2012年02月06日

天龍寺・茶会〜節分七福神めぐり

冷え込んだ節分の日、嵐山天龍寺周辺には消え残った雪が残っていました。
やはり市中よりかなり寒いようです。

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節分祭がおこなわれる天龍寺。
あちこちに幟がたっています。



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すざましく、かつ不思議な美しさの冬枯れの蓮池。

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ほらほら、雪残ってるでしょう?




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寒いのでついつい焚き火のそばから離れられませんが、さすが嵯峨野、薪は木ではなくて青竹です。
(一本ほしい〜!竹箸、蓋置が作れるのに、、、)


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実はこの日、節分祭に来たわけではなく、たまたま○交会の節分茶会におよばれ。
こちらは方丈からみた曹源池庭園。


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方丈内のお茶室は祥雲閣。
表千家の残月の間写しで、広間に二畳の広い床がつくのが特徴。


このお茶席、どういうわけかオーバーブッキングで、水屋にはみだすお客さんも。
私などは席とちがうところにすわって、その前にもお客さんが座る、という押し込め状態でしたので、なんにも見えませんでした〜。[E:bearing]


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まあ、立った腹もこの笑顔でゆるしましょうか。
鶴屋吉信(だったかな?)のお福さん。

というわけなお茶会でしたが、そのお茶券についていた福笹券が実はほんとのお値打ちでしたの〜[E:happy02]

七福神めぐりなんて知らなかったのに、参加してみるとスタンプラリーみたいで結構楽し〜い。

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まずもらった福笹は(買えばけっこうなお値段)辰の絵馬と天龍寺節分祭の札だけがついています。

これをもって七福神に相当する塔頭をまわって、それぞれ御札を笹に結びつけてもらう、というわけです。





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七福神めぐりのまえにまずはこちらでおささをいただく。

嵐山の丹山酒造の樽酒が無料接待でいただけます。おほほ[E:lovely]
樽木の良い香りのついた淡麗なお酒でしたわ。



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まずは 三國傳来毘沙門天、弘源寺。

重要文化財・毘沙門堂があります。
15世紀管領職。細川家の創建ゆえ九曜星紋か。



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ついで水摺弁財天、 慈済院。

唐様の来福門がすてきです。
こちらの御札は弁財天がもっている琵琶の絵がかかれています。


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福禄寿、松厳寺。

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こんな感じで御札を結んでくれます。


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さあて、次なる七福神は、、、
幟をめあてに、ほろ酔い加減でぶらぶら。

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不動明王、寿寧院。
こちらでは布袋さんの代わりにお不動さんになります。

御札は不動明王さんのもっている護剣。

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永明精舎恵比須、永明院。
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こちらには夢見地蔵さん。
たくさんの小さいお地蔵さんのお顔が赤子のようでかわいくいとしい。



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宝徳稲荷、妙智院。
こちらも寿老人のかわりに入っています。

ここには塔頭直営の湯豆腐定食がいただける西山艸堂さんがあります。


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七福神巡りしめくくりは東向大黒天、 三秀院。



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紅梅か?
と思いましたが、ウメモドキのようです。


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ウメモドキの陰の手水では水が、、、、凍ってます!


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しめくくりに甘酒の無料接待をうけました。
あつあつでおいしかった!

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さあ、これがコンプリートした福笹ですよ。

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せっかく嵯峨野にきたのですから、是非こちらへもいかなくちゃ。

嵯峨豆腐森嘉さん。

先代が凝固剤にそれまで使われていたにがりのかわりに澄まし粉(硫酸カルシウム)を使用して、やわらかい豆腐をはじめて開発されたんだとか。

今でもひとつひとつ手作りで、デパートとかに一切卸していないので、食べたければここまで買いに来なければならないという貴重なものなんです。




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大好物の厚揚げ、チンしてたれをつけていただくと、おいしくてもう、2つ一気食いでした。(1つはダンナの分だったのだが、、、)
デパートで手軽に買えない、産地販売の新鮮さ、というのもこの異様なおいしさの秘密なんでしょうか。
こんなにおいしい厚揚げを、わたしは他に知らない。

でも嵯峨野までしょっちゅう買いに来るわけには、、、と思いつつ、地図をながみてみれば、そうか、丸太町をず〜っと西に行けば車だとそんなに遠くないぢゃないか!
観光シーズンでなければ、お豆腐を買いに嵯峨野まで、、、ができるかも。[E:happy02]

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というわけで、やはりいつもどおり、口福でおわる七福神巡りなのでした。


posted by しぇる at 21:39| Comment(8) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする

2012年02月03日

須賀神社〜吉田神社・追儺式2012

今年もいろいろなところで節分の行事がおこなわれましたね。
私はやっぱり昔から徒歩圏内の吉田神社です。

丸太町を北上してまずはこちらへお参り。

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古くは岡崎神社の東天王社に対して西天王社ともよばれた須賀神社。

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なんといっても最近有名なのが懸想文売り。
イケメンという情報あるも確認できず。


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だって目しかみえない。



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売っている懸想文のお守りの効能は「顔かたちが良くなり、良縁に、、、云々」なので、すでに手遅れの私としては昨年はスルー。

でもでも、きくところによると箪笥にしまっておけば着物がたまる、、、らしいので、今年はもとめました。
(おほほほ、、、着物はいくらあってもよいわ[E:happy02])


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ちなみに中はこのような懸想文が。

「辰郎様へ   美卯まいる」

と書いてあるのは卯年から辰年へ、ということなのね。
来年はまた辰から巳になるのでしょう。

さて須賀神社からさらに北上して吉田山をめざします。
途中、昔住んでいた近衛通りにでると、、、、



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あああ〜っ!!

