2012年01月09日

嵯峨野〜落柿舎

嵯峨野散策はウン十年ぶりです。

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嵯峨野と言えば、やはりこれですよね。

かつて嵯峨野はほんとうに野っぱらと田畑だけ、、、だったんですが、ずいぶん整備されました。

洛中は雪がちらつく程度だったんですが、嵯峨野は、、、、


P1020324(滝口寺)

消え残る雪があちこちに、、、、

そのかみには、人里離れた今以上に寂しい場所だったでしょうねえ。


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そこに庵をむすんだ蕉門十哲の一人、向井去来。



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落柿舎

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その由来は、庭に柿の木四十本あり、その柿の実が一夜のうちにほとんどおちてしまい、それを買おうと思っていた商人が困り果てたので、お金を返した、、、ということからだそうです。



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庵主の在庵をしめす簑笠。

ただしこの落柿舎の建物は後年の再建とか。

ウン十年前に来たときには土壁ももう少し古びていましたが、なんだかちょっときれいになっていました。

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  十三畳半の落柿舎冬支度

落柿舎11代庵主、工藤芝蘭子の句。


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裏から見たところ。

居心地良さそうな、こぎれいな部屋です。
トータルで十三畳半なんでしょうか。

ここにすわれば句想もわいてきそうな、、、、

でも夜は真っ暗で寂しい場所だっただろうなあ。
去来は実際は聖護院村(わ〜い、ご近所)に本宅があったので、ずっとここで暮らしていたわけではないようですが。


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落柿舎のミニチュア。

芭蕉はこの落柿舎をなんどか訪れていたようで、「嵯峨日記」を記したのもここでの滞在中とか。

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去来の句。

   応々といへど敲くや雪の門
      
      岩鼻やここにもひとり月の客
 (こちらは有名な句ですね)




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屋根裏は一部のぞくことができて、こんな風になっています。
傘亭を思い出しちゃうわ。


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当時をしのばせる台所。

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この燭台にほのかにともる灯火を夜見てみたいです。
(ますますうら寂しい感じが良いかも)


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こちらは落柿舎の裏に建てられた句会所、次庵。


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一人700円で借りることができ、お茶も用意されているので句会で利用されるようです。

そこで私はひとり句会、、、、いえ、知らずにたまたま利用しただけなんですが、、、[E:coldsweats01]



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次庵の玄関。

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警索なのか、靴べらなのか、迷うところ。


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衝立の絵は芭蕉一門の絵でしょうか。

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とても居心地の良い部屋で、お茶などいただきながら、お一人様でゆっくりこちらでくつろぎました。


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おざぶも渋い!


ここには句を投稿できる用紙や、投函する竹筒などもあって、さすがは去来ゆかりの庵です。



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落柿舎裏には去来の墓なるものがありますが、実は遺髪をおさめているだけで、本当のお墓は真如堂、覚円院にあります。
(ここは非公開寺院なんですが、心茶会のお茶会がなんどかひらかれています)

去来ゆかりのこんな場所ですから、「ひとり句会」であってもなにか一句ひねりださねば、、、、

  冬ざれに 胸に覚悟や 木守柿

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おそまつでございました。


posted by しぇる at 20:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 京都めぐり2012 | 更新情報をチェックする
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