2011年09月14日

cafe 火裏蓮花〜高倉通りあたり

5回来てみて、運よく中へ入れる確率が1〜2回、という難関カフェがございます。

P1120995
柳馬場を御池から少し下がったところにあるcafe火裏蓮花さん。

なにが難関なのかというと、まずはすごく細いろうじの入り口がわからずすどおりしてしまう。
でもいちばんの問題は5回のうち3〜4回はお休み、、、なこと。

そう、この不定休がクセモノで、私はなんどこれで店の前まで来ながら回れ右をしたことか。

今日はどうかな〜、、とろうじの奥にどきどきしながら入っていって、カーテンが閉まっていなかったら超らっき〜[E:happy02]




P1120997

はい、この日は5回のうちの1〜2回にあたったようで、入れましたわ。

こちらも町家を改修したお店です。
玄関近くのあいている席へ。

P1130002


火裏蓮花(かりれんげ)とは珍しい名前です。

お店の方のブログによると、「中国の故事による。火の中のような逆境の中でさえ、さらに美しく強く咲く花」、だそうですが、ちょっと調べてみると禅宗の要義を集めた「人天眼目」という書物にこの言葉がでてきました。

「火裏蓮花朶朶開(かりのれんげだだひらく)」

燃えさかる火のなかにも次々と花をさかせる蓮花、、、なんともシュールな光景ですが、ひとたび大悟して自由自在の境地を得た者には火の中にも花は咲くであろう、、、ということでしょうか。

ま、それはそれとして、評判のBピラフ、食べないとね。

P1120998

バターライスに唐揚げ、きのこのドミグラスソース。

マスターが学生時代アルバイトをしていた、同志社ちかくの今は無き喫茶店「チルチル」の看板メニューだったそうで、こちらで昔通りのレシピで復刻されたとか。

残念ながらそのチルチルという喫茶店は記憶していませんが、う〜ん、学生にはありがたいおいしくて食べ応えのあるメニューですね。

P1130001

コーヒーとプチ・コーヒーゼリーがもれなくついてきます。
ここはね、スイーツも手が込んでいて、泣かせるんですよ〜。
(今回はBピラフでおなかいっぱいだったので、食べられませんでしたが)

そしてここでこんなポスターも発見!



P1120996
京町家・風の会さんが毎年主催してはる町家ショップスタンプらりぃ洛中洛外・風散歩

いやあ、今年もはじまるんやねえ。(10月1日〜12月10日)

参加店はカフェ、レストラン、工芸品、本、衣料、などなど多種でいずれも町家。
お店をまわってスタンプを集めて記念品と交換、、、なのですが記念品ゲットよりも、ああ、こんな素敵なお店がこんなところに!と情報をえることができるのが魅力かな。(昨年は2回、記念品をゲット!)

そのなかで、今後にわたって自分の居場所となるようなお店をみつけることができたらもっとうれしい。

ちなみにこの火裏蓮花さんもこのらりぃで知りましたの。


P1130004

それにしても、このカフェさえもすごい細いろうじの奥なので、消防車なんか入れないやん、、、と思うのですが、このさらに奥にもろうじが続くのが驚きです。
御池のビジネス街にこんな不思議な空間がかくれているなんて、やっぱり京都やわ。


さて、所用あって高倉通りに沿って歩きます。
高倉小学校(六角下ル)の前で、こんなアートなお家を発見。



P1130006

これ、ぶらさがっているのはたくさんの吊り灯籠なんです。
吊り灯籠と、その一つ一つの影がからまって、複雑なオブジェの様になっています。
背景の壁が真っ白なのも、確信的に効果をねらってますね、これは。

もっといいカメラをもってきていれば、ちょっと芸術的な写真が撮れたのに、、、と思っていると、同じ事を考えたらしい方がでっかいデジイチでいろんな方向からこの壁の写真を撮っておられます。
う〜ん、フォトジェニック!
でもなんかのお店?普通のおうち?




P1130007


高倉小の南側には、祇園祭の菊水鉾で有名な「したたり」の亀廣永さん。

蛸薬師を西に入って、楽紙館本店へ。
(こちら文化博物館内にも支店あります)

P1130010

奉書をもとめに行ったのですが、ここにはありとあらゆる和紙関係の製品があるのにびっくり!
ステーショナリーも豊富なので、これは文具好きにはすばらしいワンダーランド!


P1130009

このおとなりには、楽紙館を経営している上村紙株式会社があります。
写真はないのですが、こちらは渋い町家です。
明治45年創業とか。
ここはもともと着物の畳紙(たとうし)を扱っておられた会社だとか。
今でも畳紙、こちらでもとめられるそうです。
さすが室町の近く。


用事がおわれば、やっぱり甘い物で一服ですわねえ。


P1130011

高倉通り六角東入ル、ご存じ太極殿・栖園
この大きな暖簾は季節で模様替えされます。
さすがに朝顔の暖簾はもうでてないようですね。



P1130012


月替わりの蜜を楽しむ琥珀流し。
9月は「葡萄」。

柿(11月)とミント(7月)と桜(4月)はすでに制覇しました。
コンプリート(4月~12月の9種類)までの道はまだまだ。


posted by しぇる at 21:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

十四日の月〜京都府立植物園・観月の夕べ

今日が仲秋の名月、今年は文字どおり満月なんだそう。
(例年、十五夜がかならずしも満月ではないらしい)

いまごろあちこちで優雅な観月の宴がくりひろげられているだろうなあ、、、、とうらやましく思いつつ、お仕事に励む。

その代わりといってはなんですが、昨日十四夜のうちに名月を愛でてきました。
この日無料開放される京都府立植物園にて、名月鑑賞の夕べ。


P1130089

植物園も京都に再移住してからは初めて。
昔は未就学の幼児だった子どもたちを、日曜毎に連れて行った懐かしい場所。
(お金かからないし、自動車はこないので安全だし)



P1130124



そして、、、P1130091

異次空間へ連れ去られそうなくらい真っ暗。


P1130093

行列が、、、、と思ったら、望遠鏡で「名月を見よう」というイベント。


さてさて、暗闇に目が少し慣れると、月明かりの影がくっきりと見えるので、見上げてみました。
まあ、ごらんください。

さやけし、月のあかりを。(BGM:虫の音。植物園だけあって耳がいたくなるほど盛大です)




Dsc_0014_2
Dsc_0017_2
Dsc_0018

(月の画像のみ、デジイチです)


この日、昼間の京都は真夏なみの猛暑でしたが、だからこそ、隈なき月は実に涼しげ。
暑さの中にも秋の到来を告げているようです。


P1130099

中央の大芝生ではにぎやかなイベントが。

ハンドベルの演奏もあり、みなさん、あちこちのベンチに思い思いにこしかけ、聞き入っておられます。
暗いので、どのくらいの方がおられるのかわからなかったのですが、、、ふとみると、、、


P1130115

う、、うわあ〜、、
大芝生をうめつくす大勢の人!

こんなにみなさんおいでになってたんですねえ、びっくり!
ああ、そうそう、こんな方も。




P1130104

ご存じない方はこちらを見てね。



P1130117

月明かりでかすかに咲いているのがわかった白萩をフラッシュで撮ってみました。


P1130126

帰りの北大路のバス停にも名月。

P1130127

家の近く、二条通りの日蓮さんの上にも名月。


P1130128

すすきもお団子もお供えできなかったので、亀廣保さんのお干菓子のすすきで一服。

京の明月は一段とうつくしおすなあ、、、(ああ、無理がある京ことば)
posted by しぇる at 22:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

炭を洗う〜本日の灰型・丸灰

日中は暑かったですが、空の色は透明になってきました。

P1120992

岡崎の疏水〜東山。

本日は重陽の節句。
この時期にいつも思い出すお気に入りの漢詩。


九月九日憶山東兄弟  王維

 独在異郷為異客(ひとり いきょうにありて いかくとなり)
 毎逢佳節倍思親(かせつに あうごとに ますます しんをおもう)
 遥知兄弟登高處(はるかにしる けいてい たかきにのぼる ところ)
 徧插茱茰少一人(あまねく しゅゆをさして いちにんを かくことを)


中国では、重陽の節句には髪に茱萸(しゅゆ:かわはじかみ)の実を刺して、親族つれだって近隣の小高い丘に登る習慣があったそうです。
故郷の兄弟達は丘に登って「一人(=私)を欠く、あいつ(=私)だけがいない」などと話しているだろうなあ、、、という詩なのです。


さて、思いついてちょっとミニ茶事をめざすことにしました。
仕事の合間をぬってちょこちょこ準備をはじめました。

あれもせにゃならん、これもせにゃならん、、、、ことが多すぎて、茶事ってこんなに大変やったんか、、、と若干後悔しつつも、もう案内状おくっちゃったしなあ。







P1120985

風炉用の炭は種火炭をいれてこんなもんかな。

P1120988

予備の炭も勘定に入れて、水洗いし、乾かしているところ。

なんで炭、洗うのかな、と思っていましたが、なるほど洗うといっぱい細かい炭の粉がついているのがわかります。
ほっておくとパチパチ火の粉が飛んで危ないからなのね。

ふと、、、、

P1120990

おお、久しぶりに見た、こんなでかいカタツムリ。

P1120989

ここんとこの大雨でうかれてでてきたのね。
普段はどこにひそんでいるのでしょう。

炭洗いのあとはこんなところでもひそかに段取り。


P1130022

さて、問題はこれですな。

P1130023

切り掛け風炉の丸灰、初挑戦!

実際は初心者なので、道安風炉・二文字押し切りにしますが、丸灰もなれておかねば。


上から見て、裾野の傾斜がどこも同じになっているか、同じ高さ、幅になっているか、夢中になって平面を作っているとなかなかわからないものです。




P1130024

側面、とりあえず完成。
前瓦の手前のスペースが狭く、難儀します。

P1130026

なぜか完成した写真がないのよ!
稽古炭をいれたところ。

はっきりいって、これでは通風がわるく火はおこらないとおもわれます[E:sad]
ぎちぎちだもんね。

曲線は、、、、むつかしいです。
次回も丸灰、がんばる予定。

お稽古の後はお楽しみの手作りお菓子にて、平花月で一服。

P1130029

うんまぁ〜!![E:heart01]
着せ綿!

これがお家でできるなんて、、、、



P1130030

私があれだけ苦労してほとんど失敗している干琥珀もお手製です。

P1130031

こちらは、おわら風の盆にいかれたひいらぎ様よりおみやげにいただいた富山五郎丸屋の薄氷、「風の盆・編み笠バージョン」です。

(本来は不等辺四角形なのですが、季節によりいろんなバージョンがあるのです。例:

ありがとうございました。

最後に、室町二条・亀廣保さんの小芋(もうすぐ芋名月)と芋の葉。

P1130032

美しい和菓子にかこまれて、季節を感じながらいただく幸せ[E:lovely]
posted by しぇる at 21:38| Comment(10) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。