喫茶このえがついに更地に!

学生時代この喫茶におせわになったK大OBはたくさんいると思います。
おじいさん、おばあさんがええ味出してました。
ずいぶん前から空き家になっていたのは知っていたのですが、そうか、ついに更地になったか。

こうしてまた思い出になってしまったわね[E:weep]

(在りし日のこのえ、vivasan様がアップされていますのでリンクしておきますね。こちら


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気を取り直して吉田神社へ。

2日は曜日巡りが良く、今年は追儺式を見ることができそうです。
(学生の時は毎年みてました。)






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境内では3日の火炉祭の準備が。
まだ燃やす古いお守りなどはそれほど集まっていませんが、明日にはたぶんぎゅうぎゅうに詰め込まれていることでしょう。

深夜近くの火炉祭のほうは昨年行きました。



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巫女さん達も御豆さん買うのね。



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追儺式の始まる直前。
儀式の方は、この場所では見えませんが、この前を鬼たちや方相氏(ほうそうし)が通ります。


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BGMは雅楽とホラ貝の音。
追儺の行列が降りてきました。

追儺の儀式はもともと禁中でおこなわれていた疫鬼をおいはらう陰陽五行と深く結びついた儀式とか。

寒の頃、古い年のきわまった陰(=鬼)の気を駆逐し、新しい年(=立春2月4日)を迎えるための儀式だったんですね。

陰陽師が祭文を読み、方相氏が矛と盾を持ち、その矛を地面に打ち鳴らしながら「鬼やらい、鬼やらい」と言って宮中を歩きまわる。そしてその後には殿上人たちが桃の弓と葦の矢を持って続く。
(桃や葦にも古来より邪気を祓う力があるとされていた)




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(ぶれてますが)この方々が最後に桃弓を射る王卿の方々。


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金色四つ目の方相氏登場。

かつては大舎人寮のなかの屈強な大男が扮したとか。
玄衣朱裳(ようするに黒と赤の衣裳)で侲子(わらわべ)20名をひきつれています。

(子どもたち、寒そうでした)

おりからの鍋底寒気で雪はちらほら。
心底寒い、節分らしい夜です。


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赤鬼、青鬼参上。

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子供をめざとくみつけると駆け寄って「ウオ〜ッ!!」とおどかすのがお約束。

娘にメールでこの様子を送ってやると、「小さいときこわかったのを覚えている。」って。[E:coldsweats01]


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ベストパフォーマーは黄鬼さん。
けっこうヤンキーっぽくあばれていました。



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後世恐ろしい物として、この方相氏が追われる鬼に逆転した、というのは不思議です。
これも宮中の節分行事、土牛童子の儀式とミックスされて豆まきがおこなわれるようになったことと関係するそうですが、なかなか奥が深い。

それほど昔の人は自然現象や疫病などをおそれ敬虔に祈りや儀式をおこなわずにはいられなかったのでしょう。

自然をおそれなくなった現代人がうけたしっぺ返しが辛く感じられるこの1年、そんな自然の脅威への畏怖の気持ちを思い出してみるべきかもしれません。


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ちなみに私はこの追儺の勉強をこの本でしました。[E:coldsweats01]
(岡野玲子さんの「陰陽師」第3巻)


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節分の日のみ開けられる、全国3132座の神様を勧請した大元宮。

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厄塚で厄除けを祈願。





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お供えのお名前を拝見するに、三千家、藪内、、、など茶家のものを発見。


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唐土から非時香菓(ときじくのかくのこのみ)を持ち帰った田道間守(たじまもり)を祀る菓祖神社。

今年もおいしい和菓子がたくさん食べられますように。

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菓祖ですから、毎年お菓子と豆茶の無料接待があるんですよ。
寒い中、あつい豆茶はなによりのご馳走。

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昨年気づかなかった橘の木を境内に発見。
非時香菓=橘といわれていますからね。


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あと、夜店のにぎわいも忘れちゃならないお楽しみです。


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立春からはじまるこの1年(旧暦)、今年はどなたさまにも良い年でどうかありますように。
posted by しぇる at 18:12| Comment(18) | TrackBack(1) | 京のお祭 | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

睦月雑記2012

さぶい日が続きます。
でも毎朝同じ時間に起きたときの、陽の光が全然ちがってきました。
まもなく新しい季節のはじめ=節分ですね。

<その1> 聞き酒セット


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ハイアットリージェンシー京都の和食レストラン、東山(TOUZAN)にいってきました。

食事もとてもおいしくいただいたのはさることながら、うれしいのはこの聞き酒セット!


