2012年04月23日

ISO乙女会〜木屋町・とくを

恒例の後期妙齢乙女の会。

今回は木屋町。

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高瀬川べりの桜もすっかり新緑になりました。
情緒がありますが、遅い時間にはヨッパライ通りになるのよね。

学生の頃はけっこうこのあたりの安い店をうろうろしてました〜。
体も肝臓も胃も若かったあのころ、、、、(遠い目)



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本日のお店は木屋町仏光寺、とくをさん。

タイヤ男一つ☆らしい。

今回は凡蔵かあさん様にも初めて参加していただき、あとは常連のぽん様(お料理の内容はまるなげ)、夢風庵様、みゅう様、花咲おばさん様、kiremimi様と私で7名。

ただ一つの個室をギュウギュウ占領させていただきました。





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例によって、おしゃべりに忙しく、何食べたんだっけ、、??、、、なので[E:coldsweats01]くわしくはぽん様ブログを見てね。(フードコーディネーターだし、野菜ソムリエだし、聞き酒士だし、食べ物のことならおまかせ)


でも器もほんわか、かわいいのです。
この左下の鯛の煮こごりは、お味といい、サイズといい私的には絶品。

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若竹煮。
季節ですねえ。
この香りが初夏の到来を連想させます。
お出汁がとっても「京都」。

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懐石で言えばコースの華、煮物碗は鴨しんじょう。

いつもの通り、話題があっちへ飛びこっちへ飛び、さらに2,3人のグループの会話になり、グループ交代でまたしゃべり、、、ああ、乙女のおしゃべりは楽しゅうございます。
不毛だと言われる方もあるかもしれませんが、このパワーが今の日本を元気づける、と思っております。
日ごろいろんな方面でご活躍の皆様ばかりですし。


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海老のしんじょうとほろ苦ふきのとうの天ぷら。
しんじょうが二つもいただけて満足。


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一閑人(ひまじん、、ではありません。いっかんじん)の蓋置を思わせるデザートのお皿[E:lovely]


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今回は凡蔵母さん様のパワーあふれる日常と来し方のお話しをゆっくりお聞きでき、まだまだしんどい、、などと自分を甘やかしてはいけないな、と思いました。




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夜の白川の八重桜。

帰りにkiremimi様におしゃれなBarを教えていただき、素敵な御夫君にも久々に再会でき、うれしかったです。
翌日お稽古茶事がなければもっとゆっくりできたんですけど〜[E:bearing]


さて、後期妙齢乙女たちよ。
また明日からそれぞれの持ち場でがんばりましょう!


posted by しぇる at 22:49| Comment(10) | TrackBack(1) | 京のグルメ | 更新情報をチェックする

2012年04月20日

四頭茶会〜建仁寺

あいにくの雨でしたが、4月20日、建仁寺開山の栄西禅師ご生誕の日。
その遺徳をしのぶ四頭茶会(よつがしらのちゃかい)が毎年この日におこなわれます。

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江戸小紋に花兔の帯で。
(ちょっと渋め)

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栄西禅師が中国から持って帰ったものは禅だけでなく、茶の種。
それらを持って帰られたのが建久2年(1191年)。
(その種をあたえられたのが高山寺の明恵上人で、高山寺に日本最古の茶園がある由縁)





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境内には「茶碑」がたてられています。

栄西禅師は今の岡山、吉備津のご出身。
岡山出身の私としては、ちょっと身内みたいでうれしい[E:coldsweats01]
いまでこそ、建仁寺は艶っぽい祗園のどまんなかにありますが、開山当時、このあたりは鴨東、都の東の果てだったそうです。

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四頭茶会は大方丈にて。


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まずは四頭茶礼についてのご説明があります。

禅宗では食事の作法も修行の一つであり、食事の最後の喫茶をとりだしたものだそうで、栄西禅師が中国の禅院で学んだ喫茶法であり、いわゆる茶道以前の茶礼です。
これを一度は見てみたかったのです。

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親切な図解がありますが、4人の主客に、それぞれ8人の相伴客(計36名)がつくというスタイル。



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禅士による焼香。
まずは栄西禅師の頂相(肖像画)へ捧げ、ついで参席者へ。




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まずは菓子のはいった縁高のような折敷、抹茶の粉がはいった天目茶碗を4人の禅士がそれぞれのグループ(4グループ)に配ります。

まあ、その動作のきびきびとしたこと。
さっそうとしたお姿には惚れますわね。






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ちなみにお菓子は打ち菓子と、なんと1立方cmくらいの蒟蒻に醤油をからめたものが椿の葉の上に。

(なぜ蒟蒻なのかは不明。お精進だから?)

ちなみにお茶は辻利の「建久の白」。
(建久2年に日本に来た茶の種にちなみ)



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ついでお湯の入れ物(浄瓶:じんびん)の口に茶筅を差して入室。
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4グループのそれぞれのお正客にはこのようにお湯も片膝をついて注いでくれますが、、、、

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次客以下は立ったまま。



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このような感じ。
けっこうしっかり天目茶碗を支えていないと、茶碗をおとしそうでこわい。

お茶はどちらかといえば表さんのような泡立ち方。
でもお寺さんでみる仏様へのお茶のお供えはこんな感じですね。



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折敷、茶碗を順次ひきあげて終了です。

この広い堂宇で、禅宗らしい厳しさもかいまみせる雰囲気の中でお茶をいただけたことは、記憶に残る経験でしたね。
感動しました。

最初中国から帰った栄西禅師は禅宗の布教を京で禁じられたそうです。

そこで時の鎌倉幕府に庇護をもとめ、源頼家、北条政子の帰依をうけ、ついに京に帰って建仁寺を開山したのが50代のころ。
苦労されたのでしょう。
そのおかげで私たちは茶の恩恵に浴することができるわけですから、敬虔な思いで茶会に参席せねばなりませんね。

なので、というわけではありませんが、感動ついでに方丈屋根吹き替え工事の寄進を(ほんの一口ですが)させていただきました。


さて、この茶会には表さん、お裏さん、煎茶、+点心の副席がありますので、境内にちらばった各塔頭をまわってお茶をいただきます。


そこで、なんと!な〜んと!
やはり四頭茶会においでになった花咲おばさん様とばったり!!

いや〜、こんな事もあるんですね。
京都、狭いわ、、、[E:coldsweats01]



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煎茶席:花月庵家元ご担当の両足院(半夏生で有名な塔頭)。

花月庵流というのは幕末の頃創始の大阪の煎茶の流派だそうです。
たまたまお隣におられた方が東京でこの流派をされている方で、いろいろ興味深い話もお聞きできました。






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煎茶はお道具が小さくてかわいらしいので、つい買いたいな、といつも思うのですが、当分煎茶まで習う暇なしゆえ、断念。

お軸は煎茶道らしく、売茶翁の書。
お菓子は茶の実をかたどった薯蕷。



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煎茶にしてはぬるく、甘みがたっぷり、、、と思ったら、なんとこの日入れていただいたのは玉露だったようです。
まあ、感激。

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裏千家席:霊洞院

こちらは亭主もお運びもすべて男性でした。

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開放的な部屋で廻りの緑を楽しみながらいただくお茶は格別。




お軸が「緑垂烟雨柳」。
雨に洗われた緑がとても美しかった。

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点心席:禅居庵

こちらも非公開の塔頭なので、中へ入れるのは貴重な機会です。

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点心は泉仙さん。
おいしゅうございました。




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表千家席:久昌院

席主は表千家の宗匠、堀内宗完さん。
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こちらのお席もお庭がすばらしい。
雨でよかったかもしれません。緑の美しさがきわだちますもの。


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こちらでいただいたお菓子がまた印象深いものでした。
こなしで巻いた州浜、、、と言った感じでしょうか。
見た目とちがって、あとくちがとても軽くてさわやか。

二條若狭屋さん製、銘を「柳絮(りゅうじょ)」。
(柳の花で、春先綿のようにふわふわ飛んで、北京なんかの風物詩になっている)

お棚が旅卓といわれる、折りたためるコンパクトなもので、奥行きが普通の棚の半分。
表千家の即中斎お好みとか。
初めて拝見しました。
棚の世界も奥深い、、、。

、、、、と各席もまわり終え、ざっと6時間。
これまたとても楽しく、勉強になり、かつまたまた浮き世を忘れる貴重な時間でありました。

ごいっしょいただいた、ひいらぎ様、S様、ありがとうございました。
posted by しぇる at 22:24| Comment(8) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

桜・松ヶ崎疏水〜観桜私見

まずはいきなりとっておきの画像をお見せします。

とくと、見よ〜!![E:happy02]


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なんじゃ?これは、、、コンクリートの道?

、、、と思われた、あなた、違います。


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水面が花びらびっしり。

こうなるともう花筏ではなくて、花筵というべきか。


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場所は松ヶ崎浄水場に近い、松ヶ崎疏水(第2疏水分線)。
哲学の道をたどってきた疏水分線は北白川を北上し、高野川の下をくぐって松ヶ崎にでます。

このあたり、水の流れがとてもゆるやかなので、筏にならずに筵になるんですね。

昨年、桜に遅れること一ヶ月、新緑の季節にここを訪れ、あまりに多くの桜の木に(もちろん葉っぱだけ)、これは桜の頃にこなくては、と思っていました。


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ここらへんは洛北だから、少しゆっくり見に行ってもいいかな、と思っていましたが、岸の桜はほとんど盛りをすぎて、少しがっかりしていたところです。

でもこんな、どこまでも続きそうな花びらの道を、文字通りふりそそぐ雪のような花吹雪の中で見ることができ、もう満足満足。

むしろ花の盛りのときよりも、よいかも。
「花は盛りに 月は隈なきをのみ みるものかは」の心で。





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はらはらと、風に乗ってとぶ花びら。

  桜散る その下風は寒からで 空にしられぬ 雪ぞふりける  (紀貫之)


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このあたりは高級住宅地なので、とても静か。
多分花の盛りの頃は、見に来る人もそれなりに多かったでしょうが、もともと観光地ではまったくありませんので、すれ違ったのは地元の方数人のみ。


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花びらをしきつめたような道を独り占め。

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疏水べりは桜だけでなく、実に豊かな季節の花も楽しめます。
このあたりに住まわれる方々が植えられたものから自生した野の花まで。





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一重の山吹。
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ヒメオドリコソウ、実は帰化植物。

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シャガ。

あと名前を知らない花々。


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次に来る、新緑の季節到来を告げる青楓。


これであと遅咲きの八重桜を残して今年の桜の季節は終わりですね。


さて、、、、
桜の花の見頃は長くて2週間、リタイヤ後の時間をもてあましている人でも京洛の桜全部を一シーズンに見て回るのは不可能です。
ましてや自由時間の限られている身では、あれもこれもと欲張っては、一つ一つの桜をゆっくり愛でることもできない。


日本人ならだれでも桜を見るとつい内省的になって、自分の来し方、行く末をふと思うものではないかしら。
また、自分の人生で、あと何回桜の花を見ることができるのだろう、と考えるのはある年齢以上の人ならだれでもあるのでは。

春になって、違えることなく咲く桜に、自分も1年無事にすごして会うことができる、それがありがたいと思う。
自分の人生が終わって後も、年々歳々桜は同じように咲くのだろうな、と少し感傷的になる。

そんなふうにじっくり桜と対峙するには、駆け足では時間がたりませぬ。

そこで私は花見の仕方のMy ruleを決めました。

1)身内の桜(←勝手に命名。徒歩圏内で行けるか、いつもの通り道にあるかの桜)を優先的に見る。
2)桜の名所といわれるところは1年に1つか2つだけにしぼる。


身内の桜:岡崎疏水、哲学の道、白川、清流亭、黒谷、平安神宮、インクライン〜蹴上
やや身内の桜:鴨川、高野川、祗園白川、錦林車庫裏
ぎりぎり身内:御所、松ヶ崎疏水
ちょっと遠いが気持ち的身内:大山崎山荘から見る八幡の背割り桜

以上、追加変更もありうる。

と、(勝手に)認定。

、、、、と書きつつもまた来年もかけずり回っているかも[E:coldsweats01]
そのときは諭してね。



<おまけ>

岡崎疏水、花筏。





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posted by しぇる at 00:13| Comment(18) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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