2011年07月15日

宵々々山2011

早くももう宵々々山です。
なのにすでにすごい人です。


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まだ明るい内に鉾町巡り開始。

むかしは宵山しかなかったそうですが、私が学生の頃、宵々山が始められたばかりだったというような記憶が。
それがいつのまにか宵々々山まで!

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やはりこのコンチキチンを聞かなくてはね。

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う〜ん、20数年ぶり!

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鉾町は着物問屋さんが集まる室町あたりが中心になります。
室町の旦那衆といえばかつては洛中の文化経済を牛耳っていた方々。
着物業界の斜陽にともなって、かつてほどではないにしろ祇園祭の役員さんの姿にその名残をみるようです。


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このあたりは日ごろ良く歩き回ったり自転車で疾走しているエリアなんですが、今日は日ごろの姿を想像できないほど、祭色に染まっています。

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宵山(宵々々山はややこしいので以下略)の一番の楽しみは細い小路をそぞろ歩いて、山鉾や会所飾りを見て歩くこと。

この時、地図はないほうが楽しい。
小路の角を曲がったとき、思いがけず駒形提灯をみつけるとうれしくなります。
あ、右にも左にも山鉾が、、、どっちへいこうかな、、、


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しかし、食べ物系の屋台が増えたこと。
これが渋滞の原因にもなっているもよう。

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なるほど。
こういう御朱印帳があると、むきになってコンプリートしたくなってしまいますね。

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山伏山のお飾所では茅輪くぐりを。


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お飾所は風情のある町家であったり、マンションやビルの一室だったり。

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参拝者はそれぞれの山の厄除け粽やお守り、オリジナル手ぬぐいなどをおもとめです。

厄除け粽は1年間、玄関に飾るわけですから、どこのをチョイスするか、これは問題です。

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しかし、動く美術館とはよくいったものだ。

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鉾町の玄関飾りも情緒があります。

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このすごくりっぱな町家自体にもひかれるなあ。


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屏風祭も楽しみですが、私はこの大量の赤穂緞通に目が[E:heart01]

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お会所のもう一つの楽しみは、子どもたちの

♪厄よけのお守りはこれより出ます ご信心の御方様は
受けてお帰りなされましょう ろうそく一丁献じられましょう
ろうそく一丁どうですか~

、、、のかわいい歌ですよね。
これを聞かないと、宵山に来た気がしません。


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ちょっと小路の迷路にはいりこむのもまた一興。

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ありゃ?
これは御池ゼストあたりで見たことがあるような、、、、

帯問屋誉田屋さんの前にて。
作者は青蓮院の襖絵も描いた木村英輝氏。





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時代とともに町の景色はずいぶんかわったところもあれば、ずっとかわらないところもあります。


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こちら黒主山。
近年新調された後掛の飛龍文様錦入刺繍の説明をしてくださる役員さん。


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いずれも鉾町の財力と見識の高さにうなってしまふ。

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新町通りにある北観音山。
この通りは宵山の間、四条から北上のみの一方通行なので、ご注意を。


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ひときわ立派な屏風祭されているお家、,,と思ってよく見ると、おお、何度かお邪魔したことのある吉田家ではありませんか。

表の格子戸をすべてとっぱらってあるので、全く雰囲気が変わっています。


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奥の間では、吉田家のご当主、かつ山鉾連合会理事長の吉田孝次郎さんを囲んでなにかの会がおこなわれているもよう。
いいなあ〜、うらやましいなあ〜。

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こちらの屏風飾りも屏風よりもお宅のすばらしさと、赤穂緞通に目が釘付け。


P1010493西洞院の蟷螂山は学生の時に新たに復活したことで話題になりました。
今は昔のはなし、現在ではすっかり常連さんの風格があります。

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四条通の鉾の辻。


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こちらは太子山、山鉾の最西端になります。


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この太子山の前にあるのが、こちらも何度かお邪魔した秦家住宅
ご当主のめぐみさんが、宵山のにぎわいも、太子山あたりにくるとややおちついて、昔ながらの祭の雰囲気がただよっている、と以前おっしゃっておられました。

ほんにそのとおりで、山鉾の前に木の長椅子がいくつもならべられ、ご近所のかたとおぼしき方々がのんびり夕涼みをされていました。
代々鉾町で生まれ育って、親から子へ、子から孫へ受け継がれていく、、、っていいなあ。
これもうらやましいなあ。


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勇壮な船鉾。
昔、まだ小さかった子どもたちと登ったのは、この船鉾でしたねえ。


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こちらもかわいい厄除粽売りさん。

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この綾傘鉾の真ん前に、杉本家とおなじくらい立派な町家の大店があったんです。
そこの二階に友人が下宿しており、われわれは「綾小路の家」と呼んでいました。
宵山の時には集まって、ビールをのみながら綾傘鉾を見下ろして夜通しさわいだ思い出があります。

30年以上も前のお話しです。
もしかして残っていやしないか、、、と思いましたが。
残念ながらご多分に漏れず、ビルにかわっていました。

あのころは鉾町にももっとたくさんの町家が残っていて、今以上の風情を添えていたような気がします。

かわったことも多いように思いますが、当時よりはるか昔から、祇園祭はあったのだし、これからもずっと続いていくのだろうし、時代とともに祇園祭自体、姿形を変えてきたのだし、私が共有、知り得るのは、そのわずか数十年の間だけ、のことです。

その数十年、祇園祭があることに感謝しつつ、元気な限りは楽しませていただきますわ。


posted by しぇる at 00:22| Comment(10) | TrackBack(0) | 祇園祭2011 | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

お迎え提灯〜神輿洗式

10日、鉾立てを始めた鉾町もある京都です。

暑い、、、、、


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あまりの暑さに家の中で、猫が行き倒れています。

あ、、、、プリさんのむこうに、、、、

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う〜む、、、そこは少しは涼しいのか?

ちなみに家中で一番暑い奥の和室に温度計をおいてみました。
(しめきりで、平屋部分、黒い雨戸なので)

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うわあ〜、、、、36度、、って体温やん。
おいといたらもっと上がりそうだったので、こわくてやめました。

まあ、そんな暑い日中をこえ、少しは涼しくなるかな、という思惑を軽く裏切ってくれた夕暮れ。

こんな場所におりました。

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八坂神社の石段下です。

祇園祭、この日の行事はお迎え提灯、引き続いて神輿洗式。

ご存じのように祇園祭は7月まるまる一ヶ月かけるお祭りなので、毎日なにかしら行事があるのです。
そこは勤め人のつらさ、曜日によっては全然行けない行事もあるわけで、行けるときにはがんばっていっておこう!と。

だから祇園祭行事をコンプリートさせるのは数年かかりそうね。

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さあ、西の方からお迎え提灯の行列が帰ってきました。

神様が御旅所にいかはるには三基の神輿でいかはるんですが、そのうちの一基、中御座の神輿を四条大橋の上で鴨川の水で清める、、、というのが神輿洗式。
そのお迎えにくるのがお迎え提灯です。


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いやがうえにも祭ムードをもりあげるコンチキチンのお囃子、今年の担当は放下鉾。

このお迎え提灯はもっと早い時間に八坂神社をでて、鉾町を練り歩き、市役所前で各地の郷土芸能を披露しているはずです。



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これはその中の小町踊りのおじょうちゃんたちでしょうか。
(なにぶん遠景でスミマセン)


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これは一度は見てみたい子鷺踊の子どもたち。

(津和野町の解説より)
もとは京都の八坂神社祗園会で行われていたもので、京都から山口、山口から津和野へと伝えられました。天文末期より漸次衰え、坂崎出羽守に至って一時中断しましたが、亀井氏の入城と共に諸式の復興に努めました。三代茲政に至り寛永20(1642)年、人を派して京都祗園会の鷺舞を伝授させ、翌年正保元年の祗園祭から鷺舞を復興させ現在まで継承されています。


はるばる島根へ行って、京都へ里帰りした芸能のようです。
島根の鷺踊りの方が有名ですけどね。

その他、馬に乗ったりりしい少年の馬長稚児の姿もみましたよ。
(写真全然うまくとれてない、、、でしたが)


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日も暮れて、薄暗くなったころ、役員さんたちが石段を登ってゆきます。

そのあとに中御座神輿をかつぐ四若の若者(一部おぢさん)たち。

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中空では上弦の月もゆれています。

あとからおいかけて神社の境内にはいりましたが、すでに中御座はかつぎだされたあとのもよう。

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東御座、西御座がのこってはります。
これにはまだ神様はのっておられません。

17日の山鉾巡行のあとの夕暮れ、神幸祭の前におこなわれる御霊遷しで初めておのりになるんです。

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四条通に出た、神輿を先導し道を祓い清める大松明。

中御座神輿が四条大橋にたどり着くまで、ちょっと追いかけてみましょう。


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同じ事をみんな考えていると見え、四条通の歩道はすごい人です。
(車道には神輿関係者しか出られない)
「ホイトホイト!」のかけ声は沿道からもわきあがります。

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かつぐ人もたいへんだな、この暑さの中では、、。

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四条大橋の中ほど、北側で神輿洗いの神事はおこなわれているので、南側から行った私たちにはさっぱりなにをしているかは見えませんでしたが[E:coldsweats01]

この橋の南側の半分の道は、バスだけは通れると見えて、神事とのあいだを時折○番のバス、△番のバス、、というふうに通り過ぎます。またおもしろいもんですね。その乗客になってみたい。




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神事が終わり、御神輿がお帰りになった後、撮ってみました。

午前中、この注連縄の間から、神職の手によって鴨川の水=神輿お清めの水はくみ上げられ、仲源寺(めやみ地蔵尊)に一時保管されるそうです。

中御座神輿が神社に帰った後も、行事があるようですが、さすがに翌日の仕事のことを考え、そのまま帰途につきました。
祇園祭はまだまだ長い。


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学生の頃は、多くの観光客がそうであるように、祇園祭といえば山鉾巡行と宵山と思っていました。

その後、おりにふれ祇園祭のことを知れば知るほど、なにかとんでもなく厖大で、底なしの深いお祭りであると思うようになりました。
参加した行事について、後で調べてこうして書き記すのも、半分は自分の勉強だと思っています。

まあ、リタイヤしたら、朝から晩まで祇園祭にはりつけるかしら。
いやいや、そのころには体力の方がいまいちかも、、、[E:coldsweats01]
posted by しぇる at 20:00| Comment(16) | TrackBack(0) | 祇園祭2011 | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

高台寺・傘亭でお茶を

暑いです。
京都だけじゃあないんでしょうね。


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ノウゼンカズラはこの暑さにもまけず元気そうです。



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円山公園。
東山も暑さに煮えていそうです。

あら、でもこの階段を登ると、小高くなるためか、すこし涼しい。

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ここは高台寺。

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こちらには吉野太夫を身請けした灰屋紹益の愛したといわれるお茶室、遺芳庵があります。
明治時代の移築とか。
どういういきさつでここにきたのか、不明。

この大きな窓が、吉野窓といわれる窓。
吉野棚という、茶席で使われる棚には、この窓の意匠がいかされています。



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お向かいの茶室、鬼瓦席の前では、この暑い中、お庭のお手入れのかたが、、、
ご苦労様です。

それでも方丈の中は涼しい風がとおります。

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あら、ここから霊山観音が見えるのね。

いつも来るときはライトアップの時で、夜だったから気づかなかった。


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見えにくいですが、お庭にはネジ花がたくさん咲いていました。

御霊屋を通りすぎて、どんどん登ります。

一番高いところにあるのが、重要文化財の傘亭と時雨亭。

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時雨亭の二階を見上げたところ。

土間廊下でつながれている傘亭、時雨亭は、伏見城の遺構を移築したとか、利休のデザインであるといわれますが、ほんとうのところ、確証はないようです。


それでも、ねねさん(のちの高台院)と秀吉がふたりだけのプライベートをここですごした、と想像した方が楽しいですよね。


ふだんこちらは外からしかのぞけないのですが、今回の震災の被災者チャリティーとして、現在中に入ってお茶をいただくことができます。(〜7月18日まで)


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時雨亭の一階は待合いになっています。


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土間廊下をわたって、傘亭の中へ。

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傘亭の名の通り、傘の骨組みを内から見るような屋根の竹・葭組みです。
ここまでは普段でも外からのぞけますが、中の間に座ることができたのは感激です。



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右手の竹の跳ね上げ戸の向こうは、伏見城では池だった、ということになっており、池で水遊びした後、太閤さんが舟をつけて傘亭にはいり、ねねさんとお茶を楽しんだ、、、、というイメージ。


左手の奥にはかまどもみえています。



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お菓子は千成瓢箪の薯蕷。

ここではお点前をしたのではなく、奥のかまどでどなたかが(利休さんだとさらに面白い)点てたお茶を楽しんだようです。

一段高くなっている場所に秀吉がすわったであろう、といわれていますが、この日は「太閤出陣図」の軸がかかり、太閤の馬印、千成瓢箪の置物、堆朱の天目台にのった天目茶碗が飾られていました。

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われわれへのお茶も、天目台に載った天目茶碗なので、すっかり太閤気分(?)



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傘の部分は何度も張り替えたでしょうが、この木製の部分は当時のままだそうで、ちょっとなでてみて、往時を想像するもまた楽し。

建物の傷みがはげしいので、こういう特別な時しか中へは入れませんが、昔はこちらで実際お茶会をされたこともあったそうです。
それにしても貴重な体験をさせていただきました。

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傘亭を出ての帰り道、市内をみおろすこの竹林は、下界の暑さがうそのような涼しさでしたよ。


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おお、そういえば、この日偶然にも私が持っていた扇子は瓢箪でしたわ。(by 宮脇売扇庵)


下界に降りると、、、、やっぱりあち〜〜[E:shock]

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なので、高台寺都路里で、こんなものを、、、、

これがまたでかいかき氷で、さすがの私も完食できず半分でギブアップ。

その足で祇園さんまで。



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能舞台で、アルバイトとおぼしき若者が傘に造花を取り付けているところをみかけました。
祇園祭グッズとは思いましたが、「これ、なににするん?」とたずねたところ、「さあ???」

おいおい、、、、、

思うにお迎え提灯(7月10日)の時に使う傘の飾りかと。
左手の黒いタイヤのような物はみんな提灯でしたし。

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私の中の、祇園祭ムードももりあがってきましたよ〜。


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さて、この日わざわざこちらへ来たのは、、、、


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これこれ。

移住前から、京都に引っ越したら是非手に入れよう、と思っていた祇園守(白い木槿)の苗。
茶花としてもこの季節、とても涼しげだし。


問題は、、、、ちゃんと育てられるかどうか、、、なんですが[E:coldsweats01]


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地植えにすべきか鉢植えにすべきか、、、それが問題にて候。(←アニメ「へうげもの」風に)
posted by しぇる at 22:14| Comment(5) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | 更新情報をチェックする
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