2011年07月08日

北野散歩〜立本寺の蓮

いきなりタイトルとは関係ないですが、、、、

ない!
吉田の東一条にあった左京区役所がない!

学生の時からお世話になって、京都に移住したときにもここで手続きをした左京区役所がぁ〜、、、

そういえば、松ヶ崎に移転したというお知らせが入っていたような気もする、、、(←早く気づけよ)

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というのではるばるやってきた新しい左京区役所。
なんでこんなへんぴな(松ヶ崎の方、ごめんなさい)場所へ???
五山送り火の妙法の下くらいの場所。
おまけにおもいっきり交通の便悪いし、、、、

と、まあ悪態を(心の中で)つきながら、所用をすまし、さらにその足で北野白梅町あたりで別件をすまし、そういえばこのあたりに北野商店街があったはず、、、とお散歩開始。

上七軒から七本松通りを南下すると、有名なお豆腐屋さん、とようけ屋山本さんの本店が。


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北野天満宮の向かいにある、とようけ茶屋は知っていましたが、本店はここにあったのね。
「とようけ」って一体なんなんだろうと思っていましたが、穀物の恵みをつかさどる神様、豊宇気毘売神からきていたんですねえ。
ほんに京都にはお豆腐の名店があちこちにあります。


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こちらが北野商店街。
七本松と一条通の交差点から斜めに南東に走る道沿いにあり、千本中立売りまで。


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なんだか懐かしい感じの商店街です。
地方の駅前にあるような。

昭和40年代、千本通商店街の賑わいがピークだった頃、この商店街も西陣の台所として賑わったそうです。
今はどこの商店街もそうであるように、往時の面影はありませんが、それでも現役の商店街であることにはかわりありません。


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千本通りとクロスするところでこんな時計台をみつけましたが、由緒不明です。
ビルの1Fは焼き肉かなにかのチェーン店でしたし。



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歩道にはこんなチンチン電車のデザイン。
なんと昔は北野天満宮から、この商店街を横切って京都駅まで行く北野線という市電の路線があったそうです。
昭和36年廃線ということなので、さすがに残念ながら見られなかったですね。

この北野商店街から南下し、白梅町まで戻ろうとした道すがら、、、、



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あらまあ、、、、
お墓もディスカウント、、、、[E:coldsweats01]
(お墓に)入れられる方にしたら、ちょっと苦笑いですねえ。

歩いて行くとなんだか立派なお寺の屋根が目にはいりました。




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具足山・立本寺。
こんなところにあったのか!

日蓮宗のお寺ですが、縁起をみると、移転につぐ移転で長い間さすらったお寺のようです。
ようやく安住の地を得たのは18世紀初頭。


観光寺院ではないので、しかもこの日は暑かったので、人っ子一人いません。
し〜んとした境内は、廃寺のなかにいるようで、、、



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そんな感じでしょ?
これは本堂ではなくて祖師堂ですが。


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え?
豹でもでるの?
もとい、危険な猫さんがいるの?


さて、立本寺といえば蓮の花です。

大きな池に蓮がたくさん咲いている、、、というイメージだったのですが、そうではなくて本堂の前に蓮の鉢がたくさんならべられているのですね。


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参拝に来る方に楽しんでもらうために、いろいろな種類の蓮を各地から、遠くは中国からも集められたそうです。

しばし蓮花をご覧あれ。


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日傘の下でしばしまどろむ貴婦人。

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そのつぼみは合掌の姿。




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もの言いたげな、、、



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傘の下は美人度アップですね。

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蓮の実はじょうろの口。


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これぞ甘露。


しばし擬似極楽浄土体験の後は、百鬼夜行ストリートへ。


北野商店街を西へ行くと一条通にそって大将軍商店街



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一条通はかつて付喪神(つくもがみ)たちの百鬼夜行の通り道であったといわれます。

付喪神はもともとうち捨てられた古道具が化けたモノ、なので、古道具市のたつ北野天満宮近くであることも納得ですね。


この商店街では町おこしの一環として、妖怪ストリートなるものをたちあげました。
各商店の表にはこんな妖怪たちをみることができますよ。


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え〜?
ぬらりひょん(左)は付喪神じゃないと思うけど、、、、



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これは洋品店の付喪神さん。
(洋服が化けているのか?)



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魚屋さん。
魚そのまんまやし。

ようするに別に付喪神にこだわってないようですが、各お店の情熱と努力には頭がさがります。

この商店街をぬけて西大路へ行く道で、あの、先日のブログで紹介した幻の○○酢さんを発見!





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こちらだったんですね。
「小売りおことわり」の看板がでているので、敷居が高いんですが、裏技があるらしく、、、、[E:coldsweats01]


さて、最後はこちら、上七軒、老松さん。
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この季節だけの銘菓、「夏柑糖」をいただきに。

栽培されることの少なくなった夏蜜柑のすっぱさを、寒天に閉じ込めたさっぱりとした名物です。


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一個まるまる一気喰いしてしまいましたわ。
甘酸相和、いとおいし[E:heart01]


posted by しぇる at 21:43| Comment(20) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年07月06日

天得院・桔梗/両足院・半夏生

明日は(太陽暦)七夕ですね。

上七軒の老松さんでこんなお干菓子を手に入れました。

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その名も「きらきら星」。
摺干琥珀、そのねっとり感がおいしいお干菓子です。


さて、都のお寺に季節の花をもとめて、、、、

<東福寺・天得院>

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東福寺の境内にはいろいろな季節の花が咲き競っています。

これはこの季節に鮮やかなオレンジ色のヒメヒオウギスイセン。
洋名モントブレチアの方が簡単ですね。

私は長い間、これが祇園祭に欠かせない花、ヒオウギだと誤解しておりました。
まぎらわしい名前ですし。

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東福寺の塔頭、天得院です。
東福寺保育園でもあります。

こちらは桃山時代の庭園に大切に育てられている桔梗が有名で、この季節だけ公開、ライトアップされます。

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桔梗のお庭はこんな感じ。
まだ少し、盛りには早いようでした。

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紫、薄紫、白、、、

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桔梗は律儀な花です。
以前の家の庭に植えていたときは、全然手入れしなかったのに、季節がくると必ず芽を出し、花を咲かせ、年々大株になってゆきました。

まあ、こちらのお庭のはきちんと心をこめてお手入れされていると思います。
まわりの杉苔も美しいです。

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参拝者にはこんな団扇がいただけます。

この天得院を再興したお坊さんが、あの方広寺の鐘事件の問題となった「国家安康 君臣豊楽」の文句を選んだそうです。
そのため徳川の怒りを買って、寺は壊されたが後再興、、とあります。
しかし、この文句、どうみても家康、豊臣のアナグラムですよねえ。
悪気はなかったんでしょうが。


さて、あたりは暗くなって、いよいよライトアップです。




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こんな由緒あるお寺を夜拝見できる、、というのはとてもありがたい。

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派手さはないけれど、可憐に美しい桔梗の姿をしっかり目にやきつけました。
今はなき(?)昔の家の桔梗を思い出しながら。

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さて、東福寺はけっこう広いお寺です。
ところどころ普通の民家との境がまぎらわしいところもあります。


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他の塔頭がもう門を閉ざしている時間に、人気のない暗い境内を歩くのもなかなかできる経験ではありません。
乙なものですなあ。


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暗くてわかりませんね。
でもこれは紅葉で有名な通天橋を向かい合う臥雲橋から見た景色。



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臥雲橋のおわり、その先にはあいまいな青い闇が。

映画「スリーピーホロウ」の首無しの騎士の幽霊が出た橋を連想させて、なにやらぞくぞく。

でも少し歩くともう下世話な大通りなんですよね。
これが京都ですねえ。


<建仁寺・両足院>

こよみの雑節のなかに「半夏生(はんげしょう)」というのがあります。
かつて夏至から数えて11日目の日だったそうで、現代の暦ではだいたい7月2日あたりになるとか。

ちょうどその頃、うつくしい白い葉をみせるのが植物の半夏生。

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建仁寺塔頭両足院はその半夏生が今盛りで、特別公開中です。




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中へ入ってみると、、、、まあ、こんなにたくさんの半夏生ははじめてです。
池をとりかこむように。

向こうに見えるのは茶室の臨池亭、水月亭(如庵写し)。

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茶室までの高低差のある道をゆけば、景色は半夏生を中心に移り変わってゆきます。




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まるで波のようにおしよせてきますね。

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なんともかわった斑入りの葉っぱです。
うすくおしろいをはたいたように見えるので、半化粧とも。

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しかも裏は白くありません。
なので、さらなる別名カタシロクサ(片白草)もむべなるかな。


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たどりついたお茶室、臨池亭ではお抹茶を一服よばれます。

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お菓子は両足院の印「星月紋」の薯蕷。

お茶をたててくださっていたのは扶桑織部流の方々でした。

こちらも初めて聞く流派です。
「へうげもの」の古田織部の流れをくむ流派としては、関東の式正織部流というのがあるそうですが、扶桑織部は京都が本拠地だそうです。

たしかに武家点前なので、帛紗は右吊り。


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茶碗や道具を下に直におくことをきらって、扶桑盆(棗、茶碗がのっている盆)や、お茶碗には天目台を平べったくしたような台がついてきました。

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こんな茶巾をのせる専用の台まであるのです。

ほんとうに茶道の流派は無数に近くて、最近になってあちこちの流派を意識してみるようにしていますが、千家の点前しか知らなかった自分は井の中の蛙であったとつくづく思います。
その元をたどって、ほんとうに知りたいのは利休さんがしていたお点前はどんなんだったのかなあ、、、ということ。

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ここの庭には半夏生だけでなく、クチナシも満開で芳香をただよわせていました。

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こちらはギボウシ。

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方丈の竹も、こうしてみると実に絵になります。

さて、建仁寺は祇園のただ中、あたりには祇園祭の雰囲気が色濃くただよいはじめました。

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突如、久しぶりに鍵善のくづきりが食べたくなってお店に入りましたが、、、、

すごい行列であきらめました。
そうか、ここは観光地のど真ん中でしたわねえ[E:catface]
posted by しぇる at 23:23| Comment(16) | TrackBack(0) | 京都めぐり1 | 更新情報をチェックする

2011年07月05日

おうちで楽しむプチ・グルメ

とりいれたばかりの洗濯物です。(ほとんどタオルでお見苦しいものはまじってません)

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なにげに、洗濯物になじんでいるモノが、、、、

なんで洗ったばかりのものに毛をくっつけるかなあ、、、[E:sad]


それはさておき、一人の食事の時はちょっと自分好みのデリカですますのもいいかな、と以前から是非トライしたかったコンビネーションを。

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熊野神社を少し西に行ったところにあるLINDENBAUMさん。

数年前まではレストランのシェフをされていたオーナーが、レストランをたたんでまでこだわった、というソーセージ・ハム・テリーヌなどがメインのフランス・ドイツ風惣菜のテイクアウトショップです。

こういうお店をシャルキュトリーというのだそう。(肉を原料とした加工食品、という意味らしい)

前に来たときは、やさしそうなオーナーさん自らがおられて、その時テイクアウトしたシュークルト(ザウアークラウト)がとってもおいしかったのです。

なので、このシュークルトと、500円でおとくな、ぜいたくサラダを購入。

次にむかいましたのがこちら。

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岡崎神社ちかくのドイツパンのお店、ベッカライ・ペルケオ・アルトハイデルベルグ
こちらは小さいドイツパン(ブロートヒェン)をよく愛用しております。

ドイツのパン職人マイスターの称号をもつオーナーさんが,今年からやはりマイスターのドイツ人のご主人とおふたりでされておられるお店。

アルザス地方(歴史的にときにドイツ、ときにフランス)のシュークルトにここのドイツパンは合うに違いない。
と、いちどやってみたかったコンビネーションのお家ランチ、実現しました。



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少し酸味がきいて堅めのドイツパン、やっぱり大好きなシュークルトによく合います。
これにワインかビールでもあれば完璧!

シュークルトにはソーセージ(ブルスト)やハムのでっかいかたまりがゴロゴロはいっているので、意外やこれだけでもうお腹いっぱいになり、手前の贅沢サラダ(これもハム、テリーヌがいっぱい)は翌日に繰り越しになりました。

満足[E:happy02]






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で、お次はなんだかわかりますか?

冷凍した山椒の実なのです。

一昨年は自分で1パック買って、ひとりでせっせと山椒の実の柄を取り除いて下ごしらえ→冷凍処理したのですが、これがまたえらいしんきくさい作業で、、、、
たかが1パックのはずなのに,柄をとってもとっても際限なくて、終わりがないのかと思うくらい。

これは数人でおしゃべりしながらするのがいいなあ、、、ということで京町家・風の会の活動の中の一つ、「おぞよの会」で毎年やってはる実山椒の処理におさそいいただきました。

ところが日程があわず、、、、
で、他の方が汗水垂らして(?)処理して下さった山椒を労せずして分けていただく、というラッキ〜な恐縮な仕儀にあいなりました。

夢風庵様他、みなさまの山椒との格闘のようすはこちら!
その節はありがとうございました〜。

以前、この山椒をたっぷりいれてつくった昆布の佃煮がすごくおいしかったので、材料がそろい次第また作ろうっと!



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このど〜ん!とひかえし大物は、幻(?)の○○酢。

おすそわけでいただいていた、この洛中で作られているお酢は、ほんまにまろやかで、そのままでも飲めるお酢なんです。
実際はお水で少し薄めて飲みますが、大好きな酢昆布の味わい[E:lovely]

京都のお酢、といえば○鳥酢が有名で、料亭でもよく使われていますが、あちらはすきっと少し辛口。
どちらがおいしいかは好みによると思われます。

この○○酢は大量生産されていないので、ひところはネットでも買えていたのが今では一切入手できなくなったそうです。
また直に買いにいってもなかなかハードルが高い、、、といううわさ。(以詳はおしかけられると困る、、、とのことでナイショです)


あまね様に頂戴しました。
ありがと〜!ありがと〜![E:happy02]
こんなにたくさんの○○酢、夢のようだわ!
posted by しぇる at 21:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 京のグルメ | 更新情報をチェックする
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