文殊塔をめざしてこの階段をのぼります。


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途中で左折していつもの「墓場コース」。

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ここに眠る人たちはこんな紅葉を毎年楽しんでおられるでしょうか。

ほんに京都の紅葉は特別だといつも思います。
京都を離れていた間、その思いはさらに強くなりました。
湿度と寒暖差の大きさで説明はつくのですが、それだけではないような、なにかspiritualなものもあるような気がして。
(自分は科学者のはしくれだとは思っていますが)





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会津藩墓地で手をあわせて、(来年の大河ドラマの主人公、八重さんは会津出身なので、ここもまた賑わうかな?)



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真如堂へ。

正門からはいるより、このコースが一番感動する、、と私は思うのですが。


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雨の降る肌寒い日なので、観光客の姿もまばら。
こういうときを狙って来ることができるのがジモティの強み。[E:smile]





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まだ青い葉もあれば、真っ赤に色づいている葉も。
お堂からは間断なく鉦の音が聞こえてきます。

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うわ〜!
きれい!

まるで極楽浄土の散華のよう。


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猫広場(よく野良ちゃんが接客している)も今日は猫の姿がありません。
どこかあたたかいねぐらですごしていることを、こんな雨の寒い日には願わずにはいられません。


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おりしも真如堂はお十夜法要期間。
「この世で10日10夜善いことをすれば、仏国土で千年善いことをしたことに勝る」という『無量寿経』 からきた法要のようです。


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この期間、こんな白い紐が本堂につながっています。
これは「縁の綱」といって、本堂の阿弥陀如来様の右手とつながっており、これを握ることにより阿弥陀様に直接触れているのと同じ功徳があるとか。



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はい、早速握っておきました。



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本堂からの紅葉もみごと。


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茶所では、お蕎麦の河道屋さんが期間限定で店開き。
この寒さではあたたかいお蕎麦はさぞあったまるだろうなと後ろ髪引かれつつ、、、





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お見事なコントラスト。



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表門手前、向井去来が檀家であった覚円院へ続く道。


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逆行して表門から帰ります。

足早に通り抜けただけですが、来た価値はありました。

美しい季節です。
take my breath away です。


<おまけ>

御苑にも散華。


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posted by しぇる at 21:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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