2011年11月25日

蘭陵王の帯

雅楽についてはそれほど詳しくないにもかかわらず、いつみても心躍る舞があります。

勇壮で華麗な曲、舞なので神社仏閣でお祝いの際によく演じられる蘭陵王です。

蘭陵王こと北斉の王、高長恭は優れた名将でありながら、超イケメンだったため、兵達が見惚れて士気が上がらず、敵に侮られるのを恐れて獰猛な仮面をかぶって出陣した、という逸話による舞です。

有名なところでは宮島の厳島神社に奉納される雅楽のシンボルといってもいいでしょう。

この画像は昨年、奈良の春日若宮御祭で見た蘭陵王です。

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黄金色の桴とよばれるバチのようなものを持って舞う勇壮な一人舞。
この桴や、人差し指・中指2本で、敵陣をぴしっと指し示す所作が、かっこいいったらありません。[E:lovely]
最後の決めポーズがまた、桴でびしっと天を差す。
思わず、ヴラボォ〜!!

この楽曲がまた耳に残り、心が躍動するようないい曲なんですよ〜。
壱越調(いちこつちょう)というらしいですが、西洋音楽ではニ長調になるとか。(シャープ二つのやつね)

で、なんで長々と蘭陵王について述べたかといいますと、とっても素敵な蘭陵王の手ぬぐいをネットで見て、一目惚れしたからなんです。

以前から小紋や、染め帯でお世話になっている東本願寺北、染工房 遊さんが作られた手ぬぐいで、雅楽関係の方の引き出物として注文されたもの。(→

この蘭陵王に惚れまして、なんとかこれを帯にできないかと、お願いしてみたのです。
この手ぬぐいを注文された方にも許可をもらわれているそうなので、早速地色を決めて注文しました。

ちなみに手ぬぐいの方は、蘭陵王との番舞(つがいまい)である納曽利(なそり)も染められています。

これも御祭のときに撮った納曽利の画像です。





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ちなみに番舞とは、唐楽(左方・赤をベースとした装束)の曲目と高麗楽(右方・青をベースとした装束)の曲目がセットで上演されることを言います。(迦陵頻には胡蝶というふうに←どちらも背中に羽根をつける童舞)

で、お待たせいたしました。できあがって参りました。

さあ、とくと見よ〜!![E:coldsweats01]




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蘭陵王の躍動感が伝わってくるではありませんか。

手ぬぐいの方はコンピューターで作りこんだ、かなり細密な絵だったので、それを手描きで再現していただくのに苦労させてしまったようです。

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手描きでこの細かさ!
こんな仕事をしていただいて、すごくリーズナブルなお値段なので申し訳ないくらい。

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前の部分は雅楽に欠かせない鼉太鼓(しかも鳳凰と龍が同時に描かれている、という現実にはありえないものなんですがね)。


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リバーシブルの裏面は鳥兜です。


まず、どこへお出かけするときに締めようかな。
背中に超イケメンを背負っていると思うと、つい、むふふ、、、と笑顔になってしまいますわ、きっと。


posted by しぇる at 23:04| Comment(8) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | 更新情報をチェックする
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