2011年10月24日

鞍馬の火祭 2011

  神事にまいらっしゃ〜れ〜、、、、


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  神事にまいらっしゃ〜れ〜、、、、

神事ぶれの声、鞍馬街道の各家の篝に火がはいる。

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トックリとよばれる小さな松明を晴れ着をきた幼児がけなげにかつぐ。


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かわいらしい声で「さいれや、さいりょ〜(祭礼や祭礼)」



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深山の中、はげしい雨にもかかわらず勢いよく火をあげる街道沿いの篝火。



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少し大きい少年松明。

この子らも将来この火祭りを担うりっぱな青年氏子になって、大松明や甲斐性松明をかつくのだろうな。




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  さいれや、さいりょう〜


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今も鞍馬に残る「七仲間」という七つの住民組織のうちの一つの宿飾り(会所)。


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仲間は氏神祭礼を掌握する組織で、しかも代々世襲制。
ということは、祇園祭よりももっと色濃く血縁、地縁で結びつき、古代信仰がもっと色濃く残っているのだろう。


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各宿(会所)には剣鉾がかかげられる。


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各家が秘蔵の屏風や、先祖代々伝わってきたお宝を飾るところは祇園祭の屏風祭に似ている。

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大松明は鞍馬近隣の山でとれた柴(ツツジの小枝)、それを藤の根でしばってある。

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  さいれや、さいりょう〜



  
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  さいれや、さいりょう〜

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各仲間が宿の前で大松明に火をいれる。

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  さいれや、さいりょう〜


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鞍馬街道は雨と篝火にゆれる。


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街道筋の家々はどこも文化財級の古民家群。
まるで江戸時代の昔へタイムスリップしたような錯覚をおぼえる。


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各仲間の遣いの松明が往来し、諸礼(他の仲間と合流するときにかわされる儀式)や鉾差しが繰り返され、だんだん練り歩く松明はふくれあがる。
これはうつつの景色なのだろうか、、、

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  さいれや、さいりょう〜


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男達の背中には祭の無事を祈るお守りの南天の枝。

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下から登ってくる下の仲間の遣いを待つ上の仲間の遣いの松明。



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その昔、西暦940年、いまからざっと1070年前、御所に祀られていた由岐明神を、時の朱雀天皇は鞍馬にお遷しし、都の北の守りとされた。
その御遷宮の行列は松明、篝火、剣鉾でいろどられ1kmも続いたという。

その記憶をずっとこの深山で、火祭りとして守り続けた鞍馬のひとびと。


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このたたずまいを、篝火や松明のあかりで見る、、、これだけで来た価値があると思う。




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家の前にはお年寄りが床机をだしてこしかけて、小さい子どもたちは松明の周りではしゃぎながら、思い思いに松明の往来を眺める。
先祖代々が守ってきた祭祀、という誇りをみながもっておられるのだろう。

祭のクライマックスは由岐神社の階段下に大小100以上の松明が集まって最後の諸礼を行うところ。


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その火の中を二基の神輿が駆け下りてくる。


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神輿が御旅所に安置されるまで、祭礼はまだまだ深更におよんで続くが、ここはひとまずお先に失礼しよう。
鞍馬の神火をみた高揚した気分のまま。


posted by しぇる at 22:23| Comment(6) | TrackBack(0) | 京のお祭 | 更新情報をチェックする
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