2012年01月15日

嵯峨野点描

(あれれ、、、時系列がもどっちゃった[E:sweat01])
先日の続きです。

落柿舎ですっかりくつろいでうたた寝でもしたかったのですが、この季節日が落ちるのが早いので、嵯峨野散歩を続けるべく出発。





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竹林の径をとりとめもなく足が向くまま歩いてみます。

おお、祗王寺

あの紅葉が苔に散り敷く写真が印象的な、、、、、

あれ???


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いや〜ん、落ち葉すっかりきれいに掃き清められてる〜。

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まあ、これはこれできれいですが。


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お掃除、ごくろうさま。

大河ドラマでまたここも脚光をあびるでしょうね。
祗王はだれが演るのかなあ。

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ここは女性のお寺らしく、色々な種類の植物をみることができます。
花の季節はさぞかし。

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いえいえ、この寒さの中でも奇跡のように華やかな寒牡丹。



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雪囲いの風情はさすが雪のつもる嵯峨野ならでは。
そのまま琳派の絵になりそうです。



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足元を見るとバイカオウレンの群生。
早春には小さな梅に似た白い花をつけるとか。



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ひかえめで楚々としたヤブコウジ。




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この寺ゆかりの最年少の尼は仏御前、出家したのが17歳とかや。
今の精神年齢に換算しても20歳代前半、そこまで老成達観できるものなのかしら。


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庵の吉野窓。

   萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いずれか秋に あわで果つべき  「平家物語」


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さらに竹林の径をゆく。


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堂々たる小倉山二尊院。

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紅葉の馬場、、、、って今は全然紅葉ありませんけど[E:coldsweats01]


ここには定家が小倉百人一首を選定したとされる時雨亭あとがあります。

お公家さんや豪商の菩提寺でもあるのですが、私が一番みたかったのはこれ。

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「小倉餡発祥之地」の碑。寄進 by 井筒八ッ橋。

昨年末、井筒八ッ橋北座ビルでおこなわれた和菓子の会で、井筒の社長さんがおっしゃっていたのを思い出したのです。

空海が中国から持ち帰った小豆の種を初めて植えたのがこの小倉の地だったそうで、井筒ではそれを現代によみがえらせるべく、この地で栽培した小豆を製品につかっているそうです。

さらに歩く。

ここは野宮神社。

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伊勢神宮に奉仕する斎王が、伊勢に向う前に潔斎をした「野宮(ののみや)」。


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皮のついた黒木の鳥居が古代の鳥居の様式を残しているとか。
しかし野宮といえばなんといっても源氏物語を連想。

娘の斎宮と共に伊勢へ下ることを決意する六条御息所をたずねて、源氏がおとずれる秋の野宮。
いとわびしき情景であったことでしょう。
(最近「まろ、ん?―大掴源氏物語」を読んだ。いりくんだ源氏物語の人間関係がとってもよくわかった。おもしろいです。おすすめ)


野宮にほど近く、宏大な庭園、大河内山荘があります。




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(中門・有形文化財)

映画俳優・大河内傳次郎、、、といっても、私の世代でもあまりピンとこないのですが、大正、昭和に活躍して、「丹下左膳」で一世を風靡した方です。

彼が30歳から亡くなるまで、年月をかけてこつこつ作り続けたのがこの宏大な(2万平方m)山荘。
小倉山の麓、その起伏をそのまま利用したつくりで、ちょっとしたお山巡りが楽しめるのが、南禅寺畔のお屋敷群とちがうところでしょうか。



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南禅寺畔では東山が借景ですが、こちらはもっと宏大な借景。

比叡山、大文字山、衣笠山、双ヶ岡、仁和寺の五重塔まで一望のもとに。
この胸のすくような景色がなによりのご馳走。



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それだけでなく、文化財となっている建築物群もすばらしいです。
これは大乗閣。
数寄屋、寝殿造り、書院造り、、、と伝統的建築様式をとりあわせたという建物。(中へははいれませんが)




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山を登っていくと、苔の絨毯の向こうに建物が。

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お茶室、滴水庵。
やはりこういうお屋敷には必ず茶室があるんですねえ。

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四畳半台目向切。

俳優業だけでなく、数寄者としても文化人としてもすごい人だったのがわかります。
こういう↓意匠をみると、うれしくなりますね。

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庭園の高みからふりかえると、そこには嵐山が目の前に迫ってきます。
はるかに対岸の大悲閣も見えます。

これが錦秋のころであったなら、、、、
いったいどんなすばらしい景色なのか、想像しただけでためいきがでるようです。

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この景色を胸におさめて、嵯峨野をあとにすることにしましょう。


posted by しぇる at 00:22| Comment(8) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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