2012年02月17日

七事式の会〜廻り炭之式

ここのところお茶関係の話題が続いております。
実際、最近は仕事以外の自由時間、お茶にすべて費やしているような、、、、

また諸般の事情でしばらくお茶にひたれない時期もあると思うので、楽しめるうちに楽しんでおこう。

本日の七事式の会のお題は「廻り炭之式」。

実はいままでこれ、実際に見たことがないのでとてもわくわく。


無学宗衍の七事式偈頌によれば「端的底看聻(たんてきていにしゃくをみよ)」。
なんのこっちゃかわからんですが、要するに炭をつぐことの極意を考えよ、ということらしい。

炉中の炭をすべてあげ、種火を1つ、灰の中に埋め込んだまま、連客がそれぞれ思うままに炭をついでいく、、、という式。

炭のはさみ方(いっぺんに3本くらいはさむこともあり)、置き方もいかに火が熾りやすく、しかも風情があるかどうか、お互いのつぎ方を見て学ぶことが趣旨。

なんといってもこの式でしか(多分)見ない巴半田、筋半田がみどころ。
(ぴお様より、後炭所望でも使われます)
巴の文字は水の卦なので、火をのせると陰陽相和してよいのだとか。

P1150181

これは乾いた灰をいれた巴半田。
火箸と底取りをいれておきます。

この「巴」を底取りでぐるっと描くのがむつかしそうです。

P1150218
(というわけで、後日させていただいた、巴描き。甲乙でいえば丙ってとこかしら)


この巴半田に、炉中の燃えさしの炭を全部上げます。

思いがけず亭主の花の札をひいてしまい、これをさせていただきました。
大汗をかきましたが、自分でやると見ているだけよりはるかに覚えられますね。
流れはだいたい後炭に準じているので、理解しやすい。

P1150182

これは湿灰をいれた筋半田。

連客は先の客が入れた炭を逆の順にこの筋半田にとりあげ、あらたに自分の思うように炭をつぎ、他の客はそれを拝見。
これを全員がします。

最後に亭主が種火を掘り起こして(ほとんど消えてるけど、、、[E:coldsweats01])後炭のように炭をついで、釜をもどして終了です。

炭斗もいつものではなく、炭台に奉書をしいたもの、炭の数もいつもの倍くらい。

皆様の炭のつぎ方はオーソドックスあり、斬新あり、炭が熾りやすそうな機能的なものありで、それぞれの美意識が問われそうです。

最初亭主が炭を全部上げる際、細かいくず炭を底取りをくるっと回してとるのがおもしろくて[E:happy02]これは何回もやりたいなあ。


この廻り炭をもって、私一応すべての七事式、体験一巡しました。
七事式の仕組みは、やればやるほどよくできているなあと感心します。

当たる役によって同じ式でも全然ちがうので、一通りやったくらいではモノにはなりませんが、本で読むのと実際経験するのとでは大違いです。ありがたい機会を得ました。
いや、七事式は楽しいなあ ♪

恒例ですが、最後は員茶之式で全員お茶をいただきました。
P1150180

そのお菓子がまたまた泣かせます。
席主様お手造りの薯蕷。
中は若草色の餡ですのよ。

どうしてこんなになめらかな薯蕷皮ができるのでしょう。
おいしくて、またまたお茶のくれる「福」の恩恵に浴しました。
シアワセ[E:heart01]


posted by しぇる at 21:00| Comment(6) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
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