2012年03月03日

堀川寺之内界隈〜ひいなの頃

利休忌もすぎたので、菜の花解禁。

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ひいな(雛)の節句でありますから、桃といっしょに投げ入れ。

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お菓子も菜の花色ですね。

さて、堀川寺之内、、、ときいて、お茶をやっているかたなら、ははあ〜、、あそこね。と思われたことでしょう。

表千家不審菴、裏千家今日庵が並んであり、お茶に関する道具屋さんや上生菓子屋さんも軒を連ねるお茶好きにはタマラン界隈です。

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で、わたくしはお勉強に茶道資料館へ。

現在の展示は「早春の取り合わせ」(後期)。



名品といわれるような道具は何も持っていませんので、ここで茶道具の名品を、茶事の流れでふんだんに使ってみたらどうだろう、、、と仮想脳内茶事をやってみるのは(お金もかからないし)けっこう楽しいですよ。

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(まんさくと椿)

この季節、茶道系雑誌などでよくみる認得斎(18〜19世紀)の横物軸「梅酔」が展示中。
もっと墨蹟のように大きい物かとおもっていましたが、意外と小さいのね。
かつてはこの「酔」が「砕」に読めて、梅を砕くってなんだろう???と思っていました[E:coldsweats01]

一入の黒楽茶入も珍しいのですが、端整でシャープなフォルムでないところが暖かい感じでいいですね。
なんとなくよろけた姿に銘が「尉どの(おじいさん)」で、うまい!座布団一枚!

対して威風堂々の瀬戸茶入、かの織部が所持していた「青苔」は、大きい、シャープ、貫禄、、、、の名品。
西本願寺が所有しているのもわかるような。








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(資料館の呈茶席でいただいた二條若狭屋の薯蕷)

資料館には四畳半の茶室・又隠の写しがあるのですが、そこにかかっていた軸が千嘉代子さん(鵬雲斎のご母堂)の手になる梅の絵と、くずし文字も流麗な歌。
「窓近く なくうぐひすと 梅の影 うつる障子に 春日(、、、以下失念[E:sweat02])」


はるか仙台から、裏千家に嫁されたこの方の品格と教養がにじみでるような字でした。



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資料館近くの水火天満宮の紅梅。
こぢんまりとした神社ですが、初めて菅公を勅命で祀った神社だとか。


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お次の目的地は、両千家近くの宝鏡寺。
毎年ひいなの節句の頃、公開されます。
二年ぶりの訪問。




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歴代は皇女がつとめてきた門跡寺院ゆえ菊の御紋があちこちに。百々(どど)の御所とも。
幼くして入寺された皇女もおられたそうです。
ゆえにそれを慰めるために父天皇は、お雛様をお持たせになったのでしょうね。



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以前来たときはこの橘しか気づきませんでしたが、ちゃんと右に桜もあったんですね。
古木は枯れたらしく、若い苗が植えられていました。

円山応挙の仔犬図の板戸も見所ですよ。(至近距離で見ることができます)


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宝鏡寺から一本東、紀州徳川家拝領・表千家表門が少し開いていましたので、ちょっとのぞく。



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こちらは本法寺から見た裏千家・兜門。
風情がありますね。

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本法寺の前の大柳は緑になると美しいのです。


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こちらには光悦作の「三巴の庭」がありますが、これは光悦手植えとされる松とその銅像。

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そして長谷川等伯のあの大迫力涅槃図も15日から公開されるようです。
少し前に、京都国立博物館の等伯展で展示されていましたが、あの博物館の天井をもってしても下の方は地面についていたというデカイ涅槃図です。
オリジナルの場所でみてみなくちゃ。


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両千家お向かいにこんな表札を発見!

木具師 橋村萬象さんのお宅はこんな茶の湯聖地のど真ん中なのね。
この方の、胡粉置き上げで装飾した曲げの炭斗を見たことがありますが、とてもすてきなんですよ。


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この周辺に立ち並ぶ茶道具屋さんをのぞいてみましたが、どこもお雛様のお道具でいっぱい。
かわいいのも、お値段的にかわいくないのも[E:coldsweats01]いろいろと。

ここらへんのお店でお得意様になるような客層ってどんな方々なんでしょうねえ、、、
遠い世界だわ。




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この界隈、お菓子屋さんは茶寮もついている俵屋吉富さんがあります。
こちらのガラスケースにおさめられた季節の干菓子はとっても美しくて、芸術品。





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表のガラスケースには饅頭喰い人形。

さて、そろそろお腹もすいたし、おいしい物のゴールデンロード(勝手に命名)鞍馬口通りへ。(大宮より西)


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たいがいはスガマチ食堂か、さらさ西陣なんですけれど、この日は雨の平日のせいか、かね井さんに行列ができていない。

らっき〜!


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あ、こちらにも菜の花が。

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このそばがき、感動的においしかった[E:happy02]
そば粉をこねこねしただけのお家で作るそばがきとは似て非なる物、、、いや、似てもいない。
ねっとり、ほかほか、蕎麦の香り。
蕎麦と云えば草の実なのにね。なんでこんなにおいしいの。


願わくば、サメの皮のおろし板ではなく、もっと目をたてたおろし金を。
ガシガシおもいっきりワサビをかけて食べてみたい。


posted by しぇる at 00:41| Comment(10) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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