2011年09月01日

「古染付に遊ぶ〜日本人が愛した中国明末の青花磁器」〜東洋陶磁美術館

あ〜、えらい長いタイトル。

夏休みにでかけたベルリン、シャーロッテンブルグ城の圧巻のポーセリンキャビネット

その印象が薄れないうちに、大阪は中之島、東洋陶磁美術館でやっている古染付の展示会へ。

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例によって、中之島公会堂地下の中之島倶楽部で腹ごしらえ。
手前の煉瓦が公会堂。その向こうに美術館。

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このポスターの染付の壺がまたいいんだな。
こうやって、ひとつひとつ、じっくり見るのがやはりいいよね。
たしかにベルリンのある意味すごかったが、全体としてひとつのモンスターみたいになっていて、一個一個じっくり眺める気にならなかったもの。


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古染付の定義は、明時代末期の天啓年間(1621〜27:日本では江戸初期)を中心に、江西省景徳鎮の民窯で焼かれた青花(中国で染付)磁器で、日本に輸入されてそう呼ばれるようになったもの、、、だそうです。

白い磁器の肌に主にコバルトを原料とする顔料で模様が描かれているのですが、この顔料は「回青」とよばれ、ペルシアから輸入された物なんだそうです。
ちなみにイスラム教は回教といいますね。
だから回青の回は=イスラムのことなんですって。なるほど。



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(画像は東洋陶磁美術館HPからいただきました)



この日、少人数のグループが来られていて、キュレーターさんによるミニレクチャーを聴きながらの拝観をされていました。
時間があれば、混じって聞きたかったのですが、ちょっと時間が、、、
少人数でも要望があれば解説付き、というのはこぢんまりとした美術館だからできることですね。
(だから、ここ好き)

なんとなく耳をダンボにして漏れ聞いたところによると、、、
元時代の古い染付は、うわぐすりをかける前に絵を描いたので、線がにじんでいるけれど、その後の完成期の明代の物ではいちどうわぐすりをかけた上に描いているので、線が繊細でシャープなんだそうだ。

顔料の成分や、うわぐすりの使い方、紋様・意匠などからいつの時代の物かわかるらしいが、専門的すぎることはスルー。

ポーセリンキャビネットと違って、ひとつひとつの染付をじっくりゆっくり楽しむ。
やっぱり染付はいいわね〜。

現代の物でも、染付は好きだけれど、古い物は土の感じが柔らかくて、うわぐすりが欠けている虫食いの感じも侘びてていいわ。[E:lovely]
有名な型もの水指の古染付葡萄棚水指(これは野村美術館の)、あれにはほんとに心惹かれるなあ。







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二階の踊り場からみる大川。
大阪は水の都、この景色もこの美術館が好きなところ。

次回は9月10日から「明代龍泉窯青磁」展だし、また見に来なくては。
(ちなみに青磁の最盛期は南宋時代なので、明時代の青磁ってどんなんかなあ)


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今回は、美術館の余韻を楽しめるリバーサイドの新しいカフェバーを見つけたので、ここでコーヒーで一服。
GAAB weeks



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窓から美術館が見えるロケーション。
リバーサイドの席も、(真夏じゃなけりゃ)いいわよ。


posted by しぇる at 20:42| Comment(6) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | 更新情報をチェックする
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