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伏見のお酒、「日出盛」の4タイプ。

純米大吟醸「桃の滴」(精白40% 度数16%)
古酒 (精白50% 度数16%)
純米原酒しぼりたて (精白65% 度数17%)
純米有機米仕込み (精白65% 度数15%)

日本酒好きにはまたらないテイスティングですわ。
食事の邪魔にならないくらいの量で4種も、、、、お得。

で、私の一番は、一番下の純米有機米仕込みでした。
大吟醸より、おいしいと感じたのは意外でしたわ。



<その2> またまた懲りずに練りきり

久々に練りきり和菓子に挑戦。

まわりにお上手に上生菓子を手作りされる方がたくさんいらっしゃるので、刺激をうけまして。





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白玉粉でレンジで作る求肥。

ここまではOK。

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レンジで水分を飛ばした白餡に求肥をまぜて練り切り完成。
ここまでもまあまあOK.


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色粉を混ぜて形成パーツを作る。

だんだんあやしい、、、、

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完成[E:despair]

ダンナにみせたら「海老ののったカレー饅か?」、、、と


、、、、、、、[E:crying]、、、、、

水仙のつもりなのに、水仙なのに、、、、、


<その3> 色無地をSOHYA(總屋)で

京友禅の老舗、千總がプロデュースする新しいコンセプトのお店總屋さん。

もっと手頃なお値段で気軽に着物を、ということでしょうか。
なにせ千總のお着物はお高いですからねえ。

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場所は烏丸三条、IYEMON SALONの隣。

茶会には正式にはやはり色無地だと思うので、いままで少ない色無地をやりくりしてきましたが、ここらで新しい色目のを新調しようと、お尋ねしました。

70種類の色見本は、肩に掛けて顔写りをみるに十分な大きさがあるのはうれしいですね。

今回私は香色をねらっておりまして、その近辺の色にあれこれ迷いました。

グレーがかったの、黄味がかったの、ピンク系の、、ほんの繊細なちがいなんですが、顔写りはずいぶんちがいます。

香色は昔はハーブの1種、丁字で染めたので、染め上がりにほのかにその香りがしたことから「香」色と。

色目はOK、でも無地の地紋選びはちょっと難航。
比較的若い人向けのコンセプトのせいなのか、柄がどうも納得いかない。

では、といって持ってきてもらったのが、値段ははねあがりますが純国産絹の生地。
一度良い物をみちゃうともとに戻れないのよね〜。

財布には痛い目にあってもらいましたが[E:sad]、やはり色無地は帯によってフォーマルにもカジュアルにも着ることができる着物ですから、納得のいくものを作りたいですし。






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こんな波頭紋の地紋に決めました。
もっと年をとってもいけそうです。

できあがりが楽しみです。


<その4> まちかどミナポート

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おお!
これはパリで人気なコミュニティサイクルというやつではないか。

京都にもできていたんだ。
まちかどミナポートという企画。

「ステーション」と呼ばれる市内に点在する拠点で自転車を借りて、好きなステーションで返却、という自由度の高いレンタサイクル。

自転車にちょうど良いサイズの(ホンダのCMじゃないってば)町、京都にはぴったり!
エコだし。


<その5> ○交会京都支部 初茶会



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模様からすべてお誂えで作ったべべです。

なにせ着物にはうるさいと思われる方々が集う○交会京都支部初茶会ですから、ちょっと小ましなものを。

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朝の、寒い新門前通り。
別名骨董通り。

敷居の高い骨董、古美術屋さんが軒をつらねている通りです。

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会場は新門前の京都美術倶楽部。
一昨年までは大阪支部でしたので、大阪美術倶楽部にいっておりましたが、今年から京都支部へ。
なのであいさつがわりです。

濃茶、薄茶、点心をいただく。

大寄せの茶会とはいえ、やはり先人に勉強させてもらうことは多いです。

勉強しても勉強しても、限りなくその先、奥、広がりがある、、、、それが茶の湯の道なんだと、途方に暮れつつもまた楽しくもある。
生きている間、退屈せずにすみそうです。

濃茶席の古銅の花器に、みごとな寒牡丹が入れられていたのですが、寒い間は牡丹の古木も必ず添える、と初めて知りました。
でも、なぜ?
その由来は?
どなたかご存じないかしら。




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帰り道に見た、これも見事な雲龍梅。
つぼみがすでにほころんでいます。

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これも帰る道の白川。
柳の芽吹きもまもなくでしょうか。

そして帰りつくと、、、


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ホットマットの上の極楽顔の猫。

世はすべてこともなし(ブラウニング)、、、、ってか?
posted by しぇる at 00:35| Comment(12) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
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