2012年04月03日

国宝東求堂・同仁斎〜銀閣慈照寺

P1020588

これは数日前の哲学の道の桜です。
まだまだ固そうですが、この数日ですこしはほころんだでしょうか。

見に行けないこの身がうらめしい。[E:weep]

P1020591

今、ほとりに咲いているのはミツマタ。


P1020593

テツガクノミチ猫もあったかい鉄板の上でまだまだ丸まっています。


P1150700

さて、東山慈照寺、通称銀閣寺、何年ぶりなんでしょう。
あまりに直球ストレートな観光地ゆえ、かえって足が向かなかったというか、最低20年は行っていないなあ。



P1020560

まずは観光的構図で一枚。
いわゆる銀閣こと観音堂。
完成は、実はここを創建した足利義政の死後だったんですね。


さて、わざわざ何年も足を向けていなかったここにきた目的はこちら。

P1150701

普段非公開の東求堂の特別公開です。



P1020566

15世紀の創建当時から残る古い建物で、国宝ゆえおしあいへしあいで見るわけにはいきません。


P1020562

10〜20人のグループ毎の拝観になるので、時間待ちが必要です。
この日はさすがに天下の観光地、たくさんの人がおいででしたが、東求堂をスルーされる人が多く(ご存じないのかな)20分くらいで中へ入れましたわ。


P1020564

この公開時のみ本物(普段はコピーがはいっている)という与謝蕪村や池大雅の襖絵を説明付で拝見。

ここには立派な古銅・唐物の花器に桜の立花が飾られていました。

こちらの慈照寺研修道場では、有名な慈照寺花方教授・珠寳さんのいけばな教室が超人気とか。(いつも満席)

剣山のかわりに、込藁という藁を束ねたものを使うそうです。

東山文化は現在まで続く伝統芸術の(茶道、香道、華道、和歌、能、、、など)源流となった場所ですから、ここでそういう古式の立花など学ぶのは、いかにもふさわしくていいなあ。







P1150703

この腰掛けは、お付きの人の待合だったとか。
500年以上の昔に思いを馳せながら、座ってみます。
あら、意外に昔の人は足が長かった?
(いえ、私が短足なだけ、、、[E:coldsweats01])



P1150705

袈裟型の手水鉢は、各面がちがう模様になっていて、モダンな感じ。

東求堂で、なんといってもお目当てなのは、同仁斎という日本最古の四畳半。

いや、噂にたがわずすばらしい書斎!
こんな書斎なら一日ずっとおこもりしてみたい。
当時は珍しかった四畳半というコンパクトなスケールが、ほんとうに落ち着くサイズなんだな、と実感。

(こちら京都新聞のHPに画像あり)

同仁斎の名前の由来は韓愈の「聖人一視而同人」から。
全てのものをわけへだてなく同等のものと視て、同じように仁愛を施すことという意味だそう。
茶室の中では身分の隔てを忘れる、、、というのと通ずるものがあるような。
しかも茶室の基本は四畳半、それももとをたどればここなのね。

ここで義政公は書物を読み、茶をたしなみ、花をいけ、香を楽しみ、季節によってうつりかわる庭の風情を愛でながらすごしたという。
(世捨て人ならいざしらず、当時の国の状況下で将軍職にあった者としてはあまりに無責任な気もするが)


なによりすばらしいのは、障子で切り取られた掛け軸のように見える外の庭の風景。
机代わりの付書院の正面が障子になっていて、ここを一尺ほどあけると庭の緑が美しいこと。
もちろん全開にしてもよいのだろうけれど、この一尺ほど、というのが日本的美意識なんですねえ。

この付書院には「君台観左右帳記」をもとに有馬頼底住職が再現された書院飾りが。
いわゆる文房四宝、それも上等のものが並べられていました。

書院とならぶ違い棚には、天目台に乗った唐物天目茶碗や花がかざられています。

ええなあ、、、
説明を聞いて一周した後、またこの同仁斎にもどって、しばらくこのスケール感、まわりを包む苔寺・西芳寺を模したという庭=自然に包まれる感、、を確認。

















P1020567

で、そのお庭です。



P1020575

蕗の薹なんかもみつけました。

P1020576

若葉が芽生えれば青楓も美しいそうですが、今咲いているのは馬酔木ばかり。



P1020577


さすが苔寺を模しただけあります。

P1020585

苔も新しい若い緑の芽をだすのですね。

P1020581


銀閣寺、メジャーどころと避けずにやはり来る価値はありました。
特別公開、今年は5月6日までだそうですよ。


posted by しぇる at 20:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。