2012年07月13日

長刀鉾稚児社参〜祇園祭2012

四条河原町のいつもの四条お土産物センタ−。

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まもなく八坂神社の神輿三基の御旅所になるので、あっというまにお店は撤去、こんなになってます。
まあ、御旅所が土産物店というのが不思議なんだけどね。

さて、四条通り。
長刀鉾の会所を朝10時出立したお稚児さんの行列が近づいてきます。

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先触れの鉄杖の音がじゃらん、じゃらんと。


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まずはかわいい二人の禿ちゃん。

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そして、


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白馬に乗った正装姿のお稚児さん。
孔雀の羽根飾りのついた帽子は蝶とんぼとよばれるそうな。

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うだるように蒸し暑いこの日、この正装はさぞや暑かろうと思いますが、ちゃんと背筋をのばして。
お付きの人たちもけんめいに団扇であおいでいますが、まあ、焼け石に水だろうな。


13日、長刀鉾のお稚児さんは八坂神社に社参し、「正五位少将十万石大名」の位を授かるのです。(なので「お位もらい」とも)
この日から稚児は巡行まで、精進潔斎の生活に入ります。
なにしろ、山鉾巡行の日、このお稚児さんが注連縄切りをしなければ、山鉾は神の領域に入ることができないのですから、いわば神様のお使いになるんです。


では先回りして八坂神社へ行きましょう。

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この日の昼からは、久世駒形稚児の社参もあるので、これも見たかったのですが、所用にて断念[E:sad]




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境内に並んで待ち構える、清々講社(氏子の募金組織のようなもの)のおえらいさん達。




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さあ、南の正門から禿さん。


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正門前で下馬して境内にはいるお稚児さん。

(ちなみに久世駒形稚児は、神の依り代=神様そのものになるので、神幸祭以降の祭礼では、下馬せず、境内へ騎馬のまま本殿に乗りつけるんですよ)

まわりに報道関係者やら長刀鉾関係者やらが十重二十重にとりまいているので、ちらっとしか見えず。[E:wobbly]


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社参の前にすべての関係者が手を清めます。



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こんな感じ。
この方はお稚児さんのお祖母様かな。(某茶補の大女将?)

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本殿に入って、これから稚児のしるしとなる「杉守り」を授かるのです。

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その間約30分、中は見えないので待ちぼうけ。

その時の天候にもよりますが、行かれるならタオル2本(汗拭き用と日よけ用)、ペットボトル持参は必須です。
待ってる途中で私、一瞬気を失いそうになった[E:coldsweats01](熱中症?)



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無事お位もらいがおわって、記念撮影。


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これ以後、神の使いとなった稚児の世話は、一切女人禁制、男性がしなくてはなりません。
母親ですら食事を作れず、同席することすらができなくなります。

さらに地面に足をつけることもできなくなります。



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なので強力(ごうりき)さんにかつがれて馬まで。



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その横でふたりの禿さん。(ひとりはお稚児さんの弟でしたよね)


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どんな話をしているんでしょうねえ。
(それにしても、見事なお稚児さんカット[E:happy02])

お稚児さんたちが帰られた後、
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祇園祭の花、ヒオウギが飾られた舞殿には、神幸祭を待つ、三基の神輿が鎮座されていました。


posted by しぇる at 22:49| Comment(8) | TrackBack(0) | 祇園祭2012 | 更新情報をチェックする

山・鉾建て〜曳初め〜杉本家屏風飾り〜祇園祭2012

長刀鉾は人が多いのでスルーして、室町通りへ。

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菊水鉾ではもう曳初めが始まっているようです。

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曳初めは女性でもお子たちでも参加できます。(もちろん観光客もね!)

私もちょいと手を伸ばして参加。
大人数で引くせいか、意外と楽々ひけるのですね。
おまけにすごいスピード。



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このまま室町を南下して四条通りの真ん中まで。



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コンチキチンのお囃子もにぎやかに。


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いってらっしゃ〜い!


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あとから四条通りに出て振り返ってみると、菊水鉾は室町通りにご帰還中。
あっというまにビルの谷間(室町通り)にすいこまれていきました。
都会にあって、このシュールな景色!


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新町通りでは放下鉾が。

三光丸君(稚児舞をみせてくれる稚児人形)がのる鉾ね。



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これを後ろに見送って北上すると、、、



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南観音山の真松。

毎年、北観音山と南観音山で松選びのくじがひかれ、くじに当たった方が先に選ぶ権利があるのですって。
今年はどちらが良い松を選んだでしょうね。(どちらも松も遜色ないのですけれど)

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その松を真木に取り付けているところのようです。

大工仕事のようだなあ。
重量のある松を支えるわけだから、しっかり丈夫につけないと危ないですものね。

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後刻また来てみると、こんなんなってました。
初めて見たわ〜、この接合部。
巡行の時は赤い網隠しに隠れていますものね。



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釘を一本も使わない、縄で支えるこの巧の技。
いままでもず〜っと伝承されてきて、これからも伝えられていくのね。
そうあってほしいわ。






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会所でなごむお町内、氏子のかたがた。
こういう姿が好き。

さて、北観音山の真松立てを見ることができました。
動画じゃないけど、雰囲気伝わるかな。

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垂直に立っているのは実は引き手。
そう、この曳き山は90度ひっくりかえっているのです。[E:coldsweats02]

(ちなみに左端の鴇色のシャツの方は吉田孝二郎・山鉾連合会理事長さんです。)



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かけ声とともに向こう側で引っ張る人たち。
滑車の原理ね。



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おお!
立った立った!

おもわず拍手がおこりました。

こんなにして立てるのか〜、知らんかったわ。


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こちらはさきほどの理事長のお家、吉田家。
はや、屏風飾りがされています。



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坪庭をはさんで奥庭まで風がぬける京町家。
うっとり[E:lovely]


さて今度は新町通りを四条から南下。

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こちらは船鉾。
独特の形ですね。
神功皇后出陣の鉾。(新羅に攻め込んだそうです)

2年後には大船鉾が巡行復活予定ですが、こちらは凱旋の鉾。

(ちなみに神功皇后は身重だったという伝説。)






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左手の重厚な町家は3年前和菓子の会でおじゃました最大級の京町家、長江家。(京都市登録文化財)


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さて、石畳を新しく敷き詰めたという膏薬図子。(四条〜綾小路への抜け道)
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ほ〜、、、こんなになったのね。
石がまだ新しすぎておちつかない。
もう少し時代色がついたら良い感じになるでしょう。





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図子をぬけてやってきたのは重文杉本家
屏風飾りの特別公開。

こちらの季節ごとの特別公開はもう何度もいっていますが、今回あまね様から一般公開にさきだつ維持会員特別公開の券を拝領。


会員限定とあって、大きな町家の夏の室礼をゆっくり堪能できました。
何度見ても、この町家はほんと、すごい。
維持も掃除もたいへんだろうなあ、、とは思いつつ、期間限定でちょっと住んでみたい。やっぱり夏に。


俵屋宗達「秋草屏風」が拝見できます。
これもすごい。

会員限定の日には茶菓接待があるのがうれしい。
あれは三女の歌子さんかな、つめたいお茶をみなさんに配ってくださる。
渋い夏着物すがたが、あの町家にとても似つかわしくて(当然ながら)すてきでした。







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大事にお持ち帰りしたお菓子。
懐紙の模様は琴柱。

なにせ杉本家は琴の名手伯牙にちなむ伯牙山の飾り場所ですから。
posted by しぇる at 00:06| Comment(12) | TrackBack(0) | 祇園祭2012 | 更新情報をチェックする
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