2011年05月30日

(とりいそぎ?)茶室開き

実家から両親がでてきましたので、母からもらった茶道具のお披露目もかねて、プチ茶会でもてなそうと思いました。

当日はお昼頃わが家へ到着予定なので、午前中化粧もせずだらだらしておりましたら、いきなり「もうすぐそこに来ている。」と電話が。

ええ〜?!
まだお菓子も用意しとらんよ〜[E:coldsweats02]

P1100926

とりあえず、玄関はこんな花でお迎えして、雨の中、一番近くの上生菓子屋さん、平安殿さんへ走る。


道具一式は前日に用意していたので、なんとかセーフ。

雪の日にいきなりある茶人宅を尋ねたら、急な来訪にもかかわらず、茶の湯の即妙のもてなしをしたことに利休が感心した逸話を思い出します。
まあ、これは続きのオチがあるのですが、いつでももてなしができるように、釜の湯は絶やさぬこと、、はかつて茶人の当然のたしなみだったのでしょう。
現代生活でそれは無理にしても、ちょっと心得がたりませんでしたわね。(もっと早起きすべきだったわ)




P1110025

前日の水屋。

やっと水屋のこまごました道具もそろってきて、「らしく」なってきました。
それにしても本などで理解していたつもりでも、実際やるとなると本当に大変。
勉強しないといけないことが山ほどあるんです。

軸のかけ方、しまい方(あの紐のかけ方がねえ、、、)ひとつとっても中途半端でわかってなかったです。
実際体と手を動かさないとわからないことがどれだけあることか。

道具を清めて、部屋を掃除して清めて、花をあしらい、菓子を手配する。
昔は火を熾すことも、軸をかけることも日常生活の一部だったはず。

「茶道とは人間生活全体と密接にむすびついた生活様式そのもの」と、その著書、「わびの茶道」のなかで久松真一先生が書いておられた言葉の意味を身を以て理解したような気がしました。


”狭隘なるささやかな住居の中で、宗教的にも、道徳的にも、礼儀作法的にも、芸術的にも、食事から掃除に至るまでも、良く洗練された文化的生活”なのです。”(「わびの茶道」より)

禅僧の作務もまた然り。
house choreをこなすこともまた修行。



P1110026

濃茶と続き薄でもてなすことに。

あ、風炉は今はまだ電熱ね[E:coldsweats01]

点てる方も洋服で、足が悪い母のために少々作法とちがう仕儀にあいなりましたが、それでもこの茶室で初めて茶で、人をもてなしました。
なので、一応記念すべき「茶室開き」なのです。



P1110027

軸は久松真一(抱石)の「松老雲閑(まつおいてくもしずか)」。
臨済録から。
「曠然自適(こうねんとしてじてきす)」と続きます。

両親の老境、かくあれと。

花は原種に近い小振りのテッセン。(三条京阪のお花屋さんでもとめました。けっこう茶花に使える花材おいています)

P1010361

お菓子は「水牡丹」(平安殿)。

いずれも母が使っていた茶道具でもてなすことができてよかった、と思います。

パソコンに今日の記念すべき初茶会の茶会記を記録していれました。
「しぇる屋会記(?)」がこれからどんどん増えていきますように。

それにしても、お茶の道は険しいのう、、、、
posted by しぇる at 21:35| Comment(32) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

またまた灰型(悪戦苦闘中)

季節毎にちがう表情をみせてくれる岡崎疏水の風景です。

P1100943_2

緑がすっかり濃くなってきました。
「木下闇(こしたやみ)」は6月の季語だそうですが、まさしくそんな感じ。

市立美術館前をバスで通って、「え?あれ何?」と思ったのがこちら。
P1100947

この白い雪が積もったようなこの木は?

P1100945

うわあ、、、これ山法師(ヤマボウシ)だったんだ!

こんなにびっしり花をさかせているのを見るのは初めて。

宝塚の庭に植えていた、10数年のあいだに合計で10輪も咲かなかった山法師を思い出してしまいました。
なんであんなに咲かなかったのか不明ですが、こんなに咲いているのもめったにないですよね。

ここに山法師があったなんて、咲いてみなければわからなかった。
また、新しい見所ポイントを発見。

それはさておき、風炉の灰型、淡○会の1日講習は受けたものの、自分一人でやろうとすると細かいところが全然わからなくて、ちょっとなげだしておりました。

そんな折、いつもコメントをくださる、ひいらぎ様がご紹介くださり、某所にて灰型の練習をさせていただけることに。


ひいらぎ様とは初対面でしたが、ブログでのおつきあいは長いので、全然初めてお話しする、という気がしませんでしたの。
いつものことながら、不思議ですね。

二文字押し切りをマンツーマンでご指導は受けたものの、やはりなかなか思うようにはいきませんねえ。
灰匙が悪い!、、、、と灰匙のせいにしてゴメン。[E:coldsweats01]


灰をさわっているときは、ほんとうに集中、です。

こてこて細かいところを直しているとかえってでこぼこになりますし、失敗したら直そうと思わずに,灰を崩してやり直した方がいいみたい。

私が悪戦苦闘しているなか、ふとお隣をみると、ひいらぎ様、手早く美しい。さすが〜。


それでも今回、わたくし五徳のまわりの作り方がやっとのみこめました。(理屈はね。実際は上手にはできません、、、)


P1100953

手前の五徳の爪まわり。(うぎゃ〜、なんてひどいでこぼこなんだ1)






P1100952

向こうの爪のまわり。

で、なんとか1回目作品がこちら。

P1100950

これを見て、私の方がまし、と自信を持たれた方も多いことでしょう。
まあ、これが原点、ということで、今後さらに毎回改善されていく様子をブログでアップする予定。
(ウソです。多分、あまり上手になるような気がしない、、、、)

ただ練習あるのみ、というのはどんな技能にもいえることですが、10年たってもこんなもんかもしれないわ。
丁寧なご指導にもかかわらず、やはり才能ってやつがねえ。

でも灰をさわっているときは、無心の境地、やはりこれも修行なんだ。

それにしても先生の灰型の美しいこと、、、、ほ〜[E:lovely]


1時間半ほど悪戦苦闘したあとは、交代でお茶をたてて一服。
先生の心づくしのお手製きんとんです。





P1100955

しっかりつくね芋の味がして、見た目だけでなく、お味もプロ級で、もう感激でした。

真剣に日常からお茶に関わっておられる方のお話を聞いたり、ご一緒させていただくことはとても励みになります。
なにより茶の湯という共通言語で語れることはとても楽しい。

なので、引っ越しをいいわけにさぼっていた、自宅での灰型練習、また始めようっと。
お点前のお稽古もね。

ひいらぎ様から、ご自宅であまっていた、と天目台、茶通箱もいただいたことですし。
(ありがとうございました)


P1100958

いままでは、天目台の代わりに茶托、茶通箱の代わりに紙箱を使っていましたので、これでお稽古も力がはいろうってもんです。
posted by しぇる at 21:20| Comment(8) | TrackBack(0) | お茶と着物・2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

村田 森さんのうつわ

まだお若いのですが、京都の北区雲ヶ畑に窯をもたれている村田 森(しん)さんのうつわ、人気です。

特に料理屋さんは、よく村田さんのうつわを買われるそうです。
なぜなら、それは見た目のかっこよさや、斬新さねらいではなくて、お料理が映えるように、おいしそうにみえるように、というコンセプトで作られたうつわだからでしょうか。

私も何枚かお皿や向付を持っています。(まあ、のせるお料理は○△×、、、ですが)

うつわのお店でいいなあ、と思って手に取ると村田さんのものだったりして、ばらばら個別にもとめたのですが、彼の個展が大阪のうつわギャラリーであると聞いて、これはまとまって選べる良いチャンス、とばかりでかけてきました。

P1100929
本町にある和の器のショップ&ギャラリー、Meet dishさん。

こぢんまりとしたギャラリーながら、村田さんのうつわをこんなにいっぺんに見たのは初めて。

ウハウハ気分で(vivasan様がのりうつった)手に取ったり、遠くから眺めたり、ひっくり返したり、、、、

なぜにこう、村田さんの器に惹かれるかというと、たぶんクラシックだから。

一見アンティークにみえる染付、ほっこりあたたかい李朝のものかと思わせる白磁など。

もともと染付や白磁が好きな上に、本物のアンティークに比べるとまだお手頃な価格で入手でき、ゆえにおしげなく日常使いに出来、その上、自分の○△×なお料理でもおいしそうにみえるのですもの[E:coldsweats01]


いろいろな古典の写しをよくされていますが、最近では染付が多いようです。
李朝写しの小さな化粧道具なども作られているので、白磁も多いですね。
そういえば先日うかがった、じき宮ざわさんでも村田さんの陰刻白磁のお皿、でてきましたし。

さて、一番目について、おうちに持って帰ろう、と思ったのはこちら。

P1100930

染付の花器。(とっくりぢゃありませんよ)

ちなみにバックの絵はこれも村田さんのもの。

P1100931

後ろのお花を借景に。
花をいれるとこんな感じかな。

ただ、この作品は個展のなかでも「華」なので、会期がおわるまでギャラリーにお貸しすることに。

P1100938

こちら染付のミニミニ枡。

紅花を生けてみました。

そして、、、、


P1100940

こちらは陽刻白磁のフルーツ皿。

せめて2枚はほしかったんですが、人気だったらしく、これが最後の1枚!

また村田 森コレクション、増えました。
せっせと○△×な料理を作ってのせさせていただきましょう。
posted by しぇる at 22:40| Comment(8) | TrackBack(0) | 日々の道具・器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。