2011年07月03日

京都市立美術館〜フェルメールからのラブレター展

Vermeer2011flyer_2


京都市立美術館にて先月末からはじまったフェルメール。



今回は3枚が来日です。

はるばるオランダ、USA、アイルランドから。






その寡作(30〜36作といわれる)がゆえに一時忘れ去られ、再発見後はまたもや寡作ゆえ、評価の高いフェルメール。

人気ゆえ、何回も盗難にあい、いまだ見つかっていない作品もあるのです。

まさに17世紀のオランダ絵画黄金時代の頂点にたつ、といっても過言ではありません。








10月までの会期とはいえ、終盤近くなると行列ができるのは目に見えているので、始まるとほぼ同時に行くのが賢いでしょう。


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チケットブースも特別に設けられ、行列ができても良いようにロープが張られています。
市立美術館のフェルメールにかける意気込みが伝わります。

そういえば、2000年、大阪市立美術館にきた「真珠の耳飾の少女」の絵は、厖大な収入を美術館にもたらし、ひいては天王寺公園の青空カラオケ撤退、遊歩道の整備をもたらしたものです。

いまでもその歩道は「フェルメールの小径」と呼ばれているんです。

私もみましたよ、並んで。
どんなレプリカでもまねができない、、、と思ったのはその肌の色の美しさでした。
(「真珠の耳飾の少女」は映画にもなりましたね。スカーレット・ヨハンソンの「少女」への、のりうつりかげんは驚嘆でした。)


作品はヨーロッパとアメリカ東海岸に主にちらばっていて、これを全部見に行くために巡礼旅行する人もいるそうです。
私も何枚かはヨーロッパで見ました。今回の「手紙を読む青衣の女」も見た記憶があります。
(アムステルダム国立美術館)

この絵は最近修復され、修復後の初公開だそうです。

フェルメールブルーといわれる青の衣。

ラピスラズリという石からつくられる高価な絵の具によるものだそうで、これがふんだんに使えた、ということは画家が裕福な環境にあった、と推測されるそうです。
実際、フェルメールの一生は謎が多くわからないことも多いそうです。

手紙を読む女、のテーマではもう一つの黄色い上着を着た窓辺で手紙を読む女の方がポピュラーかもしれない。
こちらはドレスデンにあるそうな。

このモデルと「手紙を書く女」のモデルは同じように見えますね。
フェルメールは一連の、これも印象的な黄色の毛皮付きガウンをきた女性の絵をたくさん残していますが、みんな同じモデルだったのかしら。

またフェルメールといえば、一方に窓があり、そこから差し込む光の中の情景を描いた絵、という印象ですが、これは当時のオランダ絵画のブームだったようです。

同時代の画家の絵をみていると、彼に限らず似たような構図の絵がたくさんあるのです。

同時代の画家の中ではヤン・ステーンがいいですね。
当時の庶民の暮らしが、生き生きと目の前で息づいているような絵が特徴。

また、何点かの絵画のなかに、日本のキモノに似せたガウンが描かれており、出島のオランダ商館を通じてオランダ人が感じた当時(江戸時代)の日本を垣間見ることができ、おもしろいと思いました。
そういえば、日本人が描いた南蛮人の絵、、、、というのはその逆バージョンなんですねえ。
う〜む、おもしろい[E:happy02]

会期は長いので、もう一度みにこようかな。












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さて、帰りはここの横を通って、、、、、

この京都会館、前川國男氏の名建築で、岡崎の、東山麓の、景色に自然になじんで長い間とけこんでいるのですが、これを壊して、景観条例を無視した高さの新しいオペラハウスをたてる計画を京都市は画策しています。
なんとオロカナ、、、、と私は思います。

京都に東京の手法を持ち込んでは100年後に悔いを残すだろうと。

まあ、この話はここではこれくらいにしておきます。

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たちよったのは学生の時からおなじみラ・ヴァチュール


昔は半分がギャラリーになっていて、アート系の学生がよくたむろしていた印象なのですが、数年前改築され、すっかり昔の面影はなくなっていました。
表にでていたシンボルのアンティーク乳母車(ヴァチュール)もなくなっていましたし。

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それでもなんだか懐かしい、南フランスの田舎のカフェ(行ったことないけど、、、[E:coldsweats01])みたいな雰囲気はおしゃれです。


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学生の時、既にあったかどうか不明ですが、ここの名物タルト・タタン。
たっぷりの焼きリンゴがとってもおいしかったですわ。


posted by しぇる at 22:14| Comment(12) | TrackBack(0) | 美術館 | 更新情報をチェックする
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