2012年04月03日

国宝東求堂・同仁斎〜銀閣慈照寺

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これは数日前の哲学の道の桜です。
まだまだ固そうですが、この数日ですこしはほころんだでしょうか。

見に行けないこの身がうらめしい。[E:weep]

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今、ほとりに咲いているのはミツマタ。


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テツガクノミチ猫もあったかい鉄板の上でまだまだ丸まっています。


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さて、東山慈照寺、通称銀閣寺、何年ぶりなんでしょう。
あまりに直球ストレートな観光地ゆえ、かえって足が向かなかったというか、最低20年は行っていないなあ。



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まずは観光的構図で一枚。
いわゆる銀閣こと観音堂。
完成は、実はここを創建した足利義政の死後だったんですね。


さて、わざわざ何年も足を向けていなかったここにきた目的はこちら。

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普段非公開の東求堂の特別公開です。



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15世紀の創建当時から残る古い建物で、国宝ゆえおしあいへしあいで見るわけにはいきません。


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10〜20人のグループ毎の拝観になるので、時間待ちが必要です。
この日はさすがに天下の観光地、たくさんの人がおいででしたが、東求堂をスルーされる人が多く(ご存じないのかな)20分くらいで中へ入れましたわ。


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この公開時のみ本物(普段はコピーがはいっている)という与謝蕪村や池大雅の襖絵を説明付で拝見。

ここには立派な古銅・唐物の花器に桜の立花が飾られていました。

こちらの慈照寺研修道場では、有名な慈照寺花方教授・珠寳さんのいけばな教室が超人気とか。(いつも満席)

剣山のかわりに、込藁という藁を束ねたものを使うそうです。

東山文化は現在まで続く伝統芸術の(茶道、香道、華道、和歌、能、、、など)源流となった場所ですから、ここでそういう古式の立花など学ぶのは、いかにもふさわしくていいなあ。







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この腰掛けは、お付きの人の待合だったとか。
500年以上の昔に思いを馳せながら、座ってみます。
あら、意外に昔の人は足が長かった?
(いえ、私が短足なだけ、、、[E:coldsweats01])



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袈裟型の手水鉢は、各面がちがう模様になっていて、モダンな感じ。

東求堂で、なんといってもお目当てなのは、同仁斎という日本最古の四畳半。

いや、噂にたがわずすばらしい書斎!
こんな書斎なら一日ずっとおこもりしてみたい。
当時は珍しかった四畳半というコンパクトなスケールが、ほんとうに落ち着くサイズなんだな、と実感。

(こちら京都新聞のHPに画像あり)

同仁斎の名前の由来は韓愈の「聖人一視而同人」から。
全てのものをわけへだてなく同等のものと視て、同じように仁愛を施すことという意味だそう。
茶室の中では身分の隔てを忘れる、、、というのと通ずるものがあるような。
しかも茶室の基本は四畳半、それももとをたどればここなのね。

ここで義政公は書物を読み、茶をたしなみ、花をいけ、香を楽しみ、季節によってうつりかわる庭の風情を愛でながらすごしたという。
(世捨て人ならいざしらず、当時の国の状況下で将軍職にあった者としてはあまりに無責任な気もするが)


なによりすばらしいのは、障子で切り取られた掛け軸のように見える外の庭の風景。
机代わりの付書院の正面が障子になっていて、ここを一尺ほどあけると庭の緑が美しいこと。
もちろん全開にしてもよいのだろうけれど、この一尺ほど、というのが日本的美意識なんですねえ。

この付書院には「君台観左右帳記」をもとに有馬頼底住職が再現された書院飾りが。
いわゆる文房四宝、それも上等のものが並べられていました。

書院とならぶ違い棚には、天目台に乗った唐物天目茶碗や花がかざられています。

ええなあ、、、
説明を聞いて一周した後、またこの同仁斎にもどって、しばらくこのスケール感、まわりを包む苔寺・西芳寺を模したという庭=自然に包まれる感、、を確認。

















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で、そのお庭です。



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蕗の薹なんかもみつけました。

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若葉が芽生えれば青楓も美しいそうですが、今咲いているのは馬酔木ばかり。



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さすが苔寺を模しただけあります。

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苔も新しい若い緑の芽をだすのですね。

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銀閣寺、メジャーどころと避けずにやはり来る価値はありました。
特別公開、今年は5月6日までだそうですよ。


posted by しぇる at 20:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

ミニ茶会と桜未だしの岡崎十石舟めぐり

遠方から友人が遊びに来てくれました。


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いつもは待合につかっている座敷でふじ亭さんのおいしい仕出しをいただきながらおしゃべり。

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ご馳走のお刺身をねらうプリさん。


友人はお茶をやったことがないのですが、茶室を見たいということで、せっかくだから作法は気にしなくてよいからと、ミニ茶会をすることにしました。




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床はこんな感じで。
花は椿とサンシュユ。

香合は隅田川香合。
下の紙釜敷のわさが逆になっているとお思いでしょうが、実はこちらの面をむけないと、上に描かれた若草の絵が見えないのでわざと、、、なんです。


軸は先日の修二会茶事のときのもの。
いっしょにお松明を見に行った友なので。



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お菓子はおもたせの上生菓子。
一足早く桜咲く。


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お干菓子も桜。
菓子器はこれも先日使った練行衆盤(日の丸盆)。


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蓋置は見立てで骨董屋で見つけた杯台を。
夜学の蓋置っぽくて気に入っています。


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ダンナにも入ってもらって、作法を全然知らないお客様と、わいわい言いながらのお茶もなごやかで楽しいですね。

(しかし何も知らないお弟子さんに一から教えることのむつかしさがようわかったわ。[E:wobbly])


水屋でのお片付けまで教授して(?)すごした後は、せっかく京都まで来てくれたので、京都らしいミニ観光をしてもらおうとご近所の岡崎十石舟めぐりへおつれしました。




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乗り場は琵琶湖疏水記念館の前。

しかし、、、、
この寒さで、桜もこんな感じで、、、、


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今年から運航を始めた夜間のライトアップは、咲いていなくてもそれなりにきれいなんですが、こんな時間、しかも西日に向かって航行するなんて人、いないよね〜、、、、と思ったらほんとうに私たちだけだった![E:coldsweats01]


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水上はそれなりに冷えるので、こんなあったかいコートを貸してもらえます。
(借りててヨカッタ、、、と思うくらいさぶかった!)


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さあ、出航。

記念館前から夷川ダム間を約30分の往復です。
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美術館の裏。
日ごろ歩き慣れたご近所さんですが、こうして疏水から見上げるとまたちがった風景にみえますね。


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いつも使っている橋を裏から見るのもおもしろい。



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みやこメッセの裏。

糸柳と、ほのかに色づく桜がきれい。
ああ、これが開花していたらなあ、どんなにきれいな眺めかしら。
想像力で補うしかないわね。


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疏水が90度カーブする仁王門通。

ここでは水の流れがダイナミックで見ていて飽きないんですよ。



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この日唯一咲いている桜。
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舟のすぐそば、手を伸ばせば触れるくらいに枝を伸ばしている桜もあって、これは開花後、もう一度こなければ!と思いました。

ただし、開花時は超人気ゆえ、午前中に一日分のチケットが全部売れるらしいので、朝9時半からいって希望時間をおさえるのがおすすめ。

また、乗船しなくても、橋の上からこの舟をいれて写真を撮るのもGood!

岸で手を振る人あれば、答えて振るのがお約束[E:bleah]

30分の疏水巡りの後、乗船場近くのインクライン。


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こちらの桜も、まだこんな感じでした。

来週かな?
posted by しぇる at 23:47| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
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