2012年01月04日

家族と初釜

よそのお宅の話です。
ご家族がみなさんお茶を嗜まれるので、お正月は毎年家で釜に湯をわかし、家族で濃茶、薄茶を点て合って楽しまれるそうです。

その話を聞いて、いいな〜、、、、とうらやましく思ったのでありました。

だってだって、、、、
わが家は私以外、だ〜れもお茶に興味ナシ!、、、、なんですもの[E:weep]

でも!
せっかく茶室もあるんだし、ここはひとつお家で初釜の習慣を新たにつくるのよ!
と、決心したわたくしであります。

気ののらない他の連中をお菓子で釣って、薄茶なりとも一服。

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実は炉に火を入れたのはこれがはじめてなんです。
これが本当の炉開き。

種火はヒミツの方法で(?!)楽におこせるようになりましたので、簡単簡単と思っていたら、いやこれがなかなか難物でした。

なにしろ炉の中も灰も冷え切っているので炭が熾っていても、全然湯が煮立ってこないのです。
釜にはあらかじめ沸かしたアツアツのお湯をいれたのですが、いつまでたっても松籟の音が聞こえません。
しかもこの釜、キャパがでかくて、ヤカン一杯でも半分くらいしか入らないのです。

そのうち、気乗りのしない面々の気がかわるかもしれないと、沸かないうちに一席開始することになってしまった、、、。

やはり、実際自分でやると次から次へと問題噴出。
軽々とお茶席をひらかれる方々を深く尊敬。

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軸は久松真一先生の「龍吟起雲」。
辰年にちなんで。
(普通は龍吟雲起と書かれるのですが、逆にするとより能動的な感じがでますね)

お花はわが家の白侘助を。
香合は安南もどき八角香合。(ベトナムのアンティークです)


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茶室や水屋であれこれ準備している時間が一番楽しいですね。

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お菓子はもちろん菱葩餅(通称:花びら餅)。

もともと宮中のおせちの一つだったものを、裏千家11代玄々斎が使うことを許され、千家の初釜のお菓子と言えばこれ(川端道喜の)なんです。
現代ではわれわれもこれにならって、初釜は花びら餅。いろんなお店の花びら餅を使うことができます。

わが家では今年は末富さんのをもとめました。
ここのは味噌餡より、餅部分が多いです。
おいしかった[E:heart01]




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薄茶なのに、お菓子をだして、さあお点前、と思って襖をあけると連中、もう食べとるやん!
お点前を開始しても、足の痺れが気になるらしくもぞもぞ。
当然お茶の飲み方も知らないので、ぎこちなく変に丁寧にするもんだから、かえって滑稽[E:happy02]

というわけで、イメージとは全然違う初釜の席とあいなりましたが、とりあえずお菓子とお茶は楽しめたもよう。

まあ、そういやそうでもなかったし、来年もやるわよ!
と(家族の迷惑もかえりみず)堅く誓ったのでありました。

まずはちゃんと釜の松籟をタイミングよくおこせるようにならなくては。


一席終わり、片付けに入る前に一人茶室で独座観念、、、というか、自服で濃茶、薄茶を一杯ずつ。
これもなかなか良いものですね。


posted by しぇる at 23:49| Comment(18) | TrackBack(0) | お茶と着物3 | 更新情報をチェックする